講談社の少年少女向け紙箱入りハードカバー復刻本で、書いているのは現代の売れっ子推理作家たちというシリーズ。
きっと読者層はかつてそういった本を読んでいた30代とかの大人達を対象にしているんだろうけれど、モノによってはいちおう少年少女向けってことにしてるんだよね?」と言いたくなるものも。
森博嗣もかなりジュブナイルは向いていないのでは、と思ったけれど意外とそうでもない。
小学生の主人公、馬場新太の日記という体裁の新太くん語りの小説になっている。
登場人物は探偵伯爵・アール、彼の秘書のチャフラフスカなど。
(…舞台は日本の住宅街なので彼らの名前はあくまであだ名です)
夏休み、新太は公園で夏なのに黒ずくめのスーツに黒の帽子、髭という怪しいいでたちの探偵伯爵と名乗る男と友達になる。
毅然とした態度であるようでなんだか抜けていてちょっとセコイ、頼りになるの?と小学生の新太くんでさえ危ぶんでしまう探偵伯爵である。
その後祭りの夜に新太くんのクラスメイトであるハリーこと原田くんが行方不明になる。
探偵伯爵と事件の調査を始める新太くんだが、いなくなった原田くんの部屋には1枚のトランプのカードが残されていた。
その後同じくクラスメイトの山賀君も1枚のトランプを残して行方不明に。
そしてとうとう犯人の魔の手は新太くんにも…。
子供とのやりとりながらも探偵伯爵と新太くんの会話はきっちり森ワールドで楽しめます。
探偵伯爵とか怪盗男爵(出てきませんが)というのも微笑ましくて好きです。
一人称の語りというところでちょっとした叙述トリックも用意されていたのが嬉しかったです。
十二国記やその他のイラストでも有名な山田章博氏のイラストなのもしっくりきて良いです。
きっと読者層はかつてそういった本を読んでいた30代とかの大人達を対象にしているんだろうけれど、モノによってはいちおう少年少女向けってことにしてるんだよね?」と言いたくなるものも。
森博嗣もかなりジュブナイルは向いていないのでは、と思ったけれど意外とそうでもない。
小学生の主人公、馬場新太の日記という体裁の新太くん語りの小説になっている。
登場人物は探偵伯爵・アール、彼の秘書のチャフラフスカなど。
(…舞台は日本の住宅街なので彼らの名前はあくまであだ名です)
夏休み、新太は公園で夏なのに黒ずくめのスーツに黒の帽子、髭という怪しいいでたちの探偵伯爵と名乗る男と友達になる。
毅然とした態度であるようでなんだか抜けていてちょっとセコイ、頼りになるの?と小学生の新太くんでさえ危ぶんでしまう探偵伯爵である。
その後祭りの夜に新太くんのクラスメイトであるハリーこと原田くんが行方不明になる。
探偵伯爵と事件の調査を始める新太くんだが、いなくなった原田くんの部屋には1枚のトランプのカードが残されていた。
その後同じくクラスメイトの山賀君も1枚のトランプを残して行方不明に。
そしてとうとう犯人の魔の手は新太くんにも…。
子供とのやりとりながらも探偵伯爵と新太くんの会話はきっちり森ワールドで楽しめます。
探偵伯爵とか怪盗男爵(出てきませんが)というのも微笑ましくて好きです。
一人称の語りというところでちょっとした叙述トリックも用意されていたのが嬉しかったです。
十二国記やその他のイラストでも有名な山田章博氏のイラストなのもしっくりきて良いです。