久遠の絃

-くおんのいと-
since 2003/9/1
キレイな写真なんていらない。もっと本当の姿が見たい

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紙の地球儀

2007年09月09日 23時16分26秒 | ことばのうみ
 僕らは地球儀の中で生きてるんだ。
 誰も知らない、誰も考えたことのない常識さ。
 世界はもっと薄っぺらで、そんな紙張りの世界の中にいるんだ。だから時々「神隠し」なんてものがあるんだ。それはね薄っぺらい世界だからすぐに別の世界に迷い込んじゃうことにあるんだ。


 そうだな、街から森の中へ入ってみよう。街とは別の森という場所だ。さっきも言ったようにこの世界は紙で出来ている。だからかんたんに破れて穴が空いてしまうんだ。開けた穴は森への入口になる。
 でもそれが本当に森への入口だとは限らない。自分の目で見ないとわからないことが多いのかもしれないね。
 もし間違って出口の方へと進んでしまうと、世界から落っこちちゃうから注意してね。宇宙のような所へ出られればいいんだけど、その先は誰も知らないって話だから。

 言い方を変えればどこにでも行けるんだね。地球儀を回してピッと指で止めるように。出入りは自由。でも帰ってこられる保証はないけどね。
 このつくりものの世界。作り物だからこそ見えてくるものがありそうだね。
 どうだい? 君もこっちへ来てみないか?


 君を止められるのは君だけ。君を動かすのも君だけどね。
 ほら手を伸ばしてごらんよ。薄っぺらなカベなんて壊してみなよ。
 もっと先にあるものを見てみようじゃないか。
 君の居る世界は君だけのものなんだ。だから君が手を伸ばさなきゃ・・・・・・ 新しい世界が待っている。見たことのないところへ。

 ほら地球儀が回り始めたよ。指で止めることが出来ればそこに穴が空く。虫眼鏡でのぞいてごらん。きっと知らない世界が見えるから。
 ほら、やっと世界が君を巻き込んで回り始めた。



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いつものように

2007年09月09日 22時33分34秒 | 久遠
いつものように暮れていく空は 当たり前の景色
音も無くしずんでいく空の下で 赤く染まる雲を眺める
あたりまえの日常と あたりまえに過ぎる今日の日の中で
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