ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

グランフロント大阪

2014-01-17 05:00:00 | 大阪にて

私の古い友人の一人にN内氏という学童保育時代に仲良くなった年上の人がいます。同じ学童保育に子供を通わせていたのですから近所に住んでいたのですが、卒業されてからは奈良に引っ越されたので、それ以降はお会いすることも無く、年賀状のやり取りだけになっていました。最近は京都に引っ越されたようでしたが、南禅寺に行った時も思い出すわけでもなく、ただただブログのネタ探しをしている私でした。南禅寺は京都市左京区に建っているのですが、N内氏の住まいは右京区、考えてみれば右と左が逆なのですね。地図を見ると、つまり北を上にすると左京区は京都市の右に有り、右京区は左に有るのです。何故このようなことになっているのか、誰かに教えて欲しいものです。

             

ラグビーを観戦に行った日の夜、長男と飲んで酔っ払って帰ってきた時、そのN内氏から突然「至急会いたい」と電話がかかってきたのです。酔っ払ってのことですから私はよく覚えていませんが、メモに月曜と書き残していたので、後日成人の日の夕方に梅田で会うことに決めたのでした。せっかく梅田に行くのですから一度も足を踏み入れたことの無かったグランフロント大阪へ行ったみようと思い、時間は早かったのですが3時過ぎに家を出ました。グランフロント大阪などと言ってますから、どんな意味かと思いきや、GRAND FRONT OSAKAと書いてありました。商業施設が入り並んだ光景は目新しいものではありませんが、何もかもが英字で書かれており、歩いているのは日本人ばかりなのにとんでもないことだと思いながら、自分も田舎者になったかなと自虐するこの頃です。

             

6時頃N内氏が大阪駅に到着、ちょっと(身長が)縮んだかと思いながら阪急側の飲み屋街まで歩き、至急会いたかったという話を聞かされました。齢を取ったらみんな何処か悪くなるという話から、糖尿病の症状が出たけど生活習慣を変えたら治ってきたという話もありました。実は胃にポリープが見つかったけど、良性のものだと診断されていたのに、突然癌だと診断され、大阪の日赤病院でも再検査したけどやはり癌だというので、内視鏡での手術を受けたそうです。ただ内視鏡では全てを摘出することが出来なかったので、もう一度開腹手術を行い、胃を全摘すると言われ「チョット待ってくれ」となっている現状を話されました。

             

胃に残っている癌の芯の部分はそこだけ取ればいいわけで、何故全部取ってしまうのか疑問だと言います。勿論、全摘すれば後の飲食生活にも影響することも考えてのことでしょう。そこで関空の近くにある高名なクリニックで再検査してもらうと、残っているのは良性だと言われたそうなのです。結局良性のポリープを癌だと偽って手術されたのではないかと疑っている結果になってしまっているのです。それは医者が金儲け主義に走っていると感じている私と同じ感覚です。

             

治りもしない治療を施されて高い医療費を取られた上に拷問にも匹敵する痛みを与えられた私は、正直言って医者というものを信用していません。信頼に値するような医者も何処かには居るのでしょうが、NTT病院も警察病院も見た目は若くて、精神的にも未熟そうな医者ばかりです。庶民から少しでも多く搾り取ることが常識となりかけているこの国に、赤ひげのような良心的な医者はいないものなのか、はやり安倍や麻生を元として先頭に立つ政治家の質が悪くなりすぎているのがその原因なのかも知れません。

                       

N内氏は自分の身の上話を聞いてもらいたくて私を呼んだのではありません。要はこういうことがあったから、医者を信用するなと言うのです。おそらく私の年賀状を見て、今痛みも何も無いのだから、手術はしなくていいんじゃないか、また痛くなったらやればいいと勧めてくれるのですが、私としてはその時にまた最初から検査を受けるのもゴメンです。確かに次の手術で結石が破壊される保証はありません。そういうジレンマを上手に操って、患者から金を巻き上げる、それが今の医療機関だとは思いますが、私もここまで検査を受けたのですから、今更引くわけにもいかないと思うのです。