CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

白鵬休場・・・

2019-01-26 15:18:54 | お相撲(スポーツ)のこと
2007年名古屋場所横綱昇進。
干支がひとまわりした。
その前の年、2006年名古屋が初めての綱取り挑戦であった。
すんなり横綱に昇進したわけではない。
綱取りを目指す大関白鵬。
立合いの変化で勝った時は、『ふさわしくない』と言われた。
怪我にも苦しんだ。
(ちなみに大関豪栄道は2007年9月場所新入幕である)
2006年くらいから、国技館で観戦する機会が増えた私。
鳴門親方(琴欧洲)が大関に上がった頃だ。
大関になってからの琴欧州は怪我もあり、
大関という地位の重圧もあり、
大きな相撲が取れなくなってしまう。
成績が伸び悩み、琴欧州から琴欧洲に四股名を改名する。
若貴時代の大相撲フィーバーの頃、私は忙しかったため、
大相撲好きとは言っても、横目で眺める程度の時期を過ごした。

つまり、大相撲を真剣に見つめてきたのは、横綱白鵬の時代である。

10年前、国技館で見た白鵬の身体の素晴らしさを忘れられない。
背筋の美しさ。。。ため息が出るほど美しかった。
その取り口も美しかった。
四つに組んで、巻き変える瞬間の美しさ、
がっぷり四つに組んで、腰がふっと沈む、
チーターのあの腰のラインだ、とにかく美しかった。
その美しさは、無駄がない。

その後、横綱白鵬の相撲は、変わってしまった。

勝てばいいだろと言わんばかりに、
立合いの変化、張り差し、エルボーのようなかち上げ。
ねこだましに至っては、土俵を愚弄するのか!と私の怒りは沸点に達した。
そして、行事軍配に自ら物言い・・・なんということか。。。

場所は、朝早くから、取組が始まる。
みな、『横綱』を目指し、憧れ、相撲を取る。
勝っても負けても一番一番真剣に、土俵が進む。
そして、幕下、十両、幕内へと。。。
結びの一番へ、淡々と、高揚しながら、場所は進行する。
その結びで、立合いの変化など、観たくない。

私はこれまで、そのことを率直に書いてきた。

白鵬が好きとか嫌いとかそういうことではない。

大相撲が好きなんだ。
だから、書いてきた。

今場所、初日から、白鵬は、おかしかった。
いつもの白鵬ではなかった。
身体のバランスというか、集中というか、何かが違っていた。
そして、四日目、錦木との立合いがおかしかった。
つっかけて、嫌って、何事じゃ!と思った。
知人の息子さんが錦木と交流があるとのことで、
今場所、初日からいい相撲を取っていたので、本当に腹が立った。

けれど、このことを、私はブログに書けなかった。
それは、白鵬の様子がこれまでと全く違っていたから。

土俵に集中できていない・・・そんな印象だった。
その後も白星を並べているが、いつもの白鵬ではない。

『眼差し』が全く違っている。
『覇気』か消えている。
『体の張り』がない。

昨日の結びの後、『休場』だね。。。と家人と話した。
ゆえに、今日、白鵬休場のニュースを見ても驚かなかった。
今回の白鵬の休場は、これまでと全く違う状況を感じさせる。

嘉風の相撲も、全く相撲にならなくて、
どこか痛めているのだろうと、土俵を観るたびに心配している。
場所中の大怪我も相次いで、『波乱』とか『荒れる』というより、
心配と気がかりばかりで、胸が痛む場所となってしまった。
初場所、残念ながら、痛々しい土俵ばかりだ。。。

この後、無事に千秋楽が迎えられるように、土俵に心を寄せて過ごすとしよう。