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風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

11-013アマリ疑惑で支持率上昇

2016-02-01 18:11:00 | 世相あれこれ

風の谷通信No11-013

今朝の毎日新聞(出先で読んだので紙面は只今現在手許にない。)

毎日新聞の世論調査によるとアベ内閣の支持率が51%。年末調査時点から8ポイントアップ。へー?なーぜー?

これが甘利大臣辞任後の調査なんです。新聞記事によれば、甘利大臣辞任の影響はないそうで、外交面の実績が内閣支持率にプラスに作用したものとの評価。日韓合意については評価するとの回答が65%にのぼる。

神戸新聞掲載共同通信社の世論調査によると、甘利大臣の辞任は当然=67%、参院選後の憲法改正に反対=50%なのに、内閣支持率=54%。

 

ブログ記事によると首都圏の新聞報道でもよく似たものらしい。どうにも理解に苦しむ。

甘利大臣にたいしてS建設会社はさらに攻勢をかけそうな気配。アベの暴力政治が功を奏してこのまま抑え込むか、それとも大きな疑獄事件に発展するか。帰結は先の話だね。


11-011アマリさん辞任

2016-01-29 16:47:59 | 世相あれこれ

風の谷通信No11-011

アマリ大臣が、余り大臣・・・なんとなんとこんな変換ミス。あははは。もとへ、甘利大臣が辞任した。

論評外。わたしゃ知らん。だって、ある種のブログ記事によると、告発したS社の本人と甘利大臣側の秘書一人がともに行方不明になっている、とのこと。単に雲隠れしているにしても『身の危険』を感じて隠れている、と論評している。『地下に潜らなければ危険』な訳です。現実に、同様な世界では何人ものマスコミ人や評論家たちが表の世界から抹消されたり、『セクハラ疑惑』で冤罪逮捕されたりしているのですから。政権のウラはドス暗い闇。闇はヤミ、病み。素人は関わるべからず。

 

それにしても、政治を嫌って関心を失う国民が増える。そのこと自体を喜んでいるような勢力がいるのではなかろうか。『投票日に有権者が寝ていてくれるほうが良い』とまで言う権力者がいるのだから。それがこのクニの民主主義のレベルです。


11-005TPPの一面が暴かれた

2016-01-13 21:11:13 | 世相あれこれ

風の谷通信No11-005

かねてより心配していたTPPの危険な面が新聞に掲載された。神戸新聞客員論説委員・松原隆一郎氏による。(神戸新聞2016.01.13)

議論の前提となる「内国待遇」がよくは判らないのだが・・・無様ながら議論の出発点で判らない項目があるとは。とは言え、とにもかくにも走り出そう。

 

TPPが求めることのひとつは、日本の輸入品に対して『日本の市場では環境や安全、福祉や健康に関する規制の国内基準を米国に合わさざるを得なくなる』・・・という。

ホラ見たことか。この約束がISD条項とどう絡むのか理解できないが良く似ている。つまり、アメリカ資本の都合が二ホンの国としての都合よりも優位に立つということだ。少なくとも輸入品の社会的規制について二ホンの国としての主体性が無視され、アメリカ資本の主張がまかり通ることになる。輸入品の社会的規制については国の主権に関わることなのに、アメリカの経済体制である『グローバル資本主義』が各国の主権に関わる部分に対しても非関税障壁とみなして干渉しようとするもの・・・であると言われる。

これは困ったことだ。(関税を引き下げるという交渉の幾分かは国民に知らされいる。しかし、)関税以外の社会的規制についてはどんな交渉が行われて来たのか、よく知らされてはいない。例えば、環境に関わる軸で、ある成分やその含有量などが日本の国情に合わせて厳しく規制されているところを、アメリカ資本の都合に合わせて『骨抜き』にされてしまうかも知れない。遺伝子組み換え作物の表示がアメリカ国内並みに緩められて、いままで水際で防いできた該当作物がフリーハンドで日本の食卓まで直行するかも知れない。(遺伝子組み換え大豆が、何の規制もなく二ホンの豆腐や納豆や味噌や、あるいは家畜飼料などに入ってきて、しかもその使用の事実が公表されない・・・といった事態が考えられる。)化学合成品の使用基準を緩めることはアメリカが一番求めることかも知れない。特殊な分野では、ある種の色素(例えば食品添加物)が、日本の規定を無視して使用可能とか使用禁止とかになるやも知れない。古い話だけど、アメリカは右ハンドルの日本車の輸入を禁じたけど、左ハンドルのアメ車を二ホンへ輸出する権利を確保した。まあ、こんな我儘はこれからも続くだろう。

 

