チョコレート空間

チョコレートを食べて本でも読みましょう

ロシア皇帝の至宝展(江戸東京博物館)

2007-05-29 18:32:46 | Weblog
マトのせいでロシア寄りに関心が向いているこの頃です。
上野の絵画展は正直テルミンコンサートしか聴きませんでしたが、今回は展示を見に行ってきました!(それが普通

ロシア皇帝の至宝展
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/kikaku/page/2007/0320/200703.html

テレビでもCMや番組内でも取り上げられたりしているためか、平日でもえらい混雑です。
年齢層はかなりお高かったですが。
ほんとうはこの前の土曜に行こうと思っていましたが、週末行かれる方は朝イチ狙いが良いかも知れません。

タイトルこんなですが、正直内容の紹介は、えーと、歴史とかあんまり詳しくないし…という感じです。
ほんとにこういうものを見に行ったとき歴史が判っていると感じ方もまた違うんだろうなと思います。

展示物は王族と教会のコレクションです。
繊細に豪華な雰囲気ではなくて、宝石なんかもそんなにキレイに研磨されていないようなものがごろごろっとついている感もあり、線も手作りちっくにガタガタなものも多いです。
単に昔なので技術的な問題なのでしょうか。

しかしこの絢爛豪華さは、王侯貴族や教会が物凄く権力を握っていたんだろうなと思います。
毛皮はオコジョって書いてあるのが多くてややショック。

ただしポスターにも載っているクレムリンエッグはものすごく精巧、精密でした。
オルゴールにもなっているというので音色を生で聴いてみたいものです。
出口すぐのミュージアムグッズコーナーにチョコやお菓子で作ったクレムリンエッグがあって、これがまたよくできている!!

この写真がチョコエッグですよ。
パティシエさん、オーチン ハラショー



そして…


マトグッズがかわいかったんです!!


わたくしが購入したものたちをご紹介いたします。


         



マトTシャツ
マト携帯ストラップ
マトクリアファイル

ま、全部同じシリーズなんですが、このマト可愛くないですか?
もちろん普通のマトリョーシカも売ってますし、マトウオッカとかマトマラカスなんかも売られてました。

しかしこんなにマトリョーシカグッズを買い漁る女になっているとは去年の私が見たらびっくりすることでしょう。


常設展の江戸東京博も見ました。
ロシアのキラキラを見たばかりのせいかどうもインパクト薄。
江戸よりもモダン東京とかのあたりが好きですが、江戸のほうが力入ってる感じです。
銀座4丁目の朝野新聞社の建物はガキども…いえ、小学生がたくさん群れていたので浅草十二階を撮ってみました。




BakerBounce(東京ミッドタウン店)

2007-05-20 02:54:05 | グルメ
東京ミッドタウン、ランチタイムは飲食店はまだまだかなり混雑しています。
行列は当たり前。
そんな中、意外とファストフード的な店は空いていたりするのです。
ミッドタウンのガーデンサイドB1にあるちょっと豪華なバーガーショップ、ベーカーバウンスに行ってみました。
http://bakerbounce.com/
判りにくい立地にあるせいか、12時くらいに行ってほぼ満席ではありましたが辛うじて並ぶことなくカウンター席へ座れました。

具材はすべて自家製ということ。
厨房ではまるで肉屋のように生肉の大きな塊が吊るされ、逐次切られていきます。



バンズはプレートで焼かれていましたが、肉や野菜類は網の上で炭火で焼かれています。
カウンターに座っていると顔が熱いくらいの熱が伝わってきましたが、排煙はきっちりしているらしく煙くもなく、髪や服に匂いがつくこともありませんでした。


     
炎があがって、なかなかの迫力です。


まあそう頻繁に来ることもないでしょう、と思い、奮発してリブステーキとローストマッシュポテトのサンドウィッチを注文しちゃいました。
昼間っからステーキかよ!と心の中で自分へ突っ込み。
だいたいこういう店だとサンドウィッチではなくバーガーにするんですが、HPの写真を見ていたらこれがおいしそうで…


実物がこれです。
どうです、すごいボリュームでしょう!?

