設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

お得部分

2005年07月28日 09時52分19秒 | 独り言
夫と同業の世界って女性が圧倒的に少ない・・・・
あの芸能人の菊川怜さんは東大の建築学科だそうで・・
多分 大学ではウルトラ貴重な「女性!」だったのでは
ないだろうか。

今は女性でも設計事務所やらデザイン事務所を
自ら運営しているようなカッコいい女性達が増えてきているという。

「カッコいいなあ~~なんで もっともっと女性が増えないのかしら」
素人のオババは ついそう思ってしまうのだが どんな世界も
そうだが 仕事を持つというのは中途半端じゃ出来ない。
ましてや建築の世界って よっぽど「好き!」という気持ちが
ないと出来ないのかもしれない。
徹夜もあるし 現場の打ち合わせなんかに行ったら お洒落な
格好ですら出来やしない。周りは年期の入った おじさんが
多いし職人さんも多いしで・・・確かに女性の好みそうな
職場でもない。

女性の建築士というと とかく 繊細なイメージでインテリアや
キッチンに通じていてという印象をもたれがちだが
最近 夫の事務所で盗み見る女性建築家の家特集なんて
本を見ると 意外にそんな感じが見られないような家もある。
でも必ず説明には こう書かれる。
「女性ならではの観点で ああだのこうだの」と・・・・
これは 本当に男だらけのこの世界では武器にしてもいい
殺し文句になる。
なんたって素人の自分たちオババは 医者でさえ女医というだけで
選んでしまうという感情がどっかにあるのだから。

「同じ女性同士なら わかりあえるのでは」
この初めの発想は 物凄く心強いのだ。

世の中はまだまだ男女平等にはいかないけど 違った意味で
この世界は「女性だ!」というだけで ちょっとお得な
部分が出来るのではないかと勝手に思う。

そう考えると その他大勢部類に入ってしまう 年期の
入ったおじさん部類の我が家は・・・・何も特色なしとなる・・

うーん 女装でもさせるかしら。
いや・・・これは違った意味で 引かれる存在になりそう・・・