建仁寺の塀が見えてきた時、手前に古い鳥居が見られ、大きな石碑に『陀枳尼尊天』と彫られているのを見て、陀羅尼なら薬で知ってるけど真ん中の枳と羅が違っていたので、少し気になっていました。最初は建仁寺とは別物と思っていましたが、帰ってから建仁寺のHPで見取図を見ると境内の中に入っていたので、調べることが出来ました。
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陀枳尼は「だきに」と読みますが、陀枳尼尊天そのものを調べると先頭の字が“荼”となっていました。陀枳尼と書くのはここ建仁寺境内の興雲庵独特のものなのかも知れませんが、当に荼枳尼尊天と書かれていれば、私は興味が湧かなかっただろうと思います。
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鳥居横には陀枳尼尊天の縁起が書かれた立札が立っています。荼枳尼天自体は白いキツネに乗っている女神であり、よく見ると鳥居の奥でこちらを向いて睨んでいるのは一対のキツネ像です。
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立札の最初に豊川稲荷の文字が見えるのも肯けます。この縁起が本当なら陀枳尼尊天って相当な力を持っていそうです。
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建仁寺の塀沿いに少し南へ下ると最初の写真の興雲庵が有りますが、中には入れません。もう少し下ると陀枳尼尊天堂が有りました。堂の中では灯りが点り、人の名前が書かれた紙が左右に数枚貼られていました。対面にも陀枳尼尊天堂と書かれた小さな祠があり、何故かわざわざ豊川稲荷への矢印が差し示されていましたが、私は1年半ほど名古屋に居たけども、豊川稲荷には行ったことがなかったので、興味はありませんから、行ってみる気にはなりませんでした。
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建仁寺の勅使門の手前東側に摩利支尊天堂があるとかで、そちらの方にも向かってみたのですが、門を潜ったもののお堂はずっと奥にあるようで、時間も無いし、摩利支天自体は
亥年生まれの守り神なので私の家には関係ないので、きれいに整えられた庭だけ写して次に急いだのでした。