京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 



神保町続きで御茶ノ水まで歩きました。
かつて神楽坂の坂上から坂下方面を振り返ると
遠くにこの御茶ノ水の「ニコライ堂」が見えたという程の立派な建物です。

正式名称は「日本ハリストス正教会東京復活大聖堂」
東方正教会とも呼ばれるキリスト教の教会です。
明治24年(1891)、ロシア正教を布教しようと江戸時代末期に日本にやってきた
大司教カサーツキン・ニコライさんという人が7年の歳月をかけて建設したそうで
関東大震災で一部崩壊した為、昭和に入ってから修復され今に至っているとのこと
シチュールポフさんというロシア人建築家の設計(ビザンチン様式、煉瓦造り、重要文化財)
建物だけを見ていると日本では無いような異国情緒あふれる建築です。
駿河台の高台にあった為、神楽坂だけではなく東京の至る所から眺められたそうです。
(※観光目的で中に入ることは不可) 



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九段下の叔母の家に用事がありよく行く神保町です。
(東西線の九段下下車でも歩いてすぐです)

神保町と言えば本屋街ですが
主に古書店さんが多く、大小合わせて160店舗程があるそうです。
 
殆どの古書屋さんは専門分野別に別れている事が多く
文学・歴史・社会・自然・化学・思想・芸術・美術・趣味、等々・・・
絵本や漫画、豆本や雑誌の専門店さんもあります。

お目当ての本見つかるかな?

古い本屋さんは100年以上の歴史を持つお店もあるそうです。

「大屋書房」さんは江戸時代の本や浮世絵、古地図などを扱っているお店
佇まいもレトロで素敵です

もちろん普通の本屋さんもあります。

何故かスポーツ店も多い神田、神保町界隈です。


神保町の古本屋街の歴史をさかのぼって見ると・・・
 江戸時代この辺りは旗本が塾を開いたりしていたそうで
 勉強する人たちが集まっていた地域であったそうです。
 その後学校ができ大学が集まり、最初は教科書や参考書の売り買いから始まり
 書物も売り買いされるようになり古本屋ができたという事らしいです。

スポーツ店さんが多いというのも学生の街、故だったのかもしれないですね。

神楽坂繋がりと言えば・・・「夏目漱石」でしょうか。
 漱石はこの神保町にあった小学校に通っていたようで
 幼少時代~青年時代位までの間を此処で過ごしたようです。
 その後早稲田に住み、神楽坂で原稿用紙を買い、食事をし・・・
 広い範囲でこの辺り一帯に縁があったようですね。



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神保町のさくら通りにある「大丸やき茶房」さんです。
こちらで”大丸やき”を買う事も出来ますが
店内の茶房でお茶セットあんみつ、お汁粉等も楽しめます。
茶器と入れ方もなかなか凝っています。

さて、その”大丸やき”ですがこんな感じです。
一見、今川焼き?と思えるのですが
少し変わっているのは周りの皮がカステラ生地になっていて
普通の今川焼きと違って味が付いています。
お饅頭の様な味わいもあります。

焼きたてではなく一日置いた次の日の方が
生地と餡の味が落ち着いて美味しくなるのも特徴です。
一週間程日持ちもしますのでお土産にもなります。



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