肉は一部重なって2枚入っているのですよ!
そしてマッシュポテトも非常においしい。
マッシュポテトサンドでもいけるかも、と思いました。
すべてのメニューにフレンチフライトコールスローが付きます。


一緒に行った友達はチェダーチーズバーガーを注文しました。

こちらもかなりな厚みです。
ハンバーグも、かなり「肉」って感じと言っていましたが、断面を見せて貰ったところ見た目もハンバーグというよりお肉ですという感じでした。


自家製のケチャップが別の容れ物で付いてきましたが別に味足りてるからいいやと思ってつけませんでした。
ハンバーガーはかなり塩が強かったようです。
ステーキは割と薄味でしたけど。

そして最後にポテトにちょっとケチャップつけてみて、つけなかった事を後悔

ケチャップしょっぱいからいいやと思っていたんですが、なんでしょう?
プルーン?
何かフルーツが入っているような甘みがあって、酸味はほとんどありません。
しょっぱくもありません。
むしろ付ける事で塩辛さを和らげてくれそうな味です。

とっても満腹しました。
1日分の栄養を摂った気がしました。
焼き野菜が入ったヘルシーメニューもあります。

またしばらくしたら行きたいです。

ロシアチョコレート(マツヤ)

2007-05-17 14:33:47 | スイーツ♪
知る人ぞ知る新潟マツヤのロシアチョコレート。
私が存在を知ったのはつい最近で、3月頃に楽天で注文したところ売り切れで次回の発売は8月頃だとお返事が来ました(!)
マトリョーシカイラストの化粧箱が非常に可愛らしいデザインです。

しかしなんと、上野の美術館の『国立ロシア美術館展』のグッズ販売コーナーで販売されていました!

なんとなく思っていたより小さな箱。
中にはレトロなキャンディー包みのチョコレート。
ゼリーや果実をチョコレートでコーティングしてあります。
包み紙と共に昔懐かしい味ですが、丁寧に作られている感じでおいしいです。
完全に箱目的だったんですが、これならリピ買いしてもいいかなと思いました。

価格は1,500円とちょっとお高いです。
でも下に書いたマツヤさんのお知らせ見ると1,000円ですね。

値上げ?

東京価格?

 

マツヤ
http://www.choco-matsuya.com/elohim/aello.html#Anchor-49575

国立ロシア美術館展(東京都美術館)②

2007-05-13 22:10:00 | マトリョミン
--続き--


いろいろあったけど楽しく美術館に着いたわ。
途中には馬もいたのよ。
ほんとよ。


テルミン演奏はすてきだったわ。
でも私は合奏よりソロの方が良かったの。
音響装置とかのせいなのかしら、音の大きさのバランスがちょっと違ってて、ソロの方が聴きやすかったわ。
ま、私音楽の事は素人なんだけど。


そしてマトリョミンコンサート。
マーブルのみなさん。

私がお顔を知ってたのはS先生の家のより子ちゃんと、園長先生のタイスさん。
でも客席からはあんまり顔まで見えなかったわ。
さすがにみなさんプロの歌手だから素晴らしかったわ。
チューニングもなんだか宇宙っぽくて面白い。
みんなで歌うと共振とかいろいろたいへんそうだなーって思ったけど、でもとても素敵でマチ子はまた憧れちゃった。




もっともっとお歌のレッスンして合唱できるように頑張らなくっちゃ。


そしてここでは小さいルチカちゃんたちがマト学の各家庭に貰われて行ったの。
ルチカちゃんは画家を目指しているみたい。
そのあとみんなでご飯を食べに行ったのよ。




事務長さんが調べてきたアジアンなお店。



ルチカちゃん大集合ね。

え、なあに?
みんなで固まって何を話してるの、ルチカちゃん達

まだあんまり日本語は判らなくって?






きゃああぁぁーー…


         









あ、あなたたち、なんだかちょっと怖いわよ。
まさかロシアから来たスパイ?

…どちらかっていうと宇宙っぽい怖さね。






ちょっと


私の頭はちょっとばかり平らだけど、頭の上に乗らないで頂戴

もう、これからいろいろ教えてあげなくちゃ


国立ロシア美術館展(東京都美術館)①

2007-05-13 21:50:53 | マトリョミン
マチ子で~す。
なんだか硬いタイトルだけど、今日はお祭り
ロシア絵画展で私達の産みの親であるT先生や、マト学園長先生や、私が歌のレッスンを受けてるS先生のテルミン、マトリョミンコンサートがあるの。


お祭りって、こういう感じ?



