ウリパパの日記

自由気ままに・・・

白山(千代田湖)に咲くカイイワカガミ 2013.5.1

2013-05-01 21:34:08 | 山登り
茅ヶ岳登山が予定よりも早く終了したので、帰りに昇仙峡と千代田湖に立ち寄りました。さすがにもう一つ山を登る体力も残っていないので、千代田湖の湖畔にある白山(標高620m)を散策することに。湖畔との標高差は50mくらいでしょうか。山頂は文字通り白い砂岩石で覆われていました。山頂からは車で通ってきた昇仙峡、その左奥に先ほど登ってきた茅ヶ岳、さらに遠く八ヶ岳まで見渡せます。


白山から尾根伝いに西へ歩いたところに八王子神社がありました。


正式には白山八王子神社と称するそうです。ちなみに八王子白山神社は奥さんの実家の近く(北野台)にあります。関係ありませんが・・・


南側には甲府の街を見下ろします。晴れていたら正面に富士山の姿も望めることでしょう。夜景が綺麗なスポットのようです。


実は白山を訪れたのには理由があります。目的はこの花。カイイイワカガミ(甲斐岩鏡)です。時期的には終わりに近かったのですが、北斜面を中心にカイイワカガミの群生地が広がっていました。特に八王子神社へ登る斜面は見ごたえあります。


イワカガミは1000m以上の高山に咲き5月下旬から6月に見ごろを迎えますが、カイイワカガミは比較的低い山地に咲くのが特徴のようです。あと4~5日早ければ、一面に咲く姿が見られたことでしょう。


千代田湖を訪れる前に新緑の昇仙峡に立ち寄ったので紹介しておきます。まずは仙娥滝(せんがたき)。高さ30mの壮麗な滝です。


仙娥滝から下流にかけて、美しい渓谷が続いています。


売店で世界で2番目に美味しいソフトクリームを売っていました。思わず巨峰のソフトを食べてみました。何故2番なのでしょう・・・

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茅ヶ岳登山 2013.5.1

2013-05-01 18:39:16 | 山登り
伊豆諸島付近を低気圧が発達しながら通過中です。関東地方を除いて天気は回復傾向にあり、午後から上空に寒気が入ってくるまでの間が登山の狙い目です。昨夜から天気図とにらめっこした結果、山梨県の北西部から長野県にかけて晴天に恵まれると予想。2000mを超える山は残雪もあって冬山状態なので、手軽に登れる茅ヶ岳へ行くことにしました。茅ヶ岳に登るのは約30年ぶりです。

洗濯物を干し終わった朝7時10分過ぎに自宅を自動車で出発。途中、近くのセブンイレブンで100円おにぎりを買い込み、高尾山ICから圏央道に乗り中央道の韮崎ICを目指します。高速道路は順調で、8時40分には麓の深田記念公園の駐車場に到着。そこから山頂を目指します。公園駐車場には30台ほど駐車できるスペースがありますが先客は10台足らずです。一台バスが止まっているのには驚きました。


女岩を経由するコースが一般的な登山路のようですが最後の登りがとても厳しかった記憶があります。そこで、今日は途中から尾根道を利用するコースを選択しました。駐車場の標高が約950mとの情報があるので、標高1704mの茅ヶ岳山頂までの高低差は750m。結構厳しいと登山です。尾根道はひたすら登りが続きます。尾根道からは南アルプス連峰が木の間に見え隠れしますが、なかなか眺望のよい場所が見当たりません。空気の澄んだ朝のうちに山頂を目指し、ひたすら登り続けます。


麓の駐車場から約1時間20分。午前10時過ぎに標高1704mの山頂に到着しました。目の前に南アルプスの雄大な風景が飛び込んできます。そうです。今日はこの景色を見たかったのです。


甲斐駒ケ岳と仙丈岳です。雄大な眺めです。


望遠レンズを通すと甲斐駒ヶ岳がこんなに近く見えるのです。一度登ってみたい山です。


こちらは鳳凰三山(右から地蔵岳、観音岳、薬師岳)です。観音岳の右肩奥には北岳が姿をのぞかせています。薬師岳の左奥には間ノ岳も見えています。その南の悪沢岳から聖岳方面はあいにく雲の中でした。


一方北側には雄大な八ヶ岳連峰が広がっています。編笠山、権現岳、阿弥陀岳、赤岳、横岳と続き、山肌がくっきり見えています。その東側は正面の金ヶ岳の稜線に隠れてしまいます。


雲が切れた瞬間です。阿弥陀岳、赤岳、横岳が全貌を現しました。


眺望に恵まれれば八ヶ岳と南アルプスの間に北アルプス連峰から乗鞍岳方面が姿を見せることもあるようですが、今日は上空の寒気の影響で雲に覆われ、白銀の乗鞍岳と霞沢が一瞬微かに見えた程度でした。


東側には奥秩父方面の山並みが迫っています。瑞牆山から金峰山がひときわ大きく見えます。


金峰山の五丈岩をズームしてみました。


さて360度の眺望で忘れてはならないのは富士山です。南東から南側にかけては低気圧の影響で雲に覆われていましたが、10時30分頃までうっすらと富士山が姿を現していました。来月、世界遺産に登録されることに決まったみたいですね。

予定よりも早いペースで山頂に到着したので金ヶ岳まで往復しようかと思ったのですが、周囲の方に聞いたところ眺望はあまり良くないようです。しかも周囲の山に雲がわいてきました。さらにバスで来たと思われる団体さんも山頂に到着しました。40分近く眺望を楽しんだので、草花を見ながらゆっくりと下山することにしました。女岩を経由するコースで戻ろうとしたのですが、すれ違いが困難なほどの狭い岩場が続いているようなので、道幅が広い尾根道を戻ることにしました。

標高1500m以上はまだ冬の装いです。吹く風も冷たく気温は10℃を下回っているようです。木々の芽も固く、草花が登山道を彩り始めるのはあと半月ほど先でしょう。標高1200m~1500m付近で見かけた草花を以下に紹介しておきます。


スミレで一番目についたのはアケボノスミレ(写真左)。珍しいところではヒゴスミレの姿を見かけました(写真右)。


見られるエリアが限られていたのがセンボンヤリ(写真左)。尾根道の中間地点でしょうか。尾根道を通して山頂付近まで姿を見せていたのはフデリンドウの可憐な花です(写真右)。


最後に、ちょっと珍しい花を見つけたので紹介しておきます。尾根道を登っているときに、登山道をはずれたところで何かを探している様子の夫婦を見かけたので気になっていました。帰りに同じ場所を通りかかり、ちょっと寄り道しました。足を踏み入れてみると普通の砂地が広がって特に変わった様子がありません。足跡があるのでその方向へ進んでみると(非常に滑りやすい)、変わった形の葉っぱが所々に生えていました。何でしょう?暫く探してみると、一輪萎んだ花が見つかりました(写真左)。どうやら花が無くなってしまったようです(写真右)。鳥か動物が食べてしまったのでしょうか・・・帰って調べてみると翁草という珍しい花が自生している場所のようでした。

山麓の駐車場に辿りついたのはちょうど12時です。帰りは草花を探しながらゆっくり下山したので、登りと同じくらい時間がかかってしまいました。標高差750m、往復3時間は結構厳しい登山でした。

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