うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

Nikon D70s 

2011年09月04日 | D70s

中古のレンズを良く買う。Nikon AFのレンズが多いけど、ニコンはレンズとボディ側の機能制約の関係が複雑なので、レンズのテストをするとき、店員が「ボディは何をお使いですか?」と必ず尋ねる。以前は胸を張って、は言い過ぎだが普通に「D70sです」と言っていたのだが、さいきんはいや実はまだD70sで、といってみたり、ひどいときはD90とかです、と所有機詐称したりする。

自分の所有機が恥ずかしいというのも変な話だが、別に店員は悪いことを聞いているわけでは無い。自分が見栄っ張りと言うつもりもないが、その店が中野とか新宿とかにある、マニア向けの店だったりすると、やっぱりどこかで見栄を張っているんだろうね。優秀な店員さんはお客に合わせて対応を変えるが、客の方もそのときの空気を読んで、素人のふりをしたりマニアっぽく迫ってみたり、いろいろするのである。量販店に来ている、メーカーのヘルパーの方とは多少コアな話をしてみたり(特にリコーとかオリンパスの方は面白い)、若い店員さんとかだと何も知らないふりして、いろいろ感心して見せたりとかする。コンデジ買うときはめんどくさいからお金の話しかしないけど。

話がそれたが、うちにあるデジタル一眼レフはこのD70sだけである。ほかにフィルムのオリンパスOM-1と、ミラーレスのE-PL1を使っている。マウントの種類が多くて不経済だ(MFTはアダプタでOMマウントをつけられるが、余り実用的ではない)。僕はマニアでも何でも無くて、単なる万年初心者なので、そうそう機材を買い換えることもできない。2005年暮に買ったD70sはだから、今でも現役だ。ただし、日常の撮影はかなりの程度、E-PL1が担当するようになって、D70sの運用の範囲は以前よりはせばまっている。

D70sをつかうのは鉄道写真とか、年に1,2度ある舞台の撮影の時などだ。走っている列車を光学ファインダーの無いE-PL1で撮るのは厳しい。舞台もピントが合いにくくて、ストレスがたまる。E-PL1はD70sより5年も新しいが、基本的な性能はD70sに譲るところがある。手ぶれ補正とか付加機能は充実しているが。画質もD70sの方が良いと思えるときがある。細かい枝の解像度などはさすがに画素数の多いE-1L1が優れるけど。操作性はD70sの方が良い。ニコンでも最近の入門機は直感的にわからないが、D70sはサブコマンドダイヤルつきで、以前持っていたF80Dと同じように操作できる。
近年の製品に比べると背面液晶が小さく、色もきれいでは無い。また、ファインダー像がかなり小さく、これはいかんともしがたい。マグニファイヤーアイピース(DK-21M)をつけているが、像がすこしゆがむようだ。

昨年一度、大きな故障が発生した。最初は再生時に画面が砂嵐のようになり、サービスで接点を清掃してもらい様子を見た。新しいカードを買い、頼まれた商品撮影をしていたとき、上面液晶に「CHA」というマークが出てフリーズ、電源のオンオフで復活はしたが、そのときの画像は記録されていなかった。持ち込み修理ではCFとの接点のところ、および記録圧縮部品なるものを交換した。その後同じ故障は発生してない。本当はCCDにも持病がある。真っ暗闇を撮影すると輝点(ホットピクセル。CCDがつきっぱなしになり、黒い夜空に赤や白い星が出てしまう)が出る。普通は調整で直るが、うちのはいくつか消えずに残っているのがある。ただ、普通の撮影では全くわからないし、夜景でも気がつく人はほとんどいないだろう。出荷時には無かった。CCD交換は4万円もするので、調整以外は何もしていない。

Dscn7378
購入して箱から出した直後。

Dscn7502
50mm F1.8Dがついているが、これは後に売ってしまった。ストラップは純正のサファリ風。フードはHAMAのいわゆる「ハマ角」。

今となっては顧みる人もいないだろうが、これを持ってハワイにも行ったし、いろいろなところにも行ったりという個人的な思い出もあり、愛着がある。そうそう手放したり取り替えたりはしない。まあ、もう少し経済が安定してきたら、次を考えよう。

コメント (2)
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