久遠の絃

-くおんのいと-
since 2003/9/1
キレイな写真なんていらない。もっと本当の姿が見たい

ついった

いろいろ

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交差点

2007年01月31日 22時15分30秒 | 久遠
赤く灯る信号に止められてシャッターを切る
夜のブレを心配しながら冷たい夜を切り取る
静かに浮かぶ大きな月の光の中で
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ひじきと船

2007年01月30日 22時22分34秒 | 久遠
並べ干された黒々としたひじき
冬の浜辺によく見られた景色
懐かしい香りと 振り返る寂しさとともに

撮影:三重県紀北町
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夜をゆく

2007年01月29日 22時47分26秒 | 久遠
夜をゆくトラックの光が流れ出す
遠ざかる音は どこかぼくの知らない街へ
動き続ける経済 道はどこまでも続くようで
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夢日記

2007年01月28日 21時57分10秒 | ことばのうみ
 夢で見たことなのでかくしょうはもてないのですが、ぼくの頭の中、もしかしたら脳の片すみなのかもしれませんが、「夢日記」というものがあるようなのです。
 ここには今までに見た夢がそれとなく、もしかしたら全て書かれていると思われます。
 なくしてしまった夢、忘れてしまった夢、起きたとたんに消えてしまった夢。そんな夢たちが描かれているのです。

 前々から気にはなっていたのです。夜に見た夢はどこに行ってしまうのか。誰に話すことも出来ず忘れてしまった夢の行き先。誰もその行き先を知りません。こんな長い時間の中で皆(みな)が疑問に思いながらも、めいかくな答えが示されていなかったのです。
 そこでたどりついたのが「夢日記」なのです。ぼくの夢日記にあるものはいつか見た景色といつか撮った写真。いつか思いついた言葉でしょうか。
 夢の中でも写真に撮ったものがあります。それはたとえ起きたところで現実のカメラの中におさまっていることもなく、ただどこかへ消えていくのです。カメラという半永久的なものなのにもかかわらずです。
 ですが、それらはすべて夢日記へと保存・蓄積されていくのです。たのしい夢、かなしい夢、こわい夢でさえも。
 もしかするとそれらの夢をもとに新しい夢がつくられているのかもしれません。
 それは夢の図書館といったところでしょうか。

 夢が終わり、消えていく場所
 夢が始まり、新しく生み出される場所
 ずっとおぼえていくことのできない夢を記録、記憶していく場所。
 また夜がやってきます。いつかの景色といつかの写真を受けとりにまたねむりにつこうかと思います。


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冬ごもり

2007年01月28日 21時42分34秒 | 久遠
すべての葉を落として冬ごもり
ふわふわとした小さな花芽は ゆっくりと時間をかけて
春を待つ 大きな花を咲かせるために
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変わらぬ

2007年01月27日 23時17分08秒 | 久遠
変わらぬ空の色は いつかと同じように
吹く風は冷たいようで 暖かな日差し
変わらない景色は また戻ってきたようで
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流れていく雨

2007年01月26日 22時57分48秒 | 久遠
フロントガラスに張り付き 流れていく雨
街灯の下を通るたびに光り ワイパーに避けられて
暗くなっていく街 空から光の粒が降るようで
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空は晴れて

2007年01月25日 23時06分49秒 | 久遠
空は晴れて風穏やかに
ほほえむような空気が 少し冷たく肌に当たる
通りすぎる雲はゆっくりと溶けていくように
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ぼやけたつき

2007年01月24日 20時56分51秒 | 久遠
ぼやけた月がぽっかりと空に穴を開ける
黒々とした夜は おぼろげな月に照らされて
街に灯りが灯る時間 ゆるりと長くなる昼の時間とともに
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花が色を増す

2007年01月23日 22時26分28秒 | 久遠
寒さと暖かさの中で花が色を増す
溶け出すように吹く風に揺らめき 凛として
心なし寒い今日の空の下で
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