チョコレート空間

チョコレートを食べて本でも読みましょう

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パニックの手(ジョナサン・キャロル/創元推理文庫)

2006-08-30 18:00:48 | 
11編の短編集。
・フィドルヘッド氏
・おやおや町
・秋物コレクション
・友の最良の人間
・細部の悲しさ
・手を振る時を
・ジェーン・フォンダの部屋
・きみを四分の一過ぎて
・ぼくのズーンデル
・去ることを学んで
・パニックの手
この人の小説は長編を幾つか読んだけれど何が起こるかわからない。
こういう話なのかと思ってずっと読み進めていくと最後の数ページで全てをひっくり返されたり。
短編は初めて読みましたが、入りやすく読みやすいです。
ただ短い分判らないまま(私にとってはですが)あっけなく終わってしまうことも。
というわけで内容的に書き辛いキャロルです。
ダーク・ファンタジーというカテゴライズがぴったり、という感じの「フィドルヘッド氏」
神様がこんな形で存在して目の前に現れるなんて、という奇抜な発想の「おやおや町」
このタイトルも何さ?でしたが、原題を見たら「Uh-Oh City」となってました
タイトルと出だしの親しみやすさと違って最後の叩きつけるような絶望感が割と好きです。
そしてこんなハッピーエンドはあり?という「秋物コレクション」
淡々と特に事件は勃発しないが物悲しさが良い。
「友の最良の人間」キャロルにしては判り易い話。
幻想文学大賞受賞作だそうです。
キャロルファンには評判イマイチっぽいですが、私はけっこう好きでした。
ちょっとブラッドベリの「ぼくの地下室へおいで」を思い出しました。
「手を振るときを」はまさに何も起きない話。
あまりにもこれは やっぱこういうのは肩透かしですねぇ…
そしてかなりフツーで、えっ、これもキャロル?と思うような「ジェーン・フォンダの部屋」
「きみを四分の一過ぎて」と「去ることを学んで」は似た色合い。
心理的ホラーで気持ち悪いですがあんまり好きじゃないです。
「ぼくのズーンデル」本当にズーンデルは察知しているのか?
微妙な話ですが好きです。
狼人間を見抜くために作られたといわれるズーンデルの由来は面白いが、この犬種はやはり創作?
いたら面白いのに(見抜かなくても)
「パニックの手」は表題作ながら難解。
しかし列車で出会う存在の不確かな美貌の親子との怪しい雰囲気が好きです。

いくつかこの本の書評を読みましたが、短編のいくつかに対し「判り易すぎてキャロルっぽくなくてイマイチ」という感想がけっこうあったのがキャロルの読者だなーと思って面白かったです。

そして文庫版を読んだのですが、表紙の絵がまた不気味で良いです。
http://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?goods_id=3546
コメント

子猫殺し(坂東眞砂子/日経新聞エッセイ)

2006-08-25 13:06:46 | Weblog
なんだこれ!?
読んだ途端物凄く腹がたった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060824-00000019-mai-soci
人は他の動物の避妊手術をする権利はない。
だから今自分が飼っている猫の『生』の充実を選び、避妊手術はせずに生まれた仔を殺す選択をした。

…って?

更に、避妊手術も生まれてすぐ殺すことも同じことだ。

!???

ネットを中心に話題になっている、坂東真砂子の日経新聞夕刊に掲載されたエッセイ
「子猫殺し」からの抜粋です。

何が同じなんでしょう?
糾弾されることは判っているという前置きをして自説を垂れてますが、子猫を育てるという選択肢を取らずに家の隣の崖から投げ捨てて殺すという選択が熟慮した結果なんだろうか。
飼っているシェパードの仔も、理由は全く違うそうだがやはり殺しているという。
この人は「生と死」について色々と考えているということですが、生き物はこの馬鹿女の自説の実験対象ではありません。
もしこの人が国内在住だったら知名度を利用してでも猫の里親を見つけることはできるハズ。
タヒチの生活事情は判らないですけど、自分で飼うのも里親探しも無理ならば最初から飼わなければ良い。

というか、お前は動物なんか飼うな!!

