風の谷通信No.10-134
フランスでは観光地の人出が減っているそうですが、警戒網は厳しいです。ジャーナリストの田中龍作さんがパリから生々しい映像を何枚も送ってきています。ブログを覗いてみて下さい。田中さんはフリージャーナリストで、私も少しばかり応援しているのですが、かつてはシリアまで取材に入り込んでいたような人です。山本さんのような悲劇に遭わないように切に願っています。
そのパリからメールが届きました。「無事到着」とのこと、一安心です。ちょうど、オランド大統領がイギリス首相と握手した日で、次いで各国首脳と順次対談する予定もできています。これからますます血なまぐさいハナシになってゆくのではないでしょうか。大体、ヨーロッパのキリスト教的原則を主張するのが間違いのもと。
と恐れていたら、このクニでもどうやら爆発事件です。靖国神社のトイレで爆発物を仕掛けた奴がいるそうで、警備陣の物々しい出動情景です。こんなことはやればやっただけ損ですがナ。小さな反体制派が出来ることはタカが知れてます。国会前のデモの印象を損ねるだけですよ。それに対して、体制側が準備できるものは膨大・強靭な対策です。あがけばあがくほど体制側の圧力は強くなるだけです。といっても、私も無力な≪ガキ≫の言葉とて、他人様を説得するだけのなんの力もありません。
元来、倭民族はそんなに闘争的ではないですよ。先の大戦時の軍国主義はつまりは一時の狂気です。現在の政権が世界の列強入りを目指しているのも単なる強がりでして、実際には・・・・・ということ。所詮はかなわぬ夢です。大人しく海に囲まれた島国に安んじているのが最高です。