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風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

5-011 宇宙と生命と(1)

2010-01-31 19:50:08 | 健康/生命
風の谷通信 No.5-011

 宇宙については前に一度書いたはずだのに検索できない。
何を書き留めておいたのか忘れたので、改めてこのメモを
書いておきたい。

 直径130億光年、イヤもっと大きいとも言われるこの
宇宙。その涯はどんな姿なのかな?そして、その外側はど
んな姿なのかな?
 
 この話題になると、北海道の友人は頭が痛くなるからやめ
てくれという。本当に考えれば考えるほと判らなくて、頭が
痛くなる。だけど・・・同時に極めて興味深い。

 大きな宇宙にはある種の物質とそのエネルギーが充満して
いるという。それが何か判らないので dark matter 「暗黒
物質」と言われる。つまり専門家でも判らないのだ。そんな
得体の知れない事柄について考えるのはちょうど邪馬台国に
ついての推理と同じでどこまで行っても結論に辿り着けない
のだ。だから素人にとっては興味が尽きない。

 序に、そこに生まれた「生命」の始まりについて考えると
なお興味深い。生命がどこから来たのか、どうして地球に
やってきたのか、その元の場所には今でも別の生命体がある
のか・・・。それとも生命はこの地球だけに現れたのか。

 ところで、現在の地球人たちはこの宇宙や地球や、そして
自分自身の生命を大切にしているのか。空気があって、太陽光
があって水があって、そこに生命を受けて生きている/生きて
いられる/つまりは生かされている・・・ということを真剣に
切実に感謝しているのだろうか。

 たまたま今日のテレビで大阪女子マラソン大会を観た。この
地方に近い出身力士「皇司」の断髪式も見た。そして夜には
ある軍(中国かな?)の演習で発射される大量の重火器砲弾や
ロケットの火煙を観た。人の生命という点から言えばあまりに
も対照的な映像だ。人は幸せに生きるためにこの宇宙に生まれ
てきたのだと思う。そうであってほしい。



4-140 同窓会報

2009-12-03 18:28:10 | 健康/生命
風の谷通信 No.4-140

 沖縄の密約問題に続いてひき逃げ事件で沖縄に新しい
動きが生まれたが、その点は情勢待ちで、その間に同窓会
からの情報のメモを。

 卒業して50年近くなった。ここ10年以上、一切の
同窓会に出席しないが、今回は幹事から詳しい報告が
来たのでよく読んでみた。

 とにかく生きているのが91名、亡くなられたのが25名。

 現役入学した場合は今年度中に72歳になるが、2年も
浪人しておればすでに74歳であり、毎回亡くなる人が増
えてくるのは止むを得ない。

 生存者91名の現状は様々である。元気で登山やってる
・・;・それもいくつかの超2000㍍級に登っている猛者
もいれば病気を抱えて大事に生きている人や病床の人がいるし、
ガンの手術を受けて静養している人もいる。ウォーキング
やゴルフを楽しむ元気者もいれば碁・将棋を楽しむ人もいる。

 何が原因かは知らないが、かつての紅顔の美少年達の
人生が50年も経てば様々に分かれてしまっている。時を
戻すことはできない。もしあの時代に戻れたら・・・と反省
することしきりではあるがせんないこと。

 何回かの前世で背負った因縁を浄化しようと転生しながら
またしても今生の因縁を積み上げてしまい、なかなか解脱でき
ないままに今生の終りに近づいてゆく。今という時はちょうど
そんな時点にある。この次に生まれ変わるのは幾劫後のことで
あろうか。





4-091 甲子園で熱中症

2009-08-08 20:21:13 | 健康/生命
風の谷通信 No.4-091

 甲子園の高校野球は危ない、と言う思いを以前に
書いたことがある。

 世の中は狂ったかのように暑い。きょうのニュース
によると、スタンドでは34.9℃に達した。その
上段部で数人の熱中症患者が発生した。中には81歳
の人が含まれる。

