設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

もうすぐ・・・

2005年07月06日 17時39分23秒 | 独り言
もうすぐ夏休み。
大体 7月に入るとあっという間にこの時期は来てしまう。
だから近所で知り合いに会うと 決まって挨拶言葉は
「もうすぐ夏休みだねえー」
そして決まって 皆 憂鬱そうな顔。なぜ?

普段いない子供達がいるだけなんだけど なーんか調子が狂う。
おむつをしている赤ん坊でもなく 一人で留守番の出来ない
小さな小さな子供じゃないけど なんか日常が吹っ飛ぶのだ。

そして夏休みは自分の実家に行かなくてはいけない。
自分の実家なのに そしてなぜ行かなくてはいけないという
義務化した感情になってしまうのか不思議だと 多くの
知り合いにも言われるのだが 自分はどうも実家が苦手。
しかもしつこいようだが自分の・・・・

きっとPCも持ってない老夫婦だから このブログも覗く事もない。
だから言いたい事を書き連ねてしまいそうだが 実家の
何が苦手かというと ともかく孫に対して無責任な事だ。
とかく祖父母というのは たまにあった孫に無責任だ。
たまにだから そういうものだから やりたいようにさせるという
寛大な気持ちが持てない自分には これが苛々する。

夕飯前にどっさりお菓子を与え ちっぽけな子供の胃袋が
ギューギューになるや 今度は当たり前だが夕飯は食べない。
すると決まってウチの父母はこう言う。
「なんで食べないの?」
だから言ってるだろうが!!という娘の言葉なんて右から
左である。こんな些細な事が自分の親だからこそ苛々するのだ。

個人差があって今の祖父母がどうのこうのじゃないけれど
お菓子や玩具といった何か与えて孫を喜ばす事しか
今の祖父母にはないようだ。
知り合い達も異口同音に嘆く。これが自分の親じゃなく
配偶者の方だとますます 感情は激化するようで・・・

自分の子供だと将来が自分たちにかかってくる。
それが孫はワンクッション。美味しいとこどりで嫌なところは
親達に投げる。まあ、こんな感情が強ければ強いほど
無責任な行為を孫にする事だろう。

冷たい娘かもしれないが 自分がおかしいかもしれないが
実家に帰っても実は気が休まらない。
そしてやはり自分には 子供に対して無責任でいられない。
でも とりあえず自分が育った世界をバッサリ切れるほど
強くもない。だから夏休みには憂鬱になる。
子供がいて非日常が嫌だとぼやきながら その子供を守ろうと
している実家での自分がいる。

こんな娘を持つ親は確かに不幸かもしれない。
そして実家に行くのを憂鬱がっている自分も不幸。
いつか子供達が大きくなって お互い こんな不幸が来ない事を
なんだか頼りなく祈っている。