CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

音を借りて『コトバ』を伝えるということ・・・その一

2014-07-29 07:20:04 | 表現にからむ様々なこと
『音楽』が苦手だった。
だから、『音楽』の授業は中学三年で最後。だった気がする。
たぶん高校の『芸術科目』は選択で、
当然、もちろん、絶対、『音楽』は選択するわけがない。

『音楽』が苦手な私も
『音楽』が嫌いなわけじゃなかった。

つまり、積極的には近づかない存在だけど

ゆうや~けこやけ~のあかとんぼぉ・・・

とか

もぉ~いくつねるとおしょうがつ・・・

とか

たまに口ずさんだりする。

音楽を苦手にした理由は、
「おまえは、音痴だなぁ」とか
「下手なくせに・・・うるさいんだよ」とか
お兄ちゃんに言われたことかな。
お兄ちゃんに悪気はない。本当に・・・
そんなこと、言ったっけ?くらいな事なんだろうな。

でも、たぶん・・・
音はずしてたと思うし、
リコーダーを吹こうと思っても指が上手く動かない。

迷惑千万ってやつだったのだろう。

私は編曲してるんだから!
私は下手だから人の十倍練習するんだから!

と、負けず嫌いの私は、考えたりもした。

さらに言えば、音楽の授業。
あれが、イカン・・・
とにかく、あれがイカン・・・
みんなと同じじゃないといけない、音程が・・・
無理なんだから、注意される。
で・・・声が小さくなる・・・で、さらに合わなくなる。
歌のテストとやらは、決まって一人でみんなの前だ・・・
ありえへん!!
最悪は、作曲家の名前を覚えろという・・・
私、片仮名苦手やねんて・・・
しかも、あの変な髪型の人たちの名前覚えてなんになるんだ!
さらにいえば、音楽鑑賞をして何を感じたか書けという・・・

『黒』とか『灰色』とか『つまらない』とか『冷たい風』とか
そういう言葉ではない感想を書かないといけないらしい。
朝ご飯の味噌汁を思い出しました・・・なんて書いたら、
職員室に、呼び出されること必至・・・なんで?
だって、感想って感じたことでしょ・・・
ビバルディー聴いて、『朝の味噌汁』ってありじゃんと思う。
でも、先生的には許せないらしい・・・
芸術を冒涜することになるらしい・・・
コトバ遊びが好きだから、書くことは苦じゃない。
だから・・・テキトウニ書いた。
とにかく強制されるのが嫌だった・・・

とまぁ・・・音楽の授業はこの世から消えてほしい授業だった。
音楽の授業を受けるうち、苦手が嫌いに昇格したかもしれない。

でも、そのうち、あ・・・そんなに積極的に関わらなくていいんだ。
少し大人になって、スルーしてれば、いいんだと思うようになった。

そして、高校の時・・・としまえん野外ステージでの出来事。
誰だったか忘れたが、男の人がギターを弾きながら唄っていた。
有名な人だったのかな・・・席はいっぱいだった。
そこに座っていたら、手拍子をする曲になり・・・
みんな手拍子を始めた・・・当然私も・・・
と、その曲が終わり、ステージにいた男の人が
「みんな、手拍子ありがとね・・・あ、それとそこのあなた」
と私を指さした・・・
「そこの白い服のあなた・・・ありがたかったけど、ずれてたね手拍子」
はぁ・・・?
この公衆の面前で?????
そりゃないでしょ・・・
それなりに楽しんでいた私は、どん底に落とされた気分だった。

どう考えても、音楽・・・
苦手から嫌いになる要素が私の人生にはたくさん転がっている。

そんな私が、唄っているのは、木村惠一先生との出会いがあったから。
本当に感謝している・・・続きは、明日だな。

今日はこれからチビの部屋にエアコンの工事が入る。
狭いちびの部屋から、いろんなものが運び出されている。
私の少し片付いた部屋が、ものであふれ始めた・・・
「これ、捨てて。」「これ、洗濯して。」
チビにめっぽう弱い私としては、
小間使いのように、彼の手足になって、動かないといけない(笑)

廊下に散乱にしている本の片付けもある。

さぁ・・・業者がくるまで、あと3時間。頑張らないとであります。