『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

どうしたものか?

2018年03月26日 | Weblog

定年退職して、今の八王子にある事務所の仕事を手伝うことになって早くも2年。
元々、定年後は他部署からオファーがなければ働く気が無かった。
子会社で嫌な思いをさせられて、精神的に不衛生な環境に居ても
僕の人生に何にも得るものが無いと思ったからです。

お金に余裕がある訳じゃないけれど、不快な環境で我慢して働いてまで、
お金を稼がなくても生活には困らないですし、お金のために残りの人生を
犠牲にするつもりは最初から無かったですからね。

それで、雇用延長の希望を出したのだけれど、嫌われ者で鼻つまみの僕に、
他部署から一切オファーが無かったと聞いて、雇用延長の希望を取り下げた。

有難いことに定年前に今の会社からオファーがあった。
元々、山梨にある会社の設計部門を東京に移転してやると言う事で、
コンサルタントのような形で、若い人たちの面倒を看る予定だった。
それで今の会社の会長と面会し、言いたい事を散々言った上に
『気に入らない事が有れば、さっさと辞める』という条件で世話になる事にした。

ところが実際には設計部門を東京へ移す作業が簡単じゃなかった。
イントラの整備に始まって、今は設計部署と隣接した場所に製造部門があって、
設計部署が他の場へ移ると、色々な弊害が出るのです。
まぁ、前の会社も結局、自社内に製造部門が有ったので、
製造業で開発設計部門が分離するには、かなりの時間と金が要るのです。

そこで暫くの間、僕が面倒をみることになったのが冷凍機を作る町工場の連中。
市場が小さく、しかも市場単価が低い装置を手作りしているような会社。
これと言った図面も無く、職人の記憶と勘だけで物作りをしている典型的な町工場。
そんな事だから、コストや品質管理といった製造業では当たり前の意識が欠如していた。
その連中の意識改革と仕事のやり方を、僕が教える事にした。

恥ずかしい話だけれど、自分の給料をどうやって稼いで、どうやったら儲かるのか?
そんな事をことあるごとに教えながら、まず自分の食い扶持は稼ごうぜ!って事で、
去年は半導体関連の露光装置の組み立てをとある会社から請け負って、
取りあえず自分たちの食い扶持だけは稼ぐようにした。

僕は電気の知識がある自分にしか出来ない、故障した電気回路の検査と修理で、
何とか自分の給料分は稼いで儲けも出しているんですけどね。
でも、僕はそんな『修理工』をやるために行ったんじゃない。

去年200台近く組み上げた露光装置も、今の事業所のメンバーでは
時間ばかりかかって、なおかつミスが多く、品質も良くない。
それで今の連中に見切りをつけて、山梨に大きな工場を丸ごと買って、
その工場で露光装置の組み立てから最終検査までを一括で引き受けることにした。

そんな訳で、1月に最後の組み立てが終わった後の2か月は、
八王子の事業所には、殆ど仕事がない。
有るのはせいぜい月に10台程度の、僕がやっている電気回路の修理。
それでも、皆には全く危機感が無いのです。
お恥ずかしい話です。

会社もパートの人も含めて、5人も抱えているのに、どうするつもりなのかな?
山梨の本社の儲けで、何とか給料は払われているのだけれど、赤字が膨らむばかり。
僕はそうまでしてお金を貰おうとは思わないので、
自分の作業時間以外は事務所へは行かないようにしている。

所長には『この場所、畳んで引き払おうぜ』って言い続けている。
どんなに意識改革を促しても、一向に変わらない連中は申し訳ないけれど
事務所を畳んで移転する際に、『さようなら』です。
明日は社長が来るので、同じことを言うつもり。

こんな事、僕のやる仕事じゃないしなぁ・・・・
どうしたものか?

 

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