         



え?違う?



今日はマト学の人たちと待ち合わせ。

引率は清水から事務長と一緒に来たミュウ・フォノ子。





キャディ子さんがお洋服を貸してくれたの!
私ちゃんとしたお洋服着るの初めてね!
どう?
金の白衣よ



キャディ子さんが着てる金色は宇宙服。





ああ、でもなんだかこれを着たら…


      


宇宙へ行ってしまいそうよ~~!!


          


それともこれはミュウ・フォノ子の能力(ちから)なの?


(国立ロシア美術館展②へ続く!)







黄昏の百合の骨(恩田陸/講談社文庫)

2007-05-06 17:18:20 | 
  自分が死んでも、水野理瀬が半年以上ここに住まない限り家は処分してはならない

『麦の海に沈む果実』のその後、自分を取り戻した理瀬は二年のイギリス留学を中断して祖母のこの遺言を実行するために祖母の家がある長崎へやってきた。
そこは「白百合荘」という名の家、近所からは「魔女の家」と呼ばれている家。
家には祖母とは(理瀬とも)血の繋がっていない祖父の娘である叔母の梨耶子と梨南子姉妹が住んでいた。

祖母は生前に何かを始末しようとしていたのにそれをできないままに死んでしまったのでそれを理瀬に託したのだ。
祖母の残した「ジュピター」の正体は?
それがかなりの財産であると思っている梨耶子と梨南子は陰で調べている。
そうこうしているうちに隣に住む理瀬の同級生の家の猫が毒殺され、理瀬の家に”その家にいるとつぎつぎに死ぬ”という脅迫状が投函される。
そしてジュピターの正体を探り当てたかに思えた梨耶子がある朝庭先で死んでいるのが見つかった。

白百合荘、魔女の家、常に百合が活けられている古い屋敷、美少女、美少年と前作、『麦海』に比べるとスケールが小さくなったという感は否めないものの道具立てはひととおりそろっている。
ここで祖母の残した謎、「ジュピター」の存在を解くことがテーマでもあるけれども今回記憶と本性を取り戻した理瀬にしてはことごとく詰めが甘い。
これはまだ少女である理瀬の限界としてわざとそうさせているのだろうか。

ラストでちょっと出てくる『麦海』校長、颯爽として素敵でしたね。
男装も素敵というのがいいですね。

未読だけれど短編集『朝日のようにさわやかに』の中には理瀬の婚約者、ヨハンが主人公の短編があるようです。
しかもヨハンの黒い面が書かれているということで読みたいですが、文庫落ちまで読まないかもしれません。
今回ちょっと小休止的な理瀬の活躍でしたが、最終三作目理瀬とヨハンの『薔薇のなかの蛇』に期待。
ふたりがとうとう世界を舞台に活躍するのか。
どんな黒いことになってしまうのか
雑誌では連載が開始されたようです。




マチ子の日記「お洋服?」

2007-05-04 02:04:29 | マトリョミン
マチ子です。


私のお世話係、どうやらGWになんの予定もないもんだから私の服作ってくれたらしいわ。




…と思ったら、また服じゃないのね


        



ま、いいわ。

アップにするとこんな感じ。



でもあんまりアップで写すとボロが出てよ。
基本的にぶきっちょなんだから。


      




あのー、ズレましたけど。。。


      
        

ひとつぶのマスカット(共楽堂)

2007-05-03 20:13:29 | スイーツ♪
先日の大いちご大福に続いて同じく共楽堂さんのお菓子。
「ひとつぶのマスカット」
マスカットひと粒を求肥とお砂糖でコーティングしたお菓子です。

さて



この中にひとつぶがはいっているわけですね。


開けてみると


      

ちょっと青梅のような、ボンボンのようなお菓子が出てきます。


ちなみに断面


           


