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風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

8-004箱根駅伝

2013-01-05 19:18:33 | 健康/生命

風の谷通信No.8-004

正月は箱根の戦いを遠い関西から眺めるのが定番。個人選手では地元出身の志方選手(早稲田)を応援したが、団体では日体大を応戦していた。この大学にゆかりの深い知人がいるから。長い間日体大の成績が振るわなかったことに気をもんでいたのがやっと晴れた。勝負が決したらすぐに知人にお祝いの電話を架けた。

往路5区途中で「これは勝ったぞ」と思ったら、東洋大を逆転し早稲田を引き離して優勝した。復路はあんなに飛ばして大丈夫かな?と思うところがあったが、無難に制覇した。ただし、復路単独では駒大に敗れた。

レースの結果は別としてそのチームつくりの内容が立派であった。新聞やラジオなどから得た断片的な情報をまとめると概略以下の通り。昨年総合19位に落ちたので別府監督は母校西脇工業高校の恩師・渡辺元監督を特別強化委員長として招き指導を仰いだ。渡辺先生から指摘されたのは「生活全般の教育ができていない」と言うことだった==なんと相手は大学生ですぞ!朝昼晩の食事をきちんと食べる/集会には全員参加する/消灯時間を守る/睡眠を充分に取る/等々。おそらくは、ご飯をきっかりと噛んで食べる/靴を脱いだらきちんと揃える/約束の時間を守る/Tシャツの裾を外へ垂らすな/ズボンのケツ出しをしない/背筋を伸ばして歩け/・・・・・なんて指導もあっただろうと思う。

そういった指導を経て選手達の意識が変わり生活態度が変わり、体調や走力が伸びていったらしい(らしいという理由はすべて伝聞だから)。

これに似た話を小さな高校の野球チームについて聞いたことがある。小さな高校で子供達が野球部を作ったがなかなか強くなれなかった。自分達で考え実践した過程で「生活態度が正しくないからいくら練習しても上達しない」んだと気付いた。そこから何年かかけて彼らが成長していった・・・という実話だった。今回の日体大の事例に通じる。我が身近な人に同じことを説いているがどうにも信じてはくれない。残念。


7-155後期高齢者

2012-12-15 17:48:44 | 健康/生命

風の谷通信No.7-155

雨が上がらない午後四時。郵便のバイクがライトを点けてやってきた。「書留です」。

なにごとやあらん?保険証だって?先日更新されたばかりじゃないか。

薄暗い中で封筒を呼んで・・・アッと絶句して、続いて大笑い。何と【後期高齢者用】の健康保険証がきたのだ。郵便配達と顔を見合わせて大笑い。「いよいよ高齢者だよ!」「へえー、そうですか」。 

先日は免許証の更新で認識してはいたが、こうやって市役所から送られてくると改めて実感する。『いよいよそんな歳か』『ヤレヤレ、これからどうしようか』

最近の迷い事の多くは百姓に関すること。いつ辞めようか、いつまで続けようか??????と迷ってばかりの日が続く。毎朝目覚めてから起き上がるまで時間がかかる。血圧を下げるために、鍼灸師の先生の助言に従って朝風呂に入る。それだけ朝の起動が遅くなる。過去には何でも無かった動作が苦しくなって、時にはつんのめったり倒れそうになったりする。わずか5メートルほどのウネを耕して作り上げるだけであくる日に苦痛が残る。本を読む速度が去年から急に遅くなった。新聞は、細かい記事を読むのが苦しくなって、いつの間にか見出しの大文字しか読まなくなった。暗くなっての運転がイヤになった。白内障が進んだのだろう。

なんてことを・・・・まとめて思い出させてくれた【後期高齢者保険証】の配達だった。


7-150久しぶりの歩き

2012-12-09 18:14:53 | 健康/生命

風の谷通信No.7-160

酷暑の夏以来休んでいた『歩き』にでかけた。今日では「ウォーキング」と言わなければ通じにくい。なんだ?なんでカタカナ語なんだ?同じ歩くのでも、訓練と散歩の中間の『一所懸命歩き運動』をウォーキングと言う。日本語で普及してくれ、と言いたいよ。

それはとも角として・・・。夏の暑さが酷かったので健康のために「健康のための歩き」を中止していた。もっとも、松山行きや松江行きでは街中を相当長距離歩いたが、これは歩き運動のなかに含めていない。気がつくと、腹が出てしまっている。それも下腹がポッコリと膨らんでいるのだ。イヤだよ。温泉場へ出かけて、あの下腹の丸く出たのを見るとイヤだと思ったものだ。だけど、今は自分がその姿になっている。

あぁイヤだよ。

ということで寒さが襲ってきたのを機会にまた歩いた。歩数は約8900歩。途中夕食の買い物を含めて約2時間。さて、これからの毎日をどう歩こうか?


