ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

須江崎 Ⅱ

2013-03-06 05:00:00 | 田舎

手前勝手な判断で、TPP交渉参加に足を踏み出すことを可能にした国粋主義者・安倍内閣総理大臣は、おそらく初めから“聖域なき関税撤廃云々”など念頭には無く、財界の走狗に成り下がり、如何にしてTPP交渉参加に目途を付けようかと日夜考えていたに違いありません(考えたのは官僚共なのでしょうが)。公約にTPP交渉参加反対を掲げたのは農民や漁民の票欲しさ、そんな策略を見抜けなかった有権者も悪いけれど、ぬけぬけと自分の方策を貫き通した本人は農・漁民の前では渋い面を見せるポーズを取りながらも、財界の前では得意満面の笑みを浮かべているのでしょう。

TPP交渉参加によって農業・漁業関係者が実質上どのような被害を受けるのか、直接的には何も分からない私ですが、長い間財界本位の政治に泣かされ続けてきた労働者として(今は働いてはいないので敢えて労働者階級とでも言うか)、その心情は計り知り得るものがあり、闘う人々と連帯しなければならないと思います。

さて、この広い地磯は何と言うところなのか全く知識が無かった私、ヨットハーバーから渡船で磯に渡る際に船から見ていた地磯は、赤崎や大耳崎かと思っていました。帰って地図を調べてみるとここは須江崎という名が付いていました。丁度、須江港と白野港に挟まれ、半島風に突き出したところになっています。

             

帰ろうと思ってさて困ったのは、どこから降りて来たのか見当もつかないということ、だいたいのところは分かりますよ、先ず正面の磯に向かって歩いたのは覚えてます。でも滅多矢鱈と登るのは危険、降りたのと同じコースが安全です。などと思っていたら赤いペンキで印が付いていました。ここから戻るのでしょう、若い頃にタクシーで須江の地磯に来た時も(この磯だったかどうかは分かりませんが)、戻る道を探すのに迷ったことは覚えています。

             

赤いペンキの目印が付いてなければ、かなり迷ったと思うのですが、樫野の地磯はここほど広い所では無く、長細いという感じなので、印などなくても帰る道順はすぐに分かります。

             

道に戻ったところで後ろを向いてもう一枚、向かって右側の小山を越えて、下った先がポイントのようです。右の磯と