設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

花火大会

2005年07月30日 10時46分14秒 | 独り言
今日は隅田川の花火大会だけど 我が家の近所の花火大会は
木曜に終わってしまった。隅田川の大規模さに比べれば
少々ショボイところもあるが それでもその日は
一体どこから人が流れてる!?と思うほど 浴衣姿の高校生から
家族連れから 自分達の町が人であふれかえる。
そのうち こんな場所まで!と驚くほど いつもはありふれた
道路にところ狭しとビッシリ露店屋まで出る事になる。

ビールからおにぎり 唐揚げといやあ~~売れる 売れる。
どさくさに紛れて おにぎりなんぞを売ってしまいたい位だ。

花火観賞は毎度 自宅のベランダから見られるのだが
これがちょっと斜め角度で物悲しい。
どうせ家で見られるなら 本当はリビングからという
特等席を用意したいところだが そんな贅沢はさておき
よっこらしょと椅子をベランダに確保しての観賞となる。
勿論 片手にはビールが似合うのだが 悲しいかな・・・
ビールが飲めないときてる・・・しょうがなく枝豆だけを握りしめの
花火観賞となる。

夫は この時とばかりに絶対帰宅する。これはサラリーマン時代
からもそうで・・・・でも確かに絶対帰ってこれないという年も
あったが 独立してからは自分で予定が立てられるのをいい事に
この花火の日だけは夕方から予定を組まない。
恐ろしい執念だ・・・そしてビール片手に花火観賞。
やっぱビール飲める人はお得である。何しろ夏には海や花火といった
ビールに似合う行事ばかりあるのだから・・・・・

この日ばかりは外は騒がしく 大掛かりの仕掛け花火が舞い上がると
自分と同じ奇声やどよめきを共有出来る。
「おお~~~!」だの「すげえ~~~!」だの大の大人達が
妙に感動して同じように騒いでいる。
なんだかその空気もいいような気がして この花火大会は欠かせない。

そのうち仕掛けがドンドコ上がり始め 花火もクライマックスとなる。
最後の最後にこれでもかという位の連発が終り 一層大きい
どよめきとなぜかこれも毎年の 誰が唱える訳でもない
拍手が近所のあちこちから一斉に聞こえる。
勿論 我が家も知らず知らず拍手なんてして興奮しているのだけど・・・
これが下町の良さっていったらそうだけど 同じ物を共有して
同じように感動するって何も下町だからという事はないかもしれない。

そんな花火大会は花火の一瞬の瞬きと同じように あっという間に
終焉を迎える。きっと後に残るのは無責任な人間達のどっちゃり
残したゴミの山なのか・・・・
これも毎年の如く 翌日 ベランダから見える土手沿いには
朝早くからボランティアの近所の方達なのか 大きなゴミ袋を
ぶらさげた集団が見える。

そして二日たった花火会場は今はまた元の顔になっている。
朝と夕方には犬の散歩の人か 一人黙々と走るランナーの人の
影がうっすらとベランダから見えるのみ。
あの ありんこのような黒だかりの人影は嘘のようである。
なんだか寂しいようなホッとした表情の川も垣間見れる。

一年に一度 しかも この夏だから盛り上がる花火大会。
やっぱり来年も家族元気に とりあえず枝豆片手に
観賞したいものである。

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