うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

印象

2020年04月05日 | 日記・エッセイ・コラム
連日の報道に加え、家のこともあるので正直きついです。
ネットのほうは以前よりすこしきつさが緩んできたのかな。もっとも、きつい発信する方はミュートしているというのもあるか。

前からなんとなく感じていることいくつか、これは見解や意見までも行かず、個人の感想とまでもいかない、たんなる印象です。

今日も東京都で感染者が増えて、累計1000人を超えたそうです。新聞等でも都道府県ごとの感染者数一覧が毎日掲載されていますが、初期の頃とちがい、今はこの表の在り方見方もすこし変わってきているように思います。

東京都の場合、一時期から感染者個々人の具体的な情報は、かなりあいまいにしか情報公開されていませんでした。今月初めにようやく自治体ごとの感染者数が公表されました。東京都の情報公開の姿勢については以前、意図してこれを制限しているのではないか、という印象を持っていましたが、こうして自治体単位での数字を見ると、また別の感想も生まれます。

感染者の多い世田谷、杉並あたりは住宅地域で人口も多い。目黒区、港区もそうですが、この二つの区は人口あたりの感染者数が世田谷、杉並よりかなり高い値になっています。北東部の荒川区、北区、文京区辺りは、感染者数は少ないですが、人口も20-30万人程度と世田谷の数分の1です。千代田区は更に少ない。
 ので、表にして眺めて、世田谷は危ないなどと思うのはすこしちがうのかもしれない。更に大事なのは、こうした感染者が自分の住所地で感染したとは限らないということです。むしろ都心の繁華街が感染のきっかけになったと考える方が自然でしょう。

なので、自治体ごとの感染者数を示すことが必ずしも有益な情報とは言い切れないところがある。もちろん、それを踏まえたうえで参照すれば問題はありません。職務上正確な情報が必要な人は、別途これらを与えられているのでしょう。

同じことは都道府県別の表にもいえて、鳥取、島根の人口は練馬区、杉並区辺りの人口とどっこいどっこいです。だから東京は感染のリスクが高いというのは確かですが、絶対数の比較だけしていると、誤解を招くかもしれない。
誰もそんなことは言っていないし、言わずもがなのことかもしれませんが。。

更に、国によって検査の数がちがうという話が前からありますが、国ごとの感染者数の比較も、基準の違う数値を並べていることになるので、注意が必要です。ただ、こちらのほうはあるていど周知されてはいるようです。

北朝鮮の報告数0は論外ですが、中国の感染者数推移と、それに関するマスコミの反応はちょっと謎です。感染抑え込みが成功しているなら、人類にとって朗報だし、各国にも参考になるはずです。

おそらく欧州はじめ各国も、遅かれ早かれ感染抑え込みに成功していくのでしょうが、そのあとの経済復興段階で、世界の地勢が大きく変わっていきそうな気がします。その際、早く体制を立て直した地域のほうが有利なことは確かでしょう。ただこれも、早いほうが勝ちという単純な問題でもないでしょう。

また遅くなってしまったので、あまり推敲しないで出してしまいます。

コメント
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