最近ホームベーカリーレシピ本もたくさんあります。
数冊持っているのですが、評判を見てまた買ってしまった
ブランジュリタケウチ どこにもないホームベーカリーレシピ
買う前に本屋で見てみると…
だいたいホームベーカリーというのは基本のレシピが決まっているのですが、この本に載っている分量は結構それらと違いました。
水の量とかも、5cc違うと違うのですが、それを考えると大胆に違います。
基本のハードトースト。
なるほど、確かに砂糖や水を減らし、焼き色指定を「濃い目」にすればふんわり→パリッとした焼き上がりになるかー、とかそのレシピ見て作ってみれば思うんですけど、そんなに大きく材料の分量を変えていない割に、仕上がりがだいぶ違います。
プロの人が考えてやることはやっぱり凄い、と思いました。
フランスパンっぽい感じでかなり好みのパンです。
その後「普通の食パン」を焼くときはこのレシピで作っています。
またブリオッシュなどは作ろうとしてレシピ見てびっくり。
た、卵をいくつ使うんだ…
でもせっかくなので一度は作ってみようと挑戦
外はとてもかりっとした感じ。
中は…
黄色いでしょ
さすがに卵たっぷりなだけある。
しかしできあがってみると、ほんとにお店で買ったパンみたい。
というか、だいぶリッチなパン。
あとこの本をチェックしたとき評判の良かったミルクハース。
水分は牛乳のみ、プラスでスキムミルクも入れます。
これはハードトーストとは違ってだいぶふんわり系の食パンですが、ミルクの香りがふわっと香るパンです。
またこの本の凄いところは、パンを使って応用した料理は別ですが、具入りでもブリオッシュでも、とにかくパン自体は全部焼き上げまでタイマーを使って作れるというレシピで書かれてるところです!
ブリオッシュなどはHBトリセツ見ても「予約」はできないし、お知らせタイムに後入れバターを入れるとか割と手順があるんです。
具入りパンはまだそんなに挑戦していないのですが、栗とチョコとオレンジとか、リコッタチーズとか魅力的なのが載ってます。
コーヒーの食パンを焼いて、コンデンスミルクを塗って食べるというのも、やってみたいレシピです
ときどき無性に食べたくなるもの中に、ホットケーキがあります。
カレーとかラーメンだとそうでもないけれど、意外とホットケーキ食べられる店ってないんです。
しかも、食事にするには軽いし、おやつには重いし、といった微妙な量もあります。
青山墓地の近くに洋菓子のWESTのショップと喫茶スペースがある青山ガーデンがあります。
会社から割合近いのと、何かで「けっこうボリュームがある」というのを見た覚えがあるので、豪華変てこランチとしてホットケーキを食べに行くことにしました。
なんとも素敵な店構えです。
外にはテラス席もあり、優雅な感じがしてます。
中もとても豪華で…ちょっと優雅な雰囲気で、ひとりだったし撮れませんでした
絨毯を敷いた広い応接間のような空間に、隣の席、これって隣??というくらいにとてもゆったりとスペースを取って席があります。
ちゃんと火を焚いた暖炉があったり、大きな花が活けてあったり、ちょっと非日常空間です。
ホットケーキは単品945円、セットで1,260円。
セットは飲み物が選べます。
ケーキなので紅茶にしました。
きれいな焼き色のホットケーキ
メープルシロップが銀の容れ物で付いてきます。
メープルシロップも、ほんとのメープルだなぁ(家だとけっこうケーキシロップだけど)
バターも牛乳っぽいおいしいバター。
ホットケーキもさっくりしておいしいです。
ももちどりのようなあのふんわり感はないけれど、これもおいしいです。
欲を言えば、紅茶はお代わり自由でカップで出てくるんですけど、お代わりを頼むと意外と時間が掛かりました(5分くらい?)
ケーキ食べてる最中にそれはちょっと長いので、だったらポットで出してくれた方がいいなぁーと思いました。
あと、バターもね、実はこの倍くらい塗りたいのです。
ひょっとして、頼んだらくれたのかなぁ?
