『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

プロフェッショナル

2010年12月21日 | Weblog
今日は帰宅が遅くなった。
帰宅して、急いで夕食を摂って風呂に入ってテレビを点けたら
ボクシングの長谷川選手のドキュメントをやっていた。

「負けるかも知れないという不安があるからこそ、練習に集中できるし、必死に努力できる」
長谷川選手は
リングに上がった時、不安を払拭できる根拠はただ一つしかないと言う。
それは、「自分が納得しきるまで練習した」という自信だ。
そう、これは僕のような技術者の世界でも同じだと思う。
この言葉に共感し感動した。

自分は何処までやってきたのか?
仕事では自分なりにこだわりを持って納得するまで色々とやってきた。
時には結果が伴わない時もあったけど、決して諦めなかった。
諦めざるを得ない時もあったし、妥協せざるを得ない事も有った。
そういう時の挫折感や敗北感が、
「畜生、絶対モノにしてやる」という気持ちに繋がった。

新しい事や、誰もやらなかった事、ずっと手をつけずに来た事に
自分がチャレンジする時は、結構不安に駆られたものだ。
それで、危ない橋を渡らないで迂回する策もある。
それは一つの選択肢として否定はしない。
でも、僕は自分なりのこだわりは大事にして来た。

今、次期装置の開発スタートが大幅に遅れて居るにもかかわらず
要素実験はやったと言う報告も、僕の目から見ればいい加減。
素人が、自分のやった事を肯定するような実験しかやって居ない。
これでは、何が本質なのか?ちっとも判らない。
何をやるにも『チャレンジする』と言う精神が欠けているから、
やっていて楽しいのかな?って、哀れな姿に写る。

若い人が、失敗しないように安全策ばかりに目が行くのが嫌。
設計と言う仕事を、コピー&ペーストで無難に済ませるのは
設計(デザイン)では無く、トレースなんだよね。
自分の考えに、こだわりを持たない設計者なんて要らないと思う。

一生懸命、若い人が『やっていて楽しい』と思えるような仕事を
させてやりたいと思っているのに、当の若者が前を向かないんだな。
何だか、一人気張っているようで馬鹿馬鹿しくなっちゃった。
今まで通りのものを作れば、無難だからそうすればいいのかもね。
僕は、もう面倒臭くなってきた。
無難に出来ても、チャレンジは出来ない。
何処が面白くて、設計と言う仕事をやってるんだろう?
今の仕事、だんだん面白くなくなってきている。
もう、後継者作りとか若手の育成なんて止めにしようと思う。
自分でやって楽しんだ方が良さそうだ・・・・・

長谷川選手が最後に言った言葉
『好きなことを極める人、好きなことを追い求め
自分が納得するまで追い求める人の事を
プロフェッショナルと言うんじゃないかと思います。』

少なくとも、僕はプロの端くれって思って良さそうだ。
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