とってもみずみずしいマスカット。
中身はゼリーなどのようにぶどうを加工したものとかではなくて、ほんとにそのままのマスカットなのです。

実際、みずみずしさが全く損なわれることなく周りの砂糖の甘さもくどすぎずにマスカットの酸味を含んだ甘みとほどよくマッチしております。


実は私がこのお菓子に興味を持ったのは、以前いただきもので甲府の「月の雫」というぶどうの実を糖衣で包んだものを食べてとてもおいしかったというのがありました。
その頃まだネットなど手軽になかったので(私の中では)幻のお菓子になっていました。
http://www.okashi-net.com/meika/kk/tukinosizuku.html
今回このようにそれもしっかり判明したのですが、あの感動をもう一度的な部分がありました。

ただネットがなかったころ、というわけで相当前の話です。
正直食べ比べて…というほど「月の雫」の方のお味を正確に覚えておりません。

「ひとつぶのマスカット」
たいへんおいしいのですがひとつ困ったことが。
それは、ひと粒(ひとつ、ってことですね)210円というお値段。
おそらく、この水っぽいぶどうの実を瑞々しさを全く失わない形でお菓子の形にするというのには相当手間が掛かっているということはうかがわれます。
実も大きくてきれいな実です。
(商品説明のページ↓)
http://www.tako.ne.jp/~kyoraku/masucat.html

お饅頭とか練切りなんかだと、まぁたいがい1つ食べれば満足するんでそれでいいんです。
でもこれだとなにせマスカットひと粒ですし、口当たりが良いのでパクパク幾つかいっちゃいたいんですけれど、

ちょっといっちゃえないです、わたしでは





空に浮かぶ子供(ジョナサン・キャロル/創元推理文庫)

2007-05-01 19:04:35 | 
『月の骨』シリーズ3弾。
原題は空に浮かぶ、というか「空を横切る子供」
前作にも出てきた映画監督のウェーバーが今回の主人公。
彼の親友ホラー映画監督のフィルがある日突然ライフル自殺を遂げる。
彼の作品「深夜」シリーズは絶好調だったのに。
しかも死の直前にウェーバーに掛けてきた電話はどうでもいいような、親指の話。

死後、ウェーバーに託された3本のビデオテープが届く。
その中には、ウェーバーのトラウマでもある子供の頃に飛行機事故で死んだ母親の、その死までの数分間が映っていた。
そして再生するたびビデオテープには新たな内容が追加されていた。

どうやらフィルはホラー作品を作り続ける中で、世界の成り立ちに関わってしまうような、重要な「なにか」をフィルムにしてしまい、そのせいで死ぬはめになったという。
そして放っておくとフィルにとって重要な人々-別れた恋人のサーシャなど-が死んでしまうという。
彼はウェーバーに彼が世に放ってしまった「なにか」を元に戻すような形で製作途中の「深夜」シリーズ最新作を正しく完成させて欲しいと頼むのだ。

『月の骨』シリーズの中では話が重層的で面白かったです。
驚いたのは作中作品として出てくる短編。
短編集『パニックの手』に収録されている『フィドルヘッド氏』や『きみを四分の一過ぎて』はこの作品の作中作だったんだ
これは贅沢です。
確かに充分立派な別個の短編ですから。

そしていつもながら各箇所に散りばめられた毒。
少年時代の死体を見つけるエピソードや、テレビの臨時ニュースで友達の父親の死が報じられる場面(ロックンロール)
子供で、物凄い美少女なのに腹が妊婦というピンスリープの存在。
自転車に乗ったダウン症の天使。
天使や神様がこんなところにいて、こんなに似つかわしくない姿かたちをしている、というのはキャロルが好きな設定のひとつのようですね。

しかしこのシリーズ内ではいちばん面白いと思ったものの、実はラストがよく判りませんでした。
誰かもしこれを読んだ方で教えてくださると嬉しいです。

★以下ネタバレ★-------------
結局ピンスリープはウェーバーに正しいことをさせようとしていたように終始見せかけ、フィルの才能では為し得ない「悪としての力を持った”本物”」を作らせるためにフィルと共謀した死の天使ということでいいんでしょうか。
そしてそれを最後に悟らされたウェーバーも、それが判ったけれど自分でそれを作るという魅力にあがらえなくてピンスリープ達の思惑通りに映画を完成させるであろうということなんでしょうか。
それにしても母の死の場面を映画に挿入して使うというのはなんとも悪魔的です。
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