BUONA GIORNATA!

取材や旅、見仏、ヨーガ、読書の日々をつづります

エジプトの宝

2007年11月13日 | Weblog
吉村作治の早大エジプト発掘40年展もいよいよ終盤(18日が最終日)!
連日の盛況ぶりが報道されていますね。

今回の展示は、素晴らしいものがたくさんあるのですが分かりにくいのが難点だったと思います。展示各点の解説資料があれば・・・せめて用語解説だけでも入場時に配布してもらえたら、それぞれの意味やつながりが分かるし、ちょっと難解な古代エジプト人の死生観を理解するヒントになったのではないでしょうか。

例えば①「ファイアンスの装飾品」②「カノピス壺」③「ウシャブティ」④「カルトゥーシュ」⑤「ステラ」。
それぞれ、何のことかわかりますか?
それだけしか表示されていなかったら、眺めて「ハイ、次」とどんどん素通りしてしまいませんか?

ちなみに答えは
 ①ファイアンスは石英を粉状にして練り、ソーダ釉をかけて焼き固めたものでガラスの先祖。ビーズや指輪などの材料に使われた
 ②死んだファラオの内臓を収めておく壺。心臓は体内に残してミイラにするので、肺、胃、肝臓、腸をそれぞれ入れた
 ③来世で死者のかわりに農作業をする小さな人形
 ④ファラオの名前の周囲を楕円で囲ったもの。指輪やレリーフに残っている
 ⑤供養碑

展示の目玉「セヌウの青いミイラマスクと木棺」は色が鮮やかで本当に素晴らしかったです。上に鏡が貼ってあったので頭頂部分もよく見ることができました。それにしても、マスクは思っていたよりずっと小さくて、びっくり。セヌウって小顔なのね。

東京のおみやげ

2007年11月10日 | My Favorite
仲良くさせていただいている、イデア設計室のpencafeさんから東京のおみやげをいただきました!すてき!
東京モーターショーのキャンバスバッグです。

pencafeさんのブログを見て、未来の車にためいき・・・。
ほかにも、フェルメール展やデザイナーの佐藤卓さん(最近「情熱大陸」でも紹介されていましたね)の企画展「water」に行かれたそうです。やっぱり、東京ではすてきな展示会がたくさんありますね~。宮崎にも来てくれるといいのですが(祈)

キャンバスバックにお弁当や本やカメラを入れて、公園でのんびり休日っていうのもいいなあと職場で妄想をふくらませています!

■pencafeさんのブログ
http://pencafe.exblog.jp/

■イデア設計室のHPへはブックマークからどうぞ

ポラーノの広場

2007年11月09日 | 
十数年ぶりに、宮沢賢治の本を手に取りました。

取材に関する下調べのひとつとして読み始めたものの、すっかり賢治の世界に引き込まれてしまいました。子どものころ読んだのとは違う感動がありました。

特に、森や草花や風など自然を表現するときのことば使いや、素朴で温かさを感じる会話表現には驚かされました。こんなにも、響いてくるものかと。こんなにも、鮮やかに場面が浮かんでくるものかと。

今回読んだのは「ポラーノの広場」という作品です。あまり知られていないようですが(私も初めて読んだ)、代表作のひとつと言ってもいいんじゃないか、というくらいの作品です。

「ポラーノの広場」というのは伝説の理想郷。月明かりの夜に、真っ黒な野原で白くぼんやりと光るつめくさの花をたどっていくと見つかると言われていて、そこでは音楽が流れ、歌を歌ったりみんなで楽しく過ごすことができる場所なんです。でも、少年農夫たちがやっと見つけた広場は、選挙活動のための酒盛りが行われていて、彼らは新しい広場を創ろうと誓います。

物語には社会的要素が多分に含まれていますが、賢治の美しいことばがちりばめられていて、幻想的で温かい雰囲気。理想郷は自分で創れるんだな、身近にあるのかもしれないな、と明るい未来を感じさせる読後感があります。

ものを書くことを仕事にしている私にとって、あらためてことばの力や日本語の美しさを気付かせてくれた、大切な1冊になりました。

◆写真  宮沢賢治童話全集10「ポラーノの広場」岩崎書店
(新潮文庫からも「ポラーノの広場」のタイトルで、17編の童話が収められた1冊が出ています。)

男爵いもかりんとう

2007年11月03日 | FOOD
毎年恒例、秋の北海道物産展に行ってきました。

私は、旭川生まれということもあっていつも旭川のお店に注目してしまいます。うちの両親も当然、旭川に住んでいたのですが私ほどではない・・・やっぱり私が赤ちゃんだったせいでほとんど記憶がないので、余計に旭川に興味があるのでしょうね~。

ものすごい数の人でごった返す会場・・・。パワフルなおばさまがたを押しのけて(失礼)手に入れた戦利品は、定番・マルセイバターサンドとほたて、男爵いもかりんとう!

この男爵いもかりんとうがかなり美味です!
その場で作ってくれるのですが、かなりさくさく。小麦粉じゃなくていもで作っているから出せる食感だそうです。冷えてもかたくならず、やめられない止まらない~。

ちなみにこのかりんとう、旭川の三葉製菓の製造です。楽天市場にも出店しているようですが、男爵いもかりんとうは物産展でしか販売できないらしいので、ぜひご賞味ください。

秋の新作

2007年11月01日 | 「わかば」な陶芸
スープ皿とマグカップができました。

写真左のスープ皿は3枚組み。釉薬はマット。洋風のような和風のような、いい感じの色と質感です。しかし!!器の厚みと取っ手の厚みがマッチしていなくて、上から見るとゆがんだ楕円形に焼きあがってしまいました・・・失敗。くすん。いいんです、自宅用に作ったんだから!我が家は汁物をよく食べるので、普通のスープ皿より少し大きめです。

写真右のマグカップは、初めて使う「わら白」という釉薬で一体どんなふうに色が出るか楽しみにしていました。うっすら青みがかった、流れる白色が渋くて好きです。これは2個組みで、お友達のお誕生祝いに。

最近、集中力が足りなくてろくろをひくときにゆがんだり、薄く削りすぎてしまったり。なかなか上手くならないのでヘコんでしまいます。次はお正月に使う、大きめのお皿を作ろうと思っているので、さあ、集中集中!