たんけんぼくのまち

時々この場所に来てみたくなる　街が見渡せる展望台
遠い昔に作られた　どちらかと言えば廃墟だろうか
そういえば高校の頃流星群を探しに来たことがあったっけ
カメラを構えて　海の向こうの漁火と星空を眺めたっけな

秘密基地

どうやら秘密基地の跡地を見つけてしまったようだ
カンバンというか表札だけがそこに残されていた
また　メンバー構成もばっちりと書かれている秘密基地なんだ

ハナアブ

ツワブキの花に　これはハナアブかな？
よっぽど蜜が美味しいのか　カメラを近づけても逃げようとしない
山吹色の花は　木枯らし一号を浴びて時々揺れながら

誰も振り向いてくれない・・・

いわゆる”シカト”ってやつか!!
それにしてもこいつら黒くなったな　冬仕様なんだろうな
来年の春には　またちっこいのが生まれてるんだろうな

蜘蛛

朝出かけるとき　車のフロントガラスに蜘蛛
あまり見たことのない種類　ピカピカした体がカッチョイイ
蜘蛛だから嫌いとか怖いとか　もっとそこに本当の姿があるはずなのにね

たんぽぽ

秋の気配は日に日に強くなっていく
春を待ち切れないたんぽぽが　ひっそりと咲く
空はいつもの通り　ピカピカと磨きぬかれたようで

自然薯

思わず掘り当ててしまった　自然薯
ももの辺りまである　土と石の隙間の側溝の中
味噌汁に入れて味わう　フワフワとしたとろみが美味しかったな

コスモス

秋を満喫するコスモス
カラカラと乾いた空気は　肌寒さを通り越していく
あぁもうすぐ冬が来る　高い空を眺めて雲の行方を思う

不意に

不意に仕事が休みになったもんだから　寝て過ごす
ふと家から出ることもなかったと気づくが　もう夜だ
休みの計画なんて　立てたところでどうしようもない日々

空ばかり

ここのところ空ばかり眺めているような気がする
夜の始まりが早くなって　夕暮れの時期を見逃さなくなったからかもしれない
今日もまた音もなく静かに　雲と空だけが色を変えて