 そもそも30℃を越えたら屋内へ入りなさい、と厚生省
が警告している。それなのに、観客席で30℃を越えている。
グラウンドではもっと暑いだろう。

 そんな中で闘う学生達を社会はさも素晴らしいかのように、
あるいは英雄であるかのように讃えている。無神経なのは
朝日新聞と高校野球連盟と厚生労働省である。

 もしきょうの熱中症患者が軽症で済んではいなかったら
上記三者と球場管理者は告訴されるのではなかろうか?
それともごく簡単に「自己責任」で済まされるのだろうか?
いずれにしても、大きな犠牲が出るまではこの「夏の饗宴」
いや「狂宴」あるいは「凶宴」は続けられるであろう。
その際の犠牲者はグラウンドの中心にいる投手か、高齢の
観客であろう。

 と考えると、真夏の甲子園大会を早く中止あるいは変更
することを願うのみである。そのことが小学生から社会人
までも含む真夏の昼間の野球練習をも廃止させる好影響を
生むであろう。それは熱中症だけではなく、皮膚ガンの
予備軍を減らす効果も生むであろう・・・と思う。大体
小学生のような身体の出来上がっていないものを真夏の昼
のさなかにグラウンドで鍛えるような指導者達の頭と心に
強い不信感を持たざるを得ない。

4-077 生命の原始型

2009-06-30 19:45:59 | 健康/生命
風の谷通信 No.4-077
 
 分子生物学者・福岡伸一さんの著書「生物と無生物
の間」を読み始めた。彼の著作の第3冊。

 冒頭からウイルスの話、続いてプリオンの話。
細胞質や核酸を持たない「物質」が、自己増殖して
「生命」現象に関わるとなると、原始地球の生命体
発生の話につながりが出来てくる。大変に興味深い。
 

 はるか古代に、灼熱の海が鎮まり始めた頃に水の中
に偶然にもアミノ酸の結合体が現れ、核酸も細胞膜も
ないままに生命活動を始める。それが自己増殖し生命
を持つに至る。やがて単細胞生物となり、さらに有性
生殖をはじめることにより生物の進化が始まる・・・。

 片方で少しずつ少しずつ読み進めている「千島喜久
雄著作集」の論文を考えると、腸管造血説や赤血球の
変性による組織細胞の形成などの考え方が迫力を以て
迫ってくる。

 無核の赤血球細胞が組織細胞に変性するならば、現在
の医学・生物学は根本的に変わってしまう、という。
(その意味は素人の筆者には理解できないのだが・・・。)
 
 福岡著「動的平衡」の最後の1ページに「人はなぜ
渦巻きに惹かれるか」の終章が書いてある。奇しくも
千島博士が総ての生命活動分野で螺旋構造を解説して
おられるのと合致するもので、ここでも二人の符号が
興味深い。日常の健康保持や食養生の分野から接近した
テーマの素人解釈が、はからずも科学者の記述の中に
生きていることを発見して心が震える思いの毎日で
ある。

 とにかく難しいのでここで中断。 

4-066 不整脈発症

2009-06-01 20:22:51 | 健康/生命
風の谷通信 No.4-066

 久しぶりに不整脈が発症した。

 午前6時30分、まだ霧の中を畑へ出て草取り
した。先日刈り倒しておいた草を熊手でかき集め
トンネルのビニールや骨組みを集めるという比較
的軽作業だったし、気温も低いので、なんら疑い
を持たなかった。
 しかし、1時間ほどで肩から首筋に凝りを感じ、
後頭部に熱感が起きた。おまけに低く下げた頭が
重苦しくて、立ち上がるとめくらめく。

 これはまずいナ、と思って作業を切り上げてすぐ
に帰宅し、横臥して脈に触れると不整脈が出ている。
心拍が早鐘のように打ち、数拍に一泊ずつ飛ぶ。
相当派手な症状だ。

 温熱器を当てて加療しながらしばらく安静にする。
やや治まったので市民病院へ出かける。
ちょうど主治医の担当される日なので好都合。

 待合室で安静にしているうちに少しずつ治まって
くる。それでも最高血圧が108という低さ。おま
けに心拍数は75と異常に高い。

 この症状は今朝のものではないナと思う。
きのう、田植え準備の代掻きのついでに手畦を塗った。
これが相当な重労働で、午前の作業のあと、午後に
倒れこむように寝込んでしまった。その時には不整脈
のことは全く念頭になく脈を触れもしなかったのだが
・・・。

 やはり年齢には勝てないな。
一年一年と目に見えて体力が落ちてゆく。本物の病人
になってゆくような恐怖感に付きまとわれる。