良いお天気が続きますね~
今日は、トレーナーででかけたんやけど、めっちゃ暑かった!
でも、このお天気も、3日、4日はビミョウとか・・・
私が、祭りに行こうと思ったら雨やったりするん~?
そういや、昨年の長刀祭りはしっかり雨やったもんね・・・
さて、そんな良い天気の昨日、
合併で長浜市になった、虎姫まで行ってきました。
一級河川の高時川は姉川と合流し、姉川として琵琶湖に流れます。
その合流地点の500mほど上流に、田川という河川と、
高時川が交差しているところがあります。
川の上を、川が渡るという、珍しいところなんです。
高時川と姉川の合流地点。
もともとは、3つの川が合流したので、
このへんは、何度も洪水を繰り返したんやそうです。
先人の知恵と努力によって、田川だけを合流させず、
「田川カルバート」によって、単独で琵琶湖に流れるようにしたんですね。
これが、田川カルバート。
下を流れる田川の上を、左から右へ、高時川が流れます。
滋賀県は、天井川が全国的にも多い地域です。
川の下を、道路や鉄道が通ってるところがありますね。
姉川、高時川も、天井川なんですね。
どちらも、水源に禿げ山があって多量の土砂が流出し、
年々、川床が上がっていったんやそうです。
それに比べて小規模な田川は勾配がゆるく、
大きな川の流れに負けてしまうので、
3川の合流地点は、いつも水がたまり、ひとたび大雨が降ると、
姉川、高時川の水が田川に逆流し、大洪水を起こしたそうです。
この水害を防ぐために、尽力したのが彦根藩主だった井伊直弼。
でも、なかなかうまくいかなかったらしい。
困った地元の人たちが治水を学び、田川に、
「逆流防止水門」を設置し、田川を分水して、
高時川の下を「伏越樋(ふせこしひ)」で通し、
新川として直接、琵琶湖に流す計画を立てます。
おりしも、直弼が大老になったので、
北国街道を通る大名の通行にも支障があると、
特別に許可をもらったらしい。
「伏越樋」といのがカルバートのことらしいです。
虎姫の図書館前にあった、「逆流防止水門」の模型。
当時、作られた模型がそのまま残ってるんやって。
しかし、木製の水門は、朽ちるのが早く、
姉川、高時川の川床も、益々、上昇してしまい、
少しの間しか活躍しなかったようです。
明治に入って、カルバートは新しく作られます。
知事の松田荘助がかなり財産をつぎ込んだようですが、
1/3は、地元の虎姫四ヶ村が持つことになり、
人々は家財道具を売って、費用にあてたとか・・・
昨年行った、西野水道と同じですね~
現在のカルバートは、昭和30年代の水害をうけて、
昭和41年に完成した、鉄筋コンクリート2連ボックス型。
これも50年を過ぎていることから、
平成の田川改修を、調査検討されているようです。
川の上を川が流れる、珍しいカタチは、
先人の知恵と努力のたまものですね。
カルバートが、現在も、周辺地域の人々の、
暮らしを守っているんですね~~
今日は、トレーナーででかけたんやけど、めっちゃ暑かった!
でも、このお天気も、3日、4日はビミョウとか・・・
私が、祭りに行こうと思ったら雨やったりするん~?
そういや、昨年の長刀祭りはしっかり雨やったもんね・・・
さて、そんな良い天気の昨日、
合併で長浜市になった、虎姫まで行ってきました。
一級河川の高時川は姉川と合流し、姉川として琵琶湖に流れます。
その合流地点の500mほど上流に、田川という河川と、
高時川が交差しているところがあります。
川の上を、川が渡るという、珍しいところなんです。
高時川と姉川の合流地点。
もともとは、3つの川が合流したので、
このへんは、何度も洪水を繰り返したんやそうです。
先人の知恵と努力によって、田川だけを合流させず、
「田川カルバート」によって、単独で琵琶湖に流れるようにしたんですね。
これが、田川カルバート。
下を流れる田川の上を、左から右へ、高時川が流れます。
滋賀県は、天井川が全国的にも多い地域です。
川の下を、道路や鉄道が通ってるところがありますね。
姉川、高時川も、天井川なんですね。
どちらも、水源に禿げ山があって多量の土砂が流出し、
年々、川床が上がっていったんやそうです。
それに比べて小規模な田川は勾配がゆるく、
大きな川の流れに負けてしまうので、
3川の合流地点は、いつも水がたまり、ひとたび大雨が降ると、
姉川、高時川の水が田川に逆流し、大洪水を起こしたそうです。
この水害を防ぐために、尽力したのが彦根藩主だった井伊直弼。
でも、なかなかうまくいかなかったらしい。
困った地元の人たちが治水を学び、田川に、
「逆流防止水門」を設置し、田川を分水して、
高時川の下を「伏越樋(ふせこしひ)」で通し、
新川として直接、琵琶湖に流す計画を立てます。
おりしも、直弼が大老になったので、
北国街道を通る大名の通行にも支障があると、
特別に許可をもらったらしい。
「伏越樋」といのがカルバートのことらしいです。
虎姫の図書館前にあった、「逆流防止水門」の模型。
当時、作られた模型がそのまま残ってるんやって。
しかし、木製の水門は、朽ちるのが早く、
姉川、高時川の川床も、益々、上昇してしまい、
少しの間しか活躍しなかったようです。
明治に入って、カルバートは新しく作られます。
知事の松田荘助がかなり財産をつぎ込んだようですが、
1/3は、地元の虎姫四ヶ村が持つことになり、
人々は家財道具を売って、費用にあてたとか・・・
昨年行った、西野水道と同じですね~
現在のカルバートは、昭和30年代の水害をうけて、
昭和41年に完成した、鉄筋コンクリート2連ボックス型。
これも50年を過ぎていることから、
平成の田川改修を、調査検討されているようです。
川の上を川が流れる、珍しいカタチは、
先人の知恵と努力のたまものですね。
カルバートが、現在も、周辺地域の人々の、
暮らしを守っているんですね~~