ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

1月19日の釣り

2014-01-23 05:00:00 | 田舎

私たちが呑気に釣りをしている間に名護市長選挙が投票され、辺野古への米軍基地建設反対派が勝利を収めていました。安倍政権が目指す戦争できる国造りにとっては、痛恨の敗戦だったのでしょうが、名護市民の声など無視するかのように淡々と基地造りを進めていく考えらしい。投票率が76,71%と言いますからかなりの高率であり、名護市民の関心は非常に高かったと思うのですが、投票に行かなかった人は関心が無かったのでしょうか?基地建設推進派の陣営は基地を造ることで雇用を生み出し、500億円の名護振興基金をちらつかせ業界団体を締めつけましたが、沖縄戦で多くの犠牲を出した沖縄県民は平和への思いが強かったのでしょう、4人に1人の棄権は自民党からの絞めつけと平和への思いの間で悩んでいたのだと思います。共産党や社民党は嫌いだが、基地建設推進に協力するくらいなら棄権した方がマシだと考えたように思えてくるのです。

             

7時にコンビニに集合、朝食を買って(前日の弁当を食べなかったので弁当は買わなかった)船に乗り込みます。7時半には出船しましたが、前からの朝陽が眩しく、前方が見え難くて仕方ありません。この日は出雲の方は波が低かったのですが、逆に通夜島に向かって大きな波がせり上がっています。これでは大島の表に出ることは難しく、前日と同様、猪喰
浦で釣ることにしました。ここは北風や北西風の脅威から逃れられるので、冬場でも比較的楽に竿を出せます。

                    

T中君と一緒に来た友達はI藤君と言い三人は同級生、前回ガス欠になった時も来ていました。この日最初のヒットは9時ごろ、このI藤君が釣り上げたのはタコでした。でも誰も後が全く続きません。

             

ホテル浦島の裏へも回りましたが、前日よりウネリは収まっていたものの、北や北西の風をまともに受けるので寒いし、釣り難いことこの上ありません。そこでT中君がガシラをゲットしましたが、またまた猪喰の方へ移動、前日と同じポイントで数匹のガシラが上げることが出来ました。

             

同じポイントで狙っていた“GO TO FISHING”と書かれた船、二人乗っていましたが、一人は女の人でした。私は見ていませんが、良い型のマルハゲを釣っていたようです。

             

ここで釣れたガシラは腹がパンパン、卵ではなくて、幼魚が入っていたようで、三男は幼魚を海に放っていました。

             

12時を越えて女性がトイレに行きたいと言うので、一番近くの白野港へ行くことに、夏に海水浴で訪れていますが、改めて船で行ってみると、かなり小さな港だと感じました。

       

白野港まで来たので、そのまま通夜島との水道を通って、表に出てみようと言うことになり、浅くて狭い海峡をゆっくり通り抜け、表に出ましたが当初は波もあまり感じない程度でしたが、須江崎まで出るとウネリは大きく、船は大きく揺れます。私が運転していたなら早々に引き返したと思うのですが、三男が運転していたので、T中君たちに釣らせてあげたいという思いが強かったのか、臼島と海金剛の間まで進んで行きます。もう釣りどころではない状態ですが、なんとそこでT中君は30cmぐらいのアカハタを釣ったのでした。

アカハタの口の中にはクツエビの幼魚が入っていました。アカハタってなかなか高級なエビを食べていたのです。女性が怖いと言うのでゆっくりと白野港へと戻って行きましたが、磯には結構釣り人が乗っていて、渡船屋はこれぐらいの波ならば何ともないのでしょう。元の猪喰浦に戻って3時に上がることを決め、最後の追い込みで三男が狙っていたアオリイカをゲット、彼女に持ち帰らせたいと思っていたらしく、満面の笑みでした。

             

結局、この日のI藤君は最初に釣ったタコのみ、前回も小さなガシラ1匹だったので、串本の釣り場をどういう思いで感じていたのでしょう。

             

桟橋の岸に戻ってアオリイカでの記念撮影、1kgはあったようです。ここから南防波堤へ船を戻さねばなりません。三男とT中君が船で向かい、私は二人を迎えに車で向かうというややこしいことをする羽目になったのでした。