7-037峠の頂上まで

2012-03-21 21:26:34 | 健康/生命

風の谷通信No.7-037

きょうはのんびりテーマの記録。健康回復のための歩き。

不整脈・高血糖・高血圧・頻尿に悩まされて歩き始めた。新年と共に始めてようやく一冬を越えた。だんだんに歩数を増やしてこの頃は大体8000歩から1万歩を歩く。ルートは、一つは鶉野から遠回りして飯盛野へ出て、西へ向かい、県道43号線を下里川の南まで下り、左折して帰り途を採る。もう一つはいろいろな経路から古法華の峠を目指す迂回ルート。いずれのルートも1万1千歩を超えることが多い。特に長いのは下里川に沿って南下し、右折して善防交叉点から北上して峠へ向かうルート。この帰りにさらに西へ向かって長町の中を抜けてそこから東へ向けて帰路を採ると距離が長くて、歩く時間も2時間近くかかるが、まだ歩数を確かめてはいない。

さて、古法華の自然公園駐車場までで終えていた経路を峠の上まで延ばす事にした。最初は一つ目の曲がり角までしか登れなかった。息が苦しくて足が重くて、とても登れなかった。2回目には二つ目の曲がり角までだった。そして4回目の今日、遂に峠の頂上まで登った。二つ目の曲がり角までよりもそこから上の方が距離が長かった。胸突き八丁のような急坂を、般若心経を唱えながらゆっくりゆっくり登ると、経文のテンポに合わせて足が進んでしまうので、一休み一休みしてテンポを戻しながら登る。きょうは呼吸の辛さはあったが、足は辛くなくて、順調に頂上に達し、つり橋の真下を数メートル行き過ぎて本当の頂上までたどり着いた。ヤレヤレ。これで一段落。これから日足が伸びて農作業の時間帯が変わってくるので、歩く時間を夏時間に設定しなおすことになるが・・・それはまだ先の話。今は先ず1万歩を続けることを心がけたい。

 


7-022EM説明会

2012-02-20 20:08:02 | 健康/生命

風の谷通信No.7-022

近接の加東市のある団体から要請を受けてEMの説明会を開いた。講師はEMに関する経験豊かな二人においでいただいた。

EMは次のような分野で活用されている「物質」であるが、まだまだ広がりがない。
*土壌改良剤として、農地を腐敗型から蘇生型に変え、農地の品質を改良する。
*作物の力と品質を向上させ、健康かつ美味な農作物を作る。
*発酵効果で生ゴミを有用な堆肥に変え、家庭や社会のゴミを減らし、環境保全に役立つ。
*河川や海洋の水質を改善し、ヘドロを減らし、水生の魚貝類や植物を繁栄させる。
*家庭内で環境保全や、健康増進、あるいは寝たきり患者の清拭などに役立つ。
その他いろいろ。たくさんあって、捕えかたによっていろいろに描写できる。いずれにしても、土・水・空気の品質を人間生命に役立つように改良し、食物資源を改良し、人間生活の質を向上させる効果がある。

実際に、道頓堀川の水質を改善して、あの腐れ川に魚が戻るまでになったし、各地で蛍を呼び戻しているし、相生から日生・鹿久居に至る海岸線で水質を改善してカキの養殖実績や内海魚や海草の収量を大幅に向上させたりして漁協から喜ばれている。

これらの有用な作用を持つ物質であるが、支持者の多さと同じくらいに頑固な反対勢力があって広がりに欠ける。当市でも、活用してみようか/試してみようかというよりも、頭から否定・拒否する勢力が強い。市役所のある部門へ推薦してくれた人があったが、その部門からEMに対する否定評価をズラズラと並べ立てた回答書をもらって驚いたことがある。県庁レベルでは知事の判断があって、いろいろな分野で活用されているが、当市では活用されない。事実を学んで知ろうとするよりも、まずは拒否・否定しておこうという姿勢らしい。以前の市長の頃に開催された「瀬戸内環境保全会議」を案内したが、市長は勿論の事、環境部門からも誰一人参加しなかった。(せっかく県知事が出席したのに。)

きょうの加東市での会合では40名収容の会議室が満席となって補助椅子まで使う盛況であった。他の近接自治体地区からの参加もあった。質疑も活発であった。参加者の意識は、農地改善・作物改良・家庭内での環境保全活動などにあると見えた。やはりその地域を指導する主導者の人格や指導力に負うところが大きいなぁ、と思った。実に有意義で楽しい会合であった。