風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

6-135大阪でコンサート

2011-11-02 18:49:24 | 文化・文芸

風の谷通信No.6-135

大阪は上六でのコンサート。安土明中子さんと仲間たち。

シャンソン歌手を卒業して楽団活動を始めるという、「歌手生活33年の記念」のコンサート。副題は「悲しみよさよなら」。別れと愛と人の命のつながりを詠う圧倒な迫力に痺れた2時間。上六というなじみの薄い地理が不安だったが出かけてみて良かった。上六はその昔の学生時代に下宿から近いのでよく歩きまわったが、なにしろ半世紀前のことだから面影は無いし、暗い夜の道は視力の弱い身にとって迷路に等しかった。それでも地図を頼りに少しだけ歩いた。地下鉄谷町九丁目の駅まで出たが、谷町線は低い位置にあるとばかり思っていたので、この駅が上六から登り坂の上にあるとは驚きだった。いずれにしても視力が弱いので遠目が利かず、道を探すのに苦労する。

地理についてはともかくとして、演奏家達については既に何回か聴いたなじみの人達である。これらの人達とのライブがまたすぐ新年にある。しかも神戸まで出張ってもらえるとは嬉しい。

コンサートが終わって、上六の街の食堂でおそい夕飯を食べ、地下鉄で梅田に出て改装した地下街をウロウロ迷いながらやっと大阪駅に出た。快速に乗って1時間半、そこからまたクルマで夜の田舎道を走って、まさに真夜中に帰着した。すばらしい歌と演奏に興奮して疲れ、仏壇詣りを済ませるや何もかも放り出してすぐに熟睡した。