風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

6-121オバマの広島訪問を阻止した

2011-09-28 19:58:03 | 世相あれこれ

風の谷通信No.6-121

このクニ(つまり権力階級)は国民を大切にしない。その反動として、国民がクニのために尽くそうとは考えられないのがこのクニの姿だ。その点については先日記載した。

その後を追うような情報がきのうの朝刊で明らかになった。朝日新聞はこれを報じてはいなかった。(神戸新聞と毎日新聞で知ったのだ。)これを記録しようとしていたら、さすがに「天木直人ブログ」に記事が載った。典拠はウイキリークスであるが、なぜ朝日新聞が報じなかったかについても触れている。さすがに(繰り返しだけど)元外務官僚だ。

内容の概略は以下の通り。  2009年にオバマ大統領が来日するにあたって広島を訪問する計画があったが、これを外務事務次官が阻止したのだ。曰く「今は時期尚早である」とのこと。「ニホン国民の間に彼が広島を訪問するとの期待が高まっていて、日米両国政府はこれを抑えなければならない」とした。国民の気持ちを抑え込んでアメリカに忠誠を尽くしたのだ。まさにアメリカの従属国だ。

政権集団にとって、このクニのクニタミはオオミタカラでも何でもない。ただ選挙の票数であり、資本のために奉仕し、政権のために税金を納めて、クニに貢献するだけの価値しか求められないのだろう。オオミタカラを大切にした飛鳥のキミ達は既にいない。その精神も死んだ。このクニはその上の麗しいヤマトのクニではなくなったのだ。

話が逸れた。・・・・・・日米外交の重要点で政治家よりも官僚が陰で動いて良いのかな?その外務事務次官は「不正なルートで報じられた情報にコメントは不要である」とコメントしている。どんなルートの情報であれ、自分の行動に対して説明を求められて拒否するとは。このクニの政府はクニタミよりも米国政府を重視するのだ。米国に追従することの方が大切なのだ。

もう一点、天木さんが指摘する大切なこと。この情報を朝日新聞が報じなかったのは朝日新聞が対米追従主義だからであるという。なるほど、きのうの朝刊には報じなかった。毎日新聞に遅れることまる一日。やはりそうか。ところでサンケイはこれを報じたのかしらん?きのうのサンケイを読まなかった。日米同盟を重視するサンケイがこれをどう扱ったのか興味深い。

朝日新聞が小沢氏を糾弾するのも実は軌をいつにする。小沢氏はアメリカから離れようとしている。これに危機感を抱いているのが外務省であり、朝日新聞である。(他の新聞紙も同じく)。そこで反小沢キャンペーンに努力している。これは小沢氏支援ブログの記載に見える論調である。政治の裏面は不可思議不可解だなあ。


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