別のお皿でもうひと切れふた切れつけてくれたら…と、これはほんとに個人的な好みですけどね。
すっごい満腹感とかはなかったですけど、夜まで普通にお腹空かなかったですよ。
昼食として成立します
雰囲気もいいし、ときどき行こうかと思います。
全席禁煙、テラス席はペット同伴可
AM11:00~PM8:00 無休です。
海街diary①~③
久しぶりに吉田秋生さんのマンガを読みました。
「カリフォルニア物語」ぐらいから「BANANAFISH」までず~っと読んできたんですが、「YASHA」あたりから絵柄が変わってきたり、話的にもちょっとう~ん…って感じになってきて読んでいませんでした。
ただこのシリーズは周りで評判が良かったのと、去年くらいから鎌倉という街が気になってることもあり、手を出してみました。
冒頭。
男の部屋で朝を迎えているというシチュエーションで携帯が鳴って、十年以上前に家族を捨てて出て行った父が死んだという知らせを聞く。
派手な感じの女の子、派手な携帯で
「こまったなぁ、ちっとも悲しくない」
という心の声。
ああなんか、イマドキの若者のちょっと斜に構えた感じの話だったのかなぁ。
それはちょっとパスだなぁ、と思いつつ読み始めた。
ところが、見事に裏切られました。
祖母の残した鎌倉の古い一軒屋に住んでいる三姉妹。
それぞれ性格も生活もばらばらで、でもとてもちゃんとつながっているのです。
別に暑苦しく「絆」を描いたりするでもなく、特に大げさでもなく、なんだか無遠慮で、でもなにげなくすぅっと受け入れたりするようなところが家族っぽいな、とか。
そこに途中から異母妹のすずも加わるのですが、それもまた良いのです。
たぶんストーリーがこうこうこうで、と書いてしまってもまったく良さが伝わらない感じがするので書きません。
吉田秋生さんがこういう話も描くのか、と良い意味で意外ではありました。
もうひとつ意外だったのが、情景描写。
古いお家の様子や、鎌倉の景色があちこちに出てきて、それも物語の彩りのひとつになっています。
吉田秋生さんは、どちらかというと人間の心の中の鋭さとかそういったものを描く人だというイメージがありました。
絵柄がリアルという意味ではないですが、人物についても美しさよりも人間の体のそんなに美しくないところ-例えば胴って意外と太いよ、とか肉って割とたるんでるよとかそんな風に描かれていたし、風景についても景色や建物を美しく描くというよりは、簡素な線で背景的に書かれているような印象でした。
もちろん「吉祥天女」で桜が効果的に出てきたりとかいう印象的な場面もありましたけどね。
こういう叙情的な描写もする人なんだ、と新たな発見。
今は3巻が出たばかりのようですが、大切に読みたい本のひとつになりました。
ところでアライさんは最後には出てくるんでしょうかね~
どんな顔してるんでしょう?
まず表紙が可愛かった。
あらすじ。
失恋のショックで声を失った25歳の倫子が田舎へ帰り、
「一日一組だけ、そのお客様のためだけの料理を作ってもてなすレストランを始めました。」
そのレストランで食事をすると願い事が叶うとしだいに評判になりました。
「」で括ったところがストーリーの惹かれポイントです。
矢田亜希子が昔やっていたドラマの「マイリトルシェフ」もそんな話じゃなかったっけ?
まだ清純派イメージだった頃の矢田亜希子。
パラパラっと立ち読みして、ちょうどざくろカレーを作っているところを読みました。
カレーで柘榴!?と思ったものの、描写がすごくおいしそうでした。
同棲しているインド人の恋人と、いつか小さなお店を開くという夢を持っていた倫子。
しかしある日バイトから帰ってくると、家の中は何もかもなくなっても抜けの空。
恋人が家財道具一切合財を持って出て行ってしまったのでした。
たったひとつ、外に置いてあったおばあちゃんの形見の糠床だけはなんとか残っていました。
気がつくと倫子は声を失っており、何もなくなってしまった倫子はおばあちゃんの糠床と持っていたカバンだけを手に、高速バスで田舎へ帰りました。
そして使っていない敷地を改装して「食堂かたつむり」を開店するのです。
田舎の山奥の小さなお店。
でも全てが手作りで可愛らしいお店。
料理の素材は山や海の自然の物を使い、料理のメニューはお客さんを見たり、話したり、食材と相談して決める。
ちょっとお洒落な童話っぽいお話かな、と思って読み進めました。
しかし、読んでいくうちに「童話っぽい」だけでは片付けられない違和感が生じてきました。
それは話の展開であったり、ちょっとした文章の表現であったり。
現実感のない話でも、小説というのはその人の物語世界に入り込んでいければ好き、面白いと思うし、そうでなければ合わないということになると思うのです。
この話は完全に後者でした。
違和感はどんどん大きくなり、歯車が完全にくい違ってラストは無感動に読み終えました。
話の展開。
ご都合主義っぽいのは小説だから良いとして、例えばエルメスの事。
「命」をテーマにしたいのだろうけど、そのやり方が私としては考えられない。
しかも具合が悪いとはいえ、おかんはひと口も食べられないって!
