手を伸ばしても

疲れたといえばそれまでだけど　時々言わなきゃやってられない
ただそんな日は　取り逃したと思うほどの”いいもの”に出会わない
感動のスイッチが深い深い所に　こんな時は手を伸ばしたって届かないさ

虫

時々見かける虫も　その名前を知らない
調べれば出てくるだろうけど　それほどでもない
ただ　気に入った虫を集めた図鑑は作ってみたいな

遅く出た月

夜遅く出てきた月は　街を照らす
皆寝静まって　誰も見上げない空の上で
明かりだけがこんこんと　冷たい風の中に降りそそぐようで

今日が終わる

いつの間にか夕方になっている
楽しい時間　忙しい時間はすぐに去っていくようだ
充実してるなら寂しい景色　忙しいならホッと一息

つつじ

おや　いつの間にかツツジが咲いている
昨日見た時はそんなこと思わなかったのに
誰も知らないうちに季節はどんどん変わっていくようで

空の上？

空の上とまではいかないけれど　見たこともない景色
ゴンドラクレーンで　上から撮影
もっと怖いかと思ったけれど　なんとかなるもんだな

パズル

パズルをつくり上げるということは　それまでの楽しみを完成させること
だけど同時に出来上がってしまった寂しさでもある
だからこそ　また新しいことに取り掛かれるのかもしれない

カツオのお茶漬け

カツオの刺身をご飯に乗せて　醤油をぐるぐる
あとは熱いお茶をかけて　醤油皿で蓋をして蒸らす
ただこれだけ　ただこれだけでいいんだ
そしてあとは食べるだけ

もぅ！ 邪魔しないでよ

草木の色と同化したような鹿の子供
ふくれっ面でこっちを見てる
口笛吹いてこっちに顔向けさせたからかな

いつも見ている景色

いつもの景色がそこにある　あたりまえの空がそこにある
また今日の日が沈む　明日は明日の風が吹く
いつ見たって今日の空　そして今しか見えない景色