うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

新人たち

2012年04月15日 | ビジネス

とりとめのない話だ。

日曜日、郊外に向かう電車だが、となりに座っている若い女の子はスーツに身を固め、さっきからノートに何か熱心に書いている。

別に盗み見するつもりはないが、つい目に入ってきた文字は「尊敬できる人物」「上司と意見が云々」などとある。今も、就職戦線はかなり厳しいようだ。

昨夜、こんな本がある事をウェブで知った。今の就職事情(新卒)というのは、正直言って知らないのだが、日本の社会は、いつからこんなになってしまったのかな。まあ、昔は昔なりに、僕も色々苦労したけど。

僕自身の仕事では、1から新人を育てるような事をもう長いことしていない。ある程度経験のある人と仕事をするのが普通だ。そのせいか、若い人にはあまり関心がないというか、縁がない。8年ほど前、司法関係の勉強をしている若い人と何度か話をしたことがあったが、そのとき思ったことは、若い人は意外と頭が固い、と言うことだった。

正確には若いと言うよりも、経験の少ない人の方が、自分の得た情報を鵜呑みにしやすい。そうすると、それに縛られて自由なものの感じ方ができなくなる。たとえば、本とか新聞とかで、刺激的な文体で書かれた文章を読むと、あたかもそれが自分の意見であるかのように人に言ったりする。もちろん、全ての若者がそうだという訳ではない。ただ、意外な経験だったことはたしかだ。

今の職場にも、さいきん若い人が入社した。部署が違うので、彼らがどのような日々を送っているのかは、間接的にしかわからない。

個人的には、今の職場に経験のないスタッフがいることが、労使双方にどれけのプラスになるのか、疑問を感じないでもない。下手をすると会社自体が職業訓練校となって、ビジネスがうまくいかなくなる恐れもある。お互いに不利益にならなければ良いが、と心配はしている。

ただ、新人の方は何でも良い経験、思い出になるはずだし、とにかく今仕事ができることは良いことなのだろう。

5年、10年したら、みんなどうなっていることか。

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