CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

返り入幕の阿武咲の名古屋場所

2018-07-19 23:53:21 | お相撲(スポーツ)のこと
今日の相撲でやっと、本来の阿武咲の兆しをみた。
これまでは、勝った相撲も決して褒められるものではなかった。

新入幕で一気に番付を上げて小結になったころの勢いはどこへ行ってしまったのか。
元小結ということを意識しているのか、よくわからないが、気風のいい相撲が鳴りを潜めていた。

挑戦者の気持ちでということが元三役と呼ばれるその身にとって、なかなか難しいのかもしれない。
膝の怪我で十両まで落ちて、十両優勝をして、再入幕となったわけだが、
その相撲は、新入幕の頃とは様変わりしていた。
楽して勝つことを覚えたら、おしまいだ。
幕内でそんな相撲が通用するわけがない。
昨日までの相撲は、とにかく、押し切れずに引いている相撲が多かった。
なにがなんでも勝つんだという気迫を感じなかった。

幕内と十両の差を感じていたのではないだろうか・・・
一度小結まで上がっているがために、丁寧になり過ぎたのだろうか・・・
とにかく、前に出ないと、だめだ。
圧力をかけないと、だめだ。

今場所、そういう相撲がなかった。

白星の日も、なにやってんだか・・・と思っていた。
とにかく、この場所中に一番でも阿武咲らしい相撲をと思っていた。

今日の相撲・・・良かった。
初めて、よっし!と声が出た。

突き押しに徹していたし、相手を正面いおいていた。
最後まで突くことができていた。
うん、いい相撲だった。

精神力を磨くとき・・・なのかもしれない。
これからまだまだ長い相撲人生。
黒星白星、すべてを身体に叩き込んで、その時の気持ちもしっかり忘れずに。

あと三日間、なにがあっても自分の相撲を取り切ってほしい。
そして、来場所につなげてほしい。

幕下に戻ってきた若山と篠原も苦しい相撲が続いている。
一番一番が無駄になることは無い。
みんな頑張ってほしい。

とにかくあと三日。
阿武咲、全力応援。
勝ち越しインタビューそして、二桁へ。
あと三つ勝てば夢ではない。
今日のような相撲を、あと三日取り切ってほしいと思う私なのでした。

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