カメラ関係の記事を続けて書いたのでそろそろ別の話にしたいのだが、こんなニュースを聞いてつい。。
オリンパス株式会社は同社の映像事業を分社化の上ファンドに譲渡するという方針を発表した。映像事業は現在同社の売上高の5%を占めるが、スマホなどの台頭でデジカメ事業が縮小する中、20年3月期までに3期連続の営業赤字を計上していた。
ぴえん。なにしろこのコロナ騒ぎでカメラ関係の売り上げ不振が繰り返し報道されていたので、こんなこと起きたらやだなあ、と思っていたところだった。。
のだが、見方を変えれば、まだ傷の浅いうちに組織を再編して、事業を継続しようという努力の現れとも言える。3期連続赤字ということは、コロナのせいばかりとも言えないし、会社は株主のものである以上、ある程度思い切った判断も仕方ないのかもしれない。。
ちなみにミラーレスカメラの一番の売れ筋はオリンパスらしい。
前にも書いたけど親がOM-1を持っていたので、オリンパスは昔からなじみがある。小さくてシンプルで、手になじむ。上の写真は2004年4月。ぼろぼろだったストラップを取り替えた直後の姿。
初めて買ったデジカメがこのオリンパスD460だった。2001年春のことで、たしか2万7千いくらかだったと思う。オリンパスは一眼レフのAF化に乗り遅れて、いちどレンズ交換式カメラから撤退している(2002年)。代わりにブリッジカメラ(レンズ交換はできないが、本格的な写真も撮れる、すこし大きなカメラ)やコンパクトカメラに力を入れていた。デジカメも早くから積極的に取り組み、かなりのシェアを占めていた。CAMEDIAというシリーズでしたね。
2003年にフォーサーズ規格で一眼レフに復帰し、2008年にはマイクロフォーサーズも登場、いわゆるミラーレスのはしりだ。カメラを出したのはパナソニックが最初だが、翌年ペンシリーズをリリースし、こちらが主流になった。
E-P3は、度々書いているが今でも好きで、時々使っている。
オリンパスの(今の)代表的製品といえば内視鏡や顕微鏡などだが、これらにふつうの人がふれる機会はすくない(胃カメラ飲むときお世話になる。あれはくるぴいので、ほう、ここにもオリンパス・などと余裕こいている暇はない)。
やはりカメラと、それからなぜかレコーダーもけっこうシェアが高い。マイクロカセットだったころからオリンパスは有名だった。カメラとレコーダーって、あまり被っていない気がするがなぜなんでしょうね。。
というわけで、あたらしいオリンパスカメラの門出をおうえんしたいです。。