海苔棚

夕日を迎える海苔棚たち
波の音は穏やかに　ただ暖かな風のなかで
あぁ今日が終わる　何度見ても立ち止まる景色がまたそこにありました

雨上がりの朝

雨上がりの朝　水を飲みに来たカラス
船の揺れる音と　どこかで聞こえる波の声
朝の光は柔らかくて　風は少し春の香り

通り過ぎる

いつもこの時間にこの場所を通り過ぎる列車
線路はどこまででも続いている
終わりのない旅の終わり　また少し景色がわかっていきそうで

天台烏薬

丸い葉っぱの上に　小さな尺取虫
まさか不老長寿を目指すんだろうか
思わぬ所に生えている天台烏薬　半日陰ですくすくと育っていた

実験

テントのシーリングを貼り直した　防水機能の実験
ただこれだけで見えてくるものは少ない
強い雨の日に　どこまで雨漏りを防げるかそれが問題だ

キョロキョロ

パタパタと遊びに来ては　キョロキョロ
そんで少しだけ飛んで　一休み
美味しいものでも探しているのか　春はこっそり近づいてきてるよ

鹿の角

もうそろそろ鹿の角が落ち始める時期だろうか
今年も拾えるといいな
探したって見つからないけど　何気ない所に落ちてるんだ

梅

春は着々と動き始めている
咲き誇る梅たちは　冷たい風の中に
青空と雨を繰り返し　季節は変わってゆきます

時計

いつもある場所に　時計がないと落ち着かない
壊れた時計をよけて　新しく買った
時間は勝手に合わせてくれる　技術の進歩は一体どこへ行くんだろうね

車なんて

車なんてタイヤとハンドルとエンジンさえあればいいんだ
そんなことを思い出す　こんな黄色い車
まだまだ現役で走っているとか　今度乗ってみたいな

撮影：三重県尾鷲市　キタガワノホトリ（車：バモス）