こんな一般国民には隠された情報を明らかにしてくれるマスコミの力はまことに有り難い。アベさんに招かれてセレブの夕食を楽しんだお返しに〈ヨイショ〉だけやっているテレビのボスたちよりはずっと報道人らしい。

乱暴かつ簡単に言えば、このクニの規制の構え=政治の枠組み=が無視されてしまい、グローバル資本の腕力のままに屈服させられるだろう…と言える。それでもアメリカのTPPに参加しようとするのがアベ政権だ。バカか気違いか?もう一度乱暴かつ簡潔に言えば、アベ政権はこの国をアメリカに売り渡し、この国の/国民の蓄積した資産を差し出し、郵政の蓄積を進呈し、年金積立金までも証券市場に提供してアメリカ証券会社の手に送り込もうとしている。

彼こそはまこと売国奴、この国の破壊者である・・・と識者がおっしゃっています。賛成。

次はこの国土の問題も考えてみたい。あははは・・・、いろんな素人議論ができるのでたのしみです。

      


11-003あらたな要因・イラン対サウジ

2016-01-06 17:48:38 | 世相あれこれ

風の谷通信No11-003

混迷の中東で、サウジとイランの間にまた別の紛争が持ち上がった。またしても宗教絡みだ。

 

改めて考えてみると両国はずいぶん近い国だ。湾岸諸国があって、サウジとイランが離れているとばかりに考えていたが、なんのことはない、湾を挟んで直接対面しているし、バーレーンや首長国連邦を挟んでもまるで指呼の間にある。止めてほしいなあ。大国ペルシャとアラブの大国サウジが対決すると恐ろしいぞ。それでなくて混乱しているのに、これ以上混乱するのは叶わんよ。

畑の中で考える。今日の世界情勢から眺めると、この「倭のクニ」は実に平和だなぁ。これこそがこの大和民族の本当の姿ではないかな、イヤきっとそうだ。カミに祈ってタネを播き、育てて収穫し、それをカミと共に食する。カミを喜ばせるためやカミに感謝するために神楽を舞い・祈り、カミまつろう。その平凡な繰り返しの中にこそ弥栄の暮らしがある。。。。。。なのになぜ戦争の準備ばかり急ぐの?平和を拡げる努力よりも戦争準備の努力ばかりやるの?それをやったばかりに100年前から30年間苦しんだのに。それを忘れてまた繰り返すのかね。

 

複数のカミを前提とするこの国ではどのカミにも祈りを捧げる。他所のカミにも祈るし他国のカミへもお詣りする。邪神が大活躍する場がない。一神教世界のような神同士のいさかいもない。それどころか、全てのカミを包摂する心が拡がる。この世界では「邪神」はどんな地位を占めるのであろうか。私は答えを知らない。

まぁ時代錯誤と笑われるだろうけど、もはや成長の見込めない経済世界にあって、なお執拗に成長重視を求めて、分捕り合戦に拘るのが賢策であろうか。分捕った奴らは愉快だろうけど、分捕られた者たちは落ちぶれて派遣労働だのアルバイトだの生活保護だのニートだのと苦しんでいる。そのくせに一方では労働力が足りないので外国人を入れようなんて倒錯が拡がっている。あゝカミまつろう世界へと戻れないものかなア。


10-149たかがサッカーされど・・・最後の澤

2015-12-29 19:44:59 | 世相あれこれ

風の谷通信No.10-149

久しぶりにどうでも構わない話題をひとつ。

既に旧聞に属するようなスポーツ界の話題ですが、たかがサッカー・されどサッカーという感じの澤選手の活躍でした。何事によらず必至で追及してきた人にはこうした機会が訪れるのでしょうか。これが神の恵みでしょうか。

 (後日追加:上記の「必至」は「必死」の誤りかな?多分そうでしょう)

手許の新聞に掲載された写真がそうした感想を呼び起してくれます。「最後の試合を自分のゴールで決めて勝ちたい」と言っていた澤さんに、まさにその通りの機会が訪れました。それだけならばただの感激物語です。神戸新聞に掲載された写真はそれ以上のことを語ります。

澤さんの頭の横面にボールがあります。本人と相手チームの8番が一緒に跳んだけど、ボールは澤さんの頭にあります。すごいのはそのボールが止まっているのです。まさに頭でヒットしたその瞬間の写真です。跳んだ澤さんもそれを捉えたカメラマンもすごい!さらにはあのCKを蹴った川澄さんもすごい。相手チームの布陣を見て後ろに下がった澤さんと、そこへ正確に送った川澄さんとヘデイングした瞬間を正確に捉えたカメラマンの三者が奇跡を起こしたという感じの写真記事です。感心しました。