終わりの雨

八月の終わりを　雨が押し流す
あわただしく変わる世界の中に　また一つ月が終わり
明日を想い　遠い空を眺めながら

にゅーふぇいす

Canon IXY DIGITAL600
これから始まる新しい世界
夏の終わりと秋を目の前に

街の空

街に覆い被さる空は　細かな雲をまとい
強いはずの日差しは　涼やかな風に流れる
見上げるほどに　八月の終わりを感じながら

夏の終わり

夏の終わりに花開く
ふと感じた朝の冷え込みと　過ぎていく風の薫り
感じるほどに　いつのまにか秋が顔をのぞかせて

一本の

一本の電信柱
雨と風を眺め　晴れた空と人々を眺める
変わっていく街と　変わらない人々のいとなみを見つめ

朝の始まり

朝の始まる時間　消えていく夜の影
光りだした空は　今日の日の始まり
冷たく吹く風に　雲がゆっくりと

虹の柱

遠くに見えた虹の柱は　夕の色に染まる雲の中へ
山に刺さり雲を抜けて空の上を目指す
過ぎていった嵐が　残していった光の柱

嵐の前

風の音が街をざわつかせ始め　聞こえてくる強い波の音
曇りゆく空は速いスピードで変わりゆき
近づく嵐　海の色は重くなり始め

白く花咲く

雨の空を眺めるように白い花が咲く
秋を目の前に　変わりゆく人の流れを惜しみつつ
長くなっていく夜の風に　小さな悲しみを想い

空香る

空香る花に　雨上がりの日が差し込む
暮れていこうとする光を追いかけるように
咲く花　変わり始めた季節の中で