が

見るほどに形も色も模様も様々
ただ生き残るために　工夫に工夫を重ねた結果
不思議なほどに魅力的　蛾はいつだってそこにいる

ぶんぶんぶん

ぶんぶんぶんとハチが辺りを飛び回る
ただ作業してただけなのに　警戒なのか偵察なのか
とりあえず立ち止まりやり過ごす　下手に動けば敵認証されちゃうからね

猫

顔見知りの野良猫は 腹が減ったとヒトを呼ぶ
やっとここまで近づけた
認めてもらえたんだろうか あとは触らせてくれないものかな

鳥

空高く飛ぶ鳥を狙う
ズームにズームを重ねて　震える手でシャッターを切る
なんとなく写ったけれど　いつかしっかり撮ってみたいものだ

久しぶりに

ふらりと久しぶりに読み返す
そうか 小学生時代に買ったものだ
日焼けしたページとホコリ 思えば遠くへ来たもんだ

ぼんやり

いつものようにぼんやりとした休日
そろそろ色んな所を歩いてみたい
そんなことを言いながら　いつものような休日

9月

9月もう後半戦　なんだか早くて困ります
夏なんて遊んだ記憶なんて無いのにね
気がつくと秋　何度つぶやいたことだろうか

来てしまったか

やれやれ来てしまったか　こいつらの時期が
自動販売機にへばりつく　緑色の奴ら
間違って踏んでしまえば　辺り一面カメムシ臭

ふと思い出す

こんなぼんやりとした写真を撮りながらふと思い出す
この試みを始めて14年が経ったようだ　ここにはそんな毎日の記憶と記録が残ってる
たまに日を超えることもあるけれど　写真は必ずその時のその日のもの
積み上げられていくデータは　僕が忘れたあの日の記憶そのもの

ヒルガオ

昼下がりにのっそりとコンビニへ買い物
ふと見かけたヒルガオが　夏を名残惜しんでいた
涼やかな風に弱まる太陽　季節はまた変わり始めている