京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




師走も半ばとなりいよいよ心忙しくなってきましたね
京都南座では毎年恒例吉例顔見世興行、東西合同大歌舞伎が12月26日まで行われています。
元禄忠臣蔵や楼門五三桐、お江戸みやげや隅田川といった演目が上演されていますが
中でも昼の部「寿曽我対面」(ことぶきそがのたいめん)は曽我兄弟が親の敵討ちに行くお話で
弟の曽我五郎役を昨年の顔見世興行で海老蔵さんの代役を務めた片岡愛之助さんが演じます。

曽我兄弟が登場するお話は歌舞伎の中でも色々あり
昨年上演された「外郎売り」(ういろううり)なんかもその1つ
今年の「対面」は正月に敵相手の家に行き詰め寄る弟を兄がたしなめ
敵相手は狩りの総奉行大役を終えた後に討たれる事を約束し
お年玉代わりに狩場の通行手形を渡すというお話。
江戸歌舞伎ではお正月によくこの曽我物を上演する慣習があるそうです。



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