前ページ嵐電『車折神社』のお隣駅『鹿王院』(ろくおういん)
駅を降りて南側に2,3分歩いた所に「鹿王院」さんというお寺があります。
康暦2年(1280年)足利三代将軍、義満が延命を祈願して建てた禅寺で
開山堂を建立する際に横の藪を開いたところ
鹿の群れが出現したことから「鹿王院」という名がついたとされているそうです。
義満の筆の扁額「覚雄山」がかかる山門
少年の頃、一休和尚さんもこの門をくぐったそうです。
山門から中門までの参道は紅葉が美しいことでも有名です。
中門
玄関を入りると客殿へと続いています。
客殿の中央には義満筆の額「鹿王院」が掲げられています。
前庭は舎利殿を中心に室町時代の石組みや
400年前の木斛(もっこく)の銘木などが残されています。
客殿裏は後庭と茶室「芥室」
瓦敷きの歩廊を渡ると正面が本堂
更に行くと舎利殿
中に入ってお参りすることができます。
殿内には仏牙舎利が安置されお祀りされています。
10月15日を舎利会とし御開帳が行われるそうです。
「鹿王院」さんへは初めて訪れましたが
心落ち着くとても良いお寺でした。
まだ蕾でしたが春に咲く参道の椿も見事だそうです。