今朝は神秘的な天体ショーに魅了されました。黄金のリングは人生最初で最後の経験かもしれません。
朝はいつもと同じ5時30分に起床。外を見ると青空が広がっているではありませんか!南の空には低い雲が垂れ込めています。いやな予感が的中し6時過ぎには上空がすっかり層積雲に覆われ、太陽の姿がすっかり隠れてしまいました。八王子方面ではこの雲(忍者雲)が出るとなかなかとれにくく、今日は駄目かな・・と諦めつつ家を6時55分に出発。予定通り通勤途中に片倉城跡公園で金環日食を観察するとにしました。狭間駅へ向かう途中雲が切れ雲越しに半分以上欠けた太陽の姿が見えているではありませんか。しかも北側から青空が広がってきました。
京王片倉駅到着すると空が明るくなってきました。大きく欠けた太陽の姿が見えています。片倉城跡公園近くの広場で金環日食を待つことにしました。
次第に雲もとれて、日食グラスを通して太陽がさらに欠けていく様子を息を呑んで見守ります。そして遂に7時33分過ぎ、月が完全に太陽の内側に入り、7時37分には真円の黄金リングが現れました。周囲は薄暗く時間が止まった感じです。気温も若干下がったように感じます。鳥のさえずりも全く聞こえず静まりかえった神秘的な瞬間。突然静寂をつきやぶる、けたたましい動物の鳴き声が聞こえました。鳥でしょうか?
ふと我に返り、金環食の瞬間をカメラに収めようと日食グラス越しにコンパクトデジカメで撮影に挑戦しましたが、あまりに暗いため手ぶれしてしまいます。上の写真はNHKのHPから引用させて頂きました。
こちらは手ぶれした金環日食の写真です。三脚持っていけば良かったと後悔しています。
いつもより30分遅れで会社に到着すると皆さん金環日食の話題でもちきり。デジカメやスマホの写真を見せ合い、皆さん何しに会社へ来たにだろう・・という感じです。マニアの方は今日は当然休暇ですが、私は8時45分から外せない会議があるため休めまんでした(涙)。相模原より南の地域では雲越しに金環日食を観測することになり、デジカメでも綺麗なリングを撮影することができたようです。
我が家では、息子と奥さんは自宅の庭で、娘は通学途中で金環日食を楽しんだようです。昨日日食グラスを届けた長沼の両親からも、存分に楽しむことができたと会社にメールが入りました。
世紀の大スペクタクル、本当に感動しました。
← プチッと押してね!