小説とマンガ(画:山崎峰水)と両方を借りて連続して読みました。
1。怪談と十五銭
2。河童と白足袋
3。布団と私的理(ヒステリー)
4。蜂蜜と外套
の4編からなります。
主人公の語り手はのっぺら坊。
「ぼくがまだのっぺら坊だった頃の話…」と始まって、彼がくもはちと名乗る右目が義眼の怪談作家と知り合い、顔だけでなく名前もなくしていた主人公がくもはちに「むじな」と名付けられて彼の挿絵画家となり、怪談のネタを探すという名目から様々な怪事件に巻き込まれるというあらすじです。
1。はくもはちとむじなの出会う話。
ふたりは小泉八雲の葬式で夏目漱石と出会う。
漱石の被害妄想的話を聞き、くもはちは自らの持ちネタの怪談を話します。
マンガにはこの1。がなくて代わりに原作にはない1篇が入っています。
1。はストーリー上とても重要なのですが割愛されたのはマンガという媒体であるためでしょうか?
2。~4。もそれぞれこの時代の著名な作家と妖怪が出てくるのですが、それを話してしまうのはちょっとネタバレです。
大塚英志というと『多重人格探偵サイコ』などをはじめとしたマンガの原作のイメージがあるけれど、なんと学習院女子短期大学の非常勤講師をされているんですね
多重人格探偵サイコ(これきっとタイトルつけた時と完全に内容変わってるんだろうなぁ…)、木島日記などはスタイリッシュではあっても暗い重い内容ですがこちらはずいぶんとイメージが違いました。
話もひねりすぎていないし、全体的に肩の力の抜けたほんわかとした感じ。
「怪談」にはほど良い雰囲気かと思います。
理に落ちてしまうのは現代の怪談ですから。
ただどれをも通しても思うのは「フェイク」にとてもこだわりを持たれているです。
1。~4。でキレイに話は完結していますがもう少しシリーズで続けて欲しい気もします。
1。怪談と十五銭
2。河童と白足袋
3。布団と私的理(ヒステリー)
4。蜂蜜と外套
の4編からなります。
主人公の語り手はのっぺら坊。
「ぼくがまだのっぺら坊だった頃の話…」と始まって、彼がくもはちと名乗る右目が義眼の怪談作家と知り合い、顔だけでなく名前もなくしていた主人公がくもはちに「むじな」と名付けられて彼の挿絵画家となり、怪談のネタを探すという名目から様々な怪事件に巻き込まれるというあらすじです。
1。はくもはちとむじなの出会う話。
ふたりは小泉八雲の葬式で夏目漱石と出会う。
漱石の被害妄想的話を聞き、くもはちは自らの持ちネタの怪談を話します。
マンガにはこの1。がなくて代わりに原作にはない1篇が入っています。
1。はストーリー上とても重要なのですが割愛されたのはマンガという媒体であるためでしょうか?
2。~4。もそれぞれこの時代の著名な作家と妖怪が出てくるのですが、それを話してしまうのはちょっとネタバレです。
大塚英志というと『多重人格探偵サイコ』などをはじめとしたマンガの原作のイメージがあるけれど、なんと学習院女子短期大学の非常勤講師をされているんですね
多重人格探偵サイコ(これきっとタイトルつけた時と完全に内容変わってるんだろうなぁ…)、木島日記などはスタイリッシュではあっても暗い重い内容ですがこちらはずいぶんとイメージが違いました。
話もひねりすぎていないし、全体的に肩の力の抜けたほんわかとした感じ。
「怪談」にはほど良い雰囲気かと思います。
理に落ちてしまうのは現代の怪談ですから。
ただどれをも通しても思うのは「フェイク」にとてもこだわりを持たれているです。
1。~4。でキレイに話は完結していますがもう少しシリーズで続けて欲しい気もします。