風の谷通信No.9-023
きょうは眼科の検診。回復状況が順調で、主治医が「術後ちょうど1年か」と間違うほど。イヤ1カ月半です、というのが実体です。眼の底が明るくて、見えやすくなりました。それでもまだ網膜が安定していなくて、乱視も少々残っていますし、中心窩の影がまったく消えたわけではありません。視力が安定しないのでまだメガネを作ることができません。
そんな中で、新聞には注意を払っていますが、権力者のごり押しを感じることが多いですね。
新しいエネルギー基本計画の政府案では、原発を重要なベースロード電源と位置つけ、安全性が確認された原発については再稼働を進める、という方針です。都知事選中で使われたベース電源とどう違うのか判らない用語ですが、今回の用語は「常時一定量の発電を続ける電源」を意味するとのこと。ここでの「ロード」は「負荷」という意味でしょうが、それがどうしたの?
まぁ、門外漢の自分にはよくは判らないので、大まかな印象を述べると、基本的には、政権党がフクシマのことを全く斟酌していないということ。何だか「あれはなかったこと」「あれは幻のような悪夢だった」「特別な事情で起きてしまったことだけど、もう済んだこと」「その事件の発生と後始末はわれわれ他の国民にとっては関わりないことだよ」とでも言っているような雰囲気です。先にも記録しましたが「津波被災地に対する絆」なんて言葉は僅かに3年足らずでもうすでに死語です。あるいはもともと無かった言葉かも知れません。被災地を忘れて、オリンピックに大喜びし、原発再稼働へ向けて一直線のテコ入れもしているなんて、これが政権与党のごり押しでなくてなんと呼びますか!?。
政権党のごり押しと言えばもう一つ、石垣島の市長選挙ですか知らん、自民党がまたしても島民の関心をカネで買うような「予算編成」を申し出たらしい。先日の名護市長選挙で失敗したばかりなのに、またしても石垣市民に対して「政権与党が推薦する候補者を勝たせたら100億円の基金を設定する・・・」というような発言したらしい。詳細は未確認です。それにしても予算なんて元来は税金ですよ。そのカネを元手にして自党派の候補に肩入れする予算を作るなんてことができるのですかね。なんだか選挙違反みたいなズルい政策ですね。
きょうは話題が混乱したついてでにもう一点、忘れずに付け加えておきたいです。スペインのパコ・デ・ルシアさんが亡くなった、とのネット情報を発見。アンダルシアの市長が3日間の喪に服すると決めたそうです。地元に人たちにとってそれほどの痛手と悲しみです。