うだうだエラソーなことをぶって、要は「子猫生まれちゃったけど飼えないし、貰ってくれる人捜すのタイヘンだから殺しました」ってことでしょ?
それを「子猫殺し」なんて開き直ったタイトルをつけてエッセイに書いて、それでお金が入ってくるという図式を考えると吐き気がする。
書く馬鹿ももちろんだけど、それを平気で掲載する日経の神経も疑う。
もしかするとこれをきっかけに、この人他にどんなことを書いているんだろうってこの馬鹿女の本を読む人が増えるかも知れない。
それを思うと腹立たしい。
この人の本は『死国』を過去に読んだことはあります。
しかし私が本屋だったらこの人の書物は全部返本して『今後一切取り扱いしません』と貼り紙するところだ。

この記事を見て周りに怒りを露わにしていたら、以前にこの人のエッセイを読んだことがあるという人がいた。
その人の話なので伝聞なんですが、そのエッセイ中で恋人にきみは人として欠落してる部分があると言われるというようなことが書かれていたとか。
そりゃあ欠落してるでしょうね、こういうことを平気でやるくらいなんだから。

タイトル、「プロムナード」じゃなくて「狂人日記」にでも変えたらどうだろう?
ああ、でも魯迅に失礼ですね。
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パイレーツ・オブ・カリビアン危機一髪

2006-08-20 01:32:25 | Weblog

amazonで本を検索していたらこんなヘンテコリンなものを見つけて思わず買ってしまいました。
「黒ひげ危機一髪」のジャック・スパロウ版!
携帯ストラップもありましたが、これはファスナーアクセサリーです。
ジャックを樽に押し込んだ状態で6cm弱。
その割にフィギュアの出来が良くないですか?
顔がちゃんと似てる~
樽にセットしても人形が緩くて出せちゃうんですけど、ちゃんとナイフをその回の「当たり」の場所に差し込むとジャックが勢いよく飛び出します

昔、黒ひげ…は、飛び出させたら負けだった気がするんですが、これは「ジャックを助けよう」ってことで、飛び出させた人が(ナイフ刺してるのに)勝ちらしいです。
対象年齢、6歳以上…っと

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LA CHINA(中目黒)

2006-08-17 09:36:23 | スイーツ♪
左/マーラーカオロール 右/花山椒ショコラ
中目黒商店街、ポタジエの斜向かいあたりの地下にありました。
この前行ったときは存在に気付きませんでした
中華素材を使ったスイーツのお店。
階段を下りて入っていく、ちょっと入り辛い雰囲気…は、ものともせず
フカヒレのゼリーとか腐乳を使ったチーズケーキとかまたチャレンジャーなメニューもありました。
とりあえずマーラーカオもロールケーキも好きなので、マーラーカオロール(315円)と花山椒ガトーショコラ、焼菓子で米粉とプーアール茶のクッキーを購入。
クッキーはまだ食べてません
花山椒といえば、四川風麻婆豆腐で舌が痺れるアレだよな、と思いつつ。
もちろんそんな強烈な入り方は全くしておらずちょっとスパイシーな風味になるので苦手な方もいそうです。
ケーキの方もしっとりとして濃厚でおいしかった。
生クリームをもうちょっとたくさんつけて欲しい気持ち。

そして!
とても気に入ったのがマーラーカオロール
もともと中国もっちりカステラ、馬拉糕好きだからかもしれませんが
とてもシンプルです。
ロール状のマーラーカオに薔薇風味の生クリームが入っている。
ポタジエと共にいくつか買った中でいちばん安いケーキでしたがこれがいちばん好き。
これはまた買いたい。
このためにまたこの店へ行って今度はロール1本買いたいです
やられました…

LA CHINA
住所 東京都目黒区上目黒2-18-2
TEL 03-5720-7115
営業時間 10:30-19:30
定休日   不定休

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パティスリーポタジエその2(中目黒)

2006-08-16 10:51:55 | スイーツ♪

先日忘れ物をしたため再び中目黒へ…
ということでさっそくポタジエの野菜ケーキ再挑戦しました

左/ビーツフランボワーズ(新作だそう)
右/ゴボーショコラ

感想は…。
もうこのケーキ屋さんはいいですというのが個人的結論。
ビーツの方は、中のムースやクリームは甘味も少なくけっこうおいしいんですが、底のスポンジや周りのパイっぽい生地がなんだか中途半端な味。
ゴボーショコラ。
ガトーショコラの中に牛蒡が入っています。
牛蒡!?と思いましたが、花びら餅なんかにも甘く煮た牛蒡が入ってますから結構イケるのかも、と思いチョコ好きでもあるのでトライ。
たまにふっと牛蒡独特の香りがするときもありますがそんなに気にはならずマッチしていました。
牛蒡の食感も味わえ、それは面白い。
けれど肝心のケーキ部分の方がイマイチ。
まずくはないけれど、特別おいしくもない。
色々な媒体に取り上げられ、値段もケーキひとつ500円弱となっていれば町のケーキ屋さんレベルではなくそれなりの味を期待してしまいます。
それには達していないという印象。
上に乗っている生クリームはおいしかったです。