「お前は死んでも食え!!ケーキは食べなくていいから!!」
って強烈に思いました。
鳩と声の関係も「え?そこで?」と思ったし。
ふくろう爺のエピソードは好きでした。
表現。
バレリーナのようなお辞儀、とかかわいらしい雰囲気で良いのですが、ときどき不必要に不潔な表現がでてくる。
きれいでかわいらしいのに、根底に清潔感がない感じがする。
別に、清潔なお話じゃなくちゃ読めなくてよ!!とか思ってるわけじゃないですよ、もちろん
でもその合わなさ加減が気持ちが悪い。
番外編の小編が最後に入っていて、主人公も別の人なんですが、その話でやたらとブランド名とか出て来るんですよ。
まあ、その主人公のキャラ設定ではあるんですが。
そういう雰囲気の方が作者の性にあってるんじゃない?と思いました。
読んでてこっちの方が変な違和感、なかったです。
お料理の描写はおいしそうで良かったです。
中でもざくろカレーや、梨のフルーツサンドはおいしそうで、フルーツサンドのためのレーズンパン、焼きたくなりました(焼きましたよ)
映画の主人公は柴崎コウということで、小説を読むとイメージ全然違うんです。
小説イメージはもっと薄い感じの地味な子で。
でも違ってるだけに、映画の方が面白いかもね、とちょっと興味が湧きました。
柴崎コウ、好きだし。
おかんが余貴美子で、お妾さんが江波杏子っていうのはいいなと思うし。
このふたりも好きです
マイリトルシェフちょっと見たくなったー。
北海道展と比べるととっても空いてます。
でも加賀っていうと、おいしい和菓子がたくさん
今回一番気になっていたのがこの
起き上がり最中(金沢 うら田)
なんといっても外見のかわいらしさ!
中もこんなんなってますよ。
餡の甘さも控えめで、味もおいしいです。
ふだん買える場所にあったら、買いたい。
お遣い物なんかに最高なのに
バウムの耳(おとぎの国メルヘン)
前にも買ったことがあり、発見したので即買い。
裏側…まさにはじっこ。
切りカスとか、こういう「はじっこモノ」っていいですよね~
このバウム、味もおいしいですよ。
先日のヴィヨンの方がおいしかったですが、これも好き
柴舟(柴舟小出)
ザ・金沢なお菓子です。
生姜風味のお煎餅で、まあ、こういっちゃなんですがなんてことのない味ですけどお茶飲んでパリパリ食べたくなるときがあるのです。
で、買っちゃうのです。
いろいろなお店がこの「柴舟」を出していますが、この柴舟小出のが前に買ったほかのお店(どこだろう?)よりも生姜が効いていておいしいと思いました。
次買うときもここで買おう。
お菓子以外にも…
ミツの焼きいなり(山下ミツ商店)
中のご飯は五目ちらしと五穀米。
厚揚げみたいにとっても肉厚で大きい油揚げの中にご飯。
けっこう油っぽいけど、これはこれでボリューミーでおいしい。
しょっちゅうはいいけれど、ときどき思い出して食べたくなりそうな味。
薄味で、油揚げにも微かに甘めの味付けがしてあります。
出汁に1日漬けてあるそうです。
桜寿司(金沢 玉寿司)
桜餅ではありません。
柿の葉寿司の桜の葉っぱ版。
桜の葉なのでもちろん葉っぱごといただけます。
桜の葉の香りは良いけれど、どうしても自分の中に刷り込まれているイメージが=桜餅なので、なんだか頭の中で違和感が生じる。
そうなると結局柿の葉寿司の方が邪魔するものがなくて良いのかも。
具は鮭2、鯛2、鯖1。
意外と鮭がいちばんおいしかった。
ご飯もピンク色(この写真だとわかりませんが)、上に花びら型に切った大根も添えられており、春らしくかわいらしいお寿司です。
そのほかにも、牛のタタキなど試食した結果買ってしまったりして…
金沢へ行きたくなりました。