ウリパパの日記

自由気ままに・・・

長沼公園に咲くキンランとタマノカンアオイ 2012.5.12

2012-05-12 21:34:49 | 自然
一時的に冬型の気圧配置となりました。上空の寒気の影響で北海道のオホーツク海側では季節はずれの雪が降り、知床の宇登呂では10cmの積雪を記録しています。関東地方でも午後から北風が吹き冬のように澄んだ青空が広がりました。

午後から八王子の本屋に行く途中、キンランとタマノカンアオイの花を見るために長沼公園に立ち寄りました。長沼駅を降りる頃、一時的に層積雲が広がってにわか雨がぱらつきましたが、そのまま散策開始です。本日のルートは実家近くの日邸団地に隣接する入り口から栃本尾根を登ります。この一帯は私有地ですが、地権者の御好意により一般に開放されています。栃本尾根から野猿の尾根道に抜け展望園地で休憩。空気が澄み奥多摩の山並みがはっきり見えます。この時期にしては珍しいことです。GWに登った大岳山、御前山、三頭山の奥多摩三山、御前山の背後には雲取山と飛龍山まで見渡せます。


その後、霧降の道を降りて再び西尾根を登ったところ、途中でがけ崩れ?のため通行止めとなっていました。仕方なく西の沢に下りて中尾根経由で再び頂上園地に出て、今度は西長泉寺尾根を下って中谷戸に降りてきました。写真左は西長泉寺尾根、写真右は西の沢の様子です。新緑が美しくヤマツツジも咲いています。鳥のさえずりを聞きながらのんびり散策を楽しめました。


目的のキンランです。いつもと同じ場所に沢山咲いていました。栃本尾根沿いでも何株か見かけました。


キンランは暗い林の中でひっそりと咲いています。近くにササバギンランの姿もありました(まだ蕾です)。


タマノカンアオイです。落ち葉をかき分けると暗褐色の花が姿を現します。


今年も尾根道沿いで沢山のタマノカンアオイを見かけました。環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧2種に指定されていますが、長沼公園では普通に咲いているのです。

 
霧降の道沿いに咲いていたホタルカズラです(写真左)。
野猿の尾根道沿いでは、ロープが張られて立入り禁止になっている保護区域が増えました。平山口から展望園地にかけてはジイソブ(ツルニンジン)の保護区が続いています。


展望園地から新緑の山を見下ろすと、ところどころでホオの花が咲いています。背が高い木なので近くで見る機会がありませんが、西長泉寺尾根を下っていくとホオの木の近くを通ります。目の高さで木の間に白い花を垣間見ることができました。



長沼公園の北側にはレンゲ畑が広がっていました。懐かしい風景です。

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