オーガニックの野菜スイーツということでどんなものかという興味もありチャレンジしましたが、また食べたいと思えるものはありませんでした。
努力は感じますが、お客としてはお代を支払って努力の跡を見たいわけではありませんから。
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五人姉妹(菅浩江/ハヤカワ文庫)

2006-08-15 00:20:57 | 
短編集です。
表題の「五人姉妹」を始め以下の9編から成ります。
・五人姉妹
・ホールド・ミー・タイト
・KAIGOの夜
・お代は見てのお帰り
・夜を駆けるドギー
・秋祭り
・賤の小田巻
・箱の中の猫
・子供の領分
菅さんの本は以前アンソロジーを読んだときに1編だけ読んだことがありました。
「五人姉妹」はきれいにまとまった無難な感じの小品。
舞台劇にも向いていそうな色合いです。
「ホールド・ミー・タイト」を読み終えたとき、女性らしいというか、もしかしてSFとは冠ばかりの甘々のラブストーリーを読まされるのか?とイヤな予感。
しかしそんな予感は外れてホッ
「五人姉妹」「お代は見てのお帰り」「子供の領分」はブラットベリとか外国のSFを思わせる雰囲気があります。
「KAIGOの夜」はちょっとありふれた世界設定。
タイトルがKAIGOとローマ字なのは介護と悔悟を兼ねているんでしょうね。

個人的に好きだったのは「夜を駆けるドギー」「賤の小田巻」
2ちゃんねるの世界を思わせるネット掲示板を介して遣り取りがされる「夜を駆けるドギー」
数年経って、もしも2ちゃんが遺物になっていたらどうなんだろう、と思うところもありましたがAIBOを進化させたようなドギーの愛らしさとネットを介した主人公達の友情のあり方が面白い。
「賤の小田巻」は、作者はかなり歌舞伎とかそういった古典芸能が好きな方なんじゃないかなと思わせる作品でした。
老いてなお化粧をして女形であり続ける父を持ち、そんな父に反発して役者を辞めて会社を興した息子。
今もなお父の「老醜」を疎んでいるが…。
確執というよりも父が演目を通して伝えたかったもの、芸というものというのが短い話しながら濃く語られている。

いきなり短編集に行っちゃったので、がっつりと長編をひとつ読んでみたい気もします。
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地下鉄に乗って(浅田次郎/講談社文庫)

2006-08-13 22:19:15 | 
下着の卸会社に勤める小沼真次、43歳。
母と妻と二人の子供と団地暮らしだが、元々は小沼財閥の御曹司だった。
君主的な存在で横暴な父を嫌っていたが、高校の頃に父と喧嘩してそのまま飛び出して電車に飛び込んだ兄の死後、家を出奔して関係を絶っていた。
そしてある夜同窓会の帰りに地下鉄永田町の階段から外へ出ると、そこは30年前の東京オリンピックに沸くかつて住んでいた新中野の街だった。
今日は兄の命日。
もしその年が兄が自殺した年なら、今から兄の死を止められるのか?

浅田次郎の小説には死者がたびたび現在に現れることがあるが、これは主人公が過去へと戻っていくのである。
兄の死とタイムスリップというセットが物語の主眼なのかと思って読み始めると、また2度目のタイムスリップでは、真次は突然戦後の闇市へ飛ばされる。
同衾していた不倫関係にある会社のデザイナー、軽部みち子も共に同じ場所へ飛ばされるのだが彼らは闇市で怪しい商売をしているアムールと名乗る青年と出会う。
たくましく気風のいい、ふてぶてしいこの青年とその後も数回に渡るタイムスリップで過去へ遡りながらも必ず出会うのである。
やがて明らかにされるアムールの素性に真次は愕然とする。
そしてなぜみち子が、みち子だけが何度も一緒に過去へ飛ばされるのかという謎も明らかにされるのである。

いきなり戦地にタイムスリップすることもあるが、突然現れる30年前の商店街の賑わい、昭和初期で戦前のモガ・モボが闊歩する銀座の街などノスタルジーを誘う場面が何度もある。
映画化されるそうですが、このあたりは目で見てみたい場面ですね。

《この先ネタばれあり》

何度もアムールの過去へと遡り、アムール=父であることが判る衝撃。
そして傲慢な暴君でしかなかった父の人間性を真次はその度見せ付けられることになり、反面自分自身の中の父と同じ身勝手さを(これは自分で気付くのではなく周りから)追求される。
健気な佐吉少年がお人好しの工員となり、狡猾で要領は良いが魅力溢れるアムールになり、そして暴君に等しい財閥社長・小沼佐吉となるさまが描かれる。
佐吉の人間性の変遷が時代の奔流に必死に喰らいついての結果なのだというのが痛々しい。
アムールはとっても素敵だったのに、おとーさんは…という感もあり。
もっとアムール的な父だったら、家族ももっと違ったあり方ができたでしょうね。
みち子がお時の娘で真次と兄妹だったというのは、なんでみち子も一緒にタイムスリップしていたの?という理由付けにはなるものの、ちょっと韓流ドラマ並の偶然じゃないのと言いたい気もします。
そこは話が面白かったので目を瞑りますが、結果みち子のとった手段は非常に悲しく切ない。
このまま現実に戻っても真次と別れる自信が、そして希望もないということだったのか。
真次は中途半端な関り方で兄の死という過去を変えることはできなかったが、みち子は自分自身を消すという手段で過去を変えた。
『死んだ人間なら、多くの人々の記憶にとどまっている。
しかし、この世に生まれ出ることのなかったみち子を知る者は、誰もいない。』
この文章がとても切なかったです。

映画のHPへ行って予告を見たのですが、真次が父に会い、みち子が母に会うというのが予告で判っちゃうんですよねー。
原作を読んだ段階では「え、そこをバラしちゃうの!?」って思ったんですけど…ストーリーとか色々違うのかなぁ。
話が変わってないんだったらアムールが父だった。お時が母だったって判る場面ってけっこう衝撃の場面だったんですけど…。


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パティスリーポタジエ(中目黒)

2006-08-13 03:31:46 | スイーツ♪
中目黒駅改札を出て右、TSUTAYAの手前を右に目黒銀座商店街へ入って行く。
しばらく行くと右手に新しくきれいなお店が見えます。
「野菜スイーツ専門店」パティスリーポタジエです。
http://www.potager.co.jp/shop.html
スイーツにオーガニック野菜や雑穀を取り入れているそうです。
どうなんでしょう、野菜とケーキのコラボ?
気になるのでイートインもあるし、食べてみました~
種類がなかなか多くて迷います。
絵的にはトマトショートケーキ(ほうれん草を練りこんだ緑のスポンジケーキにイチゴの代わりにミニトマトが入っている)が気になりましたがちょっと勇気がなくて…モンブランを。
こちらは栗クリーム部分はフツウの栗、ただしてっぺんにちょこんと乗っかっているのがスライスしたミニトマト。
中は生クリーム、トマトジャム、底にタルト生地でした。
プラス250円でコーヒーか五穀茶を選べます。
物珍しいので五穀茶を
お茶はアイスをお願いしたらファストフードのようなプラスチックカップに入っていました。
そしてフォークはアイスのスプーンのような木でできた使い捨てフォーク。
こんなのあるんだ、と思いました。
でもこの使い捨てどうなんでしょ?
オーガニックとエコロジーは違いますが、「オーガニック」「スローフード」と謳ってるのに使い捨てかよ、と…。
木のスプーンは食べたときに木の香りがしてしまい、ケーキを味わう邪魔になります。
そして使い捨てなので非常にヤワい。
モンブランの底が硬くてしなる薄い木のフォークではたいへんに食べ辛く、1本折ってしまいました

さて、肝心のお味です。
全体的にさっぱりしています。
あまり甘くないのはなんですが、濃厚な味のお菓子が好きなのでちょっと物足りないカンジ。
それはまあ店のコンセプトを見れば仕方ないですよね。
上に乗っているミニトマトのスライスはそんなにトマトを食べてるぞっという感もなく、違和感はありませんでした。
中のトマトジャムも生クリームやマロンクリームと一緒に食べると甘みとやや酸味があってトマトの主張はありません。
しかし中のジャムだけを食べてみると煮詰めたトマトジュースを甘くしたような味です。
トマトジュースが得意でない人はNGでしょうね。
ま、そんな人はこのケーキ選ばないか。
というわけで、面白いですがとってもおいしいぃ!というわけでもありませんでした。
でもまた中目黒へ行く機会があれば他のケーキにもチャレンジしてみたい気持ちです。
ルバーブのジャムと枝豆のクッキー、キヌアのチョコレートクッキーをお土産に買って帰りました。
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豆乳クッキー

2006-08-09 00:32:24 | スイーツ♪

知り合いの人から豆乳粉というものを貰いました。
水で溶くと豆乳になるというヤツです。
しかしこれがまずい!!
紀文の豆乳とか好きなのに、こいつはまずい
…というわけで、味噌汁に入れたりスープに入れたり、とこれは味にコクが出ておいしくなりました
しかし売れ残ったとかでなにしろたくさんいただいたのです。
こんなに我が家でも消費できず、豆乳クッキーを作ってみました。
最近よくネット上でもダイエット食品で豆乳クッキーとか出てるし。
買うと高いし。
じゃあ作ってみっか!
砂糖は控えめですがバターはかなり普通に入ったのでダイエット食品にはなりませんな。
写真の見た目イマイチなんですが、なかなかサクッとおいしくできたと思います。
食べていて『ああ、豆乳風味』と思いましたが、食べさせた人2名には「言われなければ気付かなかった」と言われました。
いちおうレシピも書いてみます。
薄力粉 110g
豆乳粉 110g
バター 140g
砂糖   60g
全卵   1個
1.バターは室温に戻したものに砂糖を泡だて器で混ぜ、そこへ溶いた全卵を混ぜます。
2.残りの粉類はふるって1に混ぜます。
かなりぺったりと柔らかいので少しずつ取って団子状に掌で丸めて潰した物を天板に並べて180℃20分焼きます。
以上、終わりです。
簡単です。

写真のようなブサイクではなくもっとカッコ良く成形したければ、生地を棒状にしてラップで包んで冷蔵庫で少し寝かせるか半冷凍にして包丁で切れば美しい形になるでしょう。
私は面倒なのでやりませんでした。
なので完成まで1時間かかりませんでした~。
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青空の卵(坂木司/創元推理文庫)

2006-08-05 17:59:45 | 
ちょっとルネ・マグリットを思わせる装丁の表紙。
そして、「名探偵は引きこもり」の帯。
なるほどね、ロッキングチェアー・ディティクティブってことか、と買いました。
・夏の終わりの三重奏
・秋の足音
・冬の贈り物
・春の子供
・初夏のひよこ
5編の短編からなります。

しかし!!
まるでBL系
確かにワタクシ高校生くらいの頃、女子の間で雑誌「JUNE」とかそういう耽美ホモ小説(当時はBL=Boys Loveなんて言葉はなかった)とか流行ってました。
しかしこの歳でそんなものを読む気はさらさらなかったのに…。
主人公はワトソン役、外資系保険会社に勤める作者と同名、坂木司。
彼には中学の頃からの特殊な友人がいる。
ホームズ役、鳥井真一。
複雑な家庭環境から友達もいなく、たったひとり友人として付き合い続けているのが坂木。
成長してからも独り暮らしのマンションに引きこもり、人に会わないで済むコンピューター・プログラマーという仕事を選んでいる鳥井のために、坂木は比較的自由に時間を取りやすい外資系保険会社に就職を決めた。
そして会社が終わるとまっすぐ鳥井の家へ向かう。
この設定からして甚だしく異常。
おまけに途中からレギュラーとして歌舞伎の女形若手俳優と美青年カップルも登場。
それ系が好きな人には申し分ない設定なんでしょうが…(苦笑)

そしてまたこの主人公の坂木くんがポロポロとよく泣くのです。
(つられて鳥井も、ですが)
『貴様、それでよく外資系の営業が勤まるな』と、心の中で突っ込みの声が出てしまいます。
作者は覆面作家らしいですが99%女性でしょう。
この小説を書くのが男性だったら、それが一番の驚きです。
男同士のラブシーンが出てこないのが救いでしょうか。

ただしそれでもこの作者の青いながらも細やかな感性は伝わってきます。
文章もキレイだし、登場人物の会話(特に主役ふたりですね)のべたべたした掛合いをやめて洗練したら良くなると思うんですけど。
特に「春の子供」の部屋に閉じこもった鳥井と坂木のやりとりは読んでいる方が恥ずかしくなる。
デパート勤務の巣田香織さんや職人のおじいさんの木村栄三郎さんなどはけっこう好感の持てるキャラです。
なのでBL的世界を卒業してくれれば良い線行くんじゃないかと思うんですけど…このままじゃライトノベル止まりですね。
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