夜は暗すぎるから、一本だけロウソクを灯すの。
燭台にロウソクを置いてね、そっと火をつけるの。そうすれば見えない世界が見えてくるわ。それは電球だと明るすぎて見えないんです。やわらかな明かりでしかそれは見えないんです。
夜は本当は暗いものなんです。人は星と月の明かりを忘れてしまったのね。でも誰もそれに気がつかない。創り出した明かり。
いつか人が火を手に入れた時から変わってしまったのね。私たちは本当の夜というものを知りません。どこかに何らかの明かりがありますから。でもそんな明かりのない世界。想い描くだけの世界にはどうやっても戻ることは出来ません。
でもこうやって思い出すことは出来るのかもしれません。ロウソクの明かりでペンを取るように。
ゆらりゆらりと光が揺れます。秋の夜の気持ちのいい風が虫の声を届けに来てくれます。
静かな夜に、この秋の夜長に、更けていく今日と明日の境目。それは忘れていた何かを思い出すような――
やわらかな光の中で
(ブログランキングです。夜に火を灯して)
燭台にロウソクを置いてね、そっと火をつけるの。そうすれば見えない世界が見えてくるわ。それは電球だと明るすぎて見えないんです。やわらかな明かりでしかそれは見えないんです。
夜は本当は暗いものなんです。人は星と月の明かりを忘れてしまったのね。でも誰もそれに気がつかない。創り出した明かり。
いつか人が火を手に入れた時から変わってしまったのね。私たちは本当の夜というものを知りません。どこかに何らかの明かりがありますから。でもそんな明かりのない世界。想い描くだけの世界にはどうやっても戻ることは出来ません。
でもこうやって思い出すことは出来るのかもしれません。ロウソクの明かりでペンを取るように。
ゆらりゆらりと光が揺れます。秋の夜の気持ちのいい風が虫の声を届けに来てくれます。
静かな夜に、この秋の夜長に、更けていく今日と明日の境目。それは忘れていた何かを思い出すような――
やわらかな光の中で
(ブログランキングです。夜に火を灯して)
こわい夢で目が覚めて、びっしょりと汗ばんだ服を見つめる。恨めしくエアコンを見つめて見るも音もなくしんとしている。
どきどきしている心臓、静かすぎるこの部屋。
”眠れない・・・・・・”
なんだか目がさえてしまった。少し考え、からからと窓を開ける。
夏の夜の涼しい風が流れ込んできて、汗ばんだ体を冷やしていく。
虫の音が聞こえて、街の明かりに照らされた星々も、だんだんとその数を増やしたのだろう。空には無数の星が見える。
四角い窓の中の星空を見ながら、さっき見た夢を思い出してみる。
でもなんだか思い出せない。でもとても怖かった気がする。
夜の音がさりげなく風を贈る。今日の風はどんなエアコンよりも心地よい。
”思い出せない夢はいったいどこへ消えていくんだろう”
夢ばかり書きとめて、夢の中で撮った写真などは、どこかに保管されている。そんな気がするのだ。
四角い窓の下で明かりが一つ灯り、白い煙がゆらゆらと立ち上る。はき出した白い息は、黒々とした夜をかすめるばかりで・・・・・・
(ブログランキングです。今日の眠れない夜に)
どきどきしている心臓、静かすぎるこの部屋。
”眠れない・・・・・・”
なんだか目がさえてしまった。少し考え、からからと窓を開ける。
夏の夜の涼しい風が流れ込んできて、汗ばんだ体を冷やしていく。
虫の音が聞こえて、街の明かりに照らされた星々も、だんだんとその数を増やしたのだろう。空には無数の星が見える。
四角い窓の中の星空を見ながら、さっき見た夢を思い出してみる。
でもなんだか思い出せない。でもとても怖かった気がする。
夜の音がさりげなく風を贈る。今日の風はどんなエアコンよりも心地よい。
”思い出せない夢はいったいどこへ消えていくんだろう”
夢ばかり書きとめて、夢の中で撮った写真などは、どこかに保管されている。そんな気がするのだ。
四角い窓の下で明かりが一つ灯り、白い煙がゆらゆらと立ち上る。はき出した白い息は、黒々とした夜をかすめるばかりで・・・・・・
(ブログランキングです。今日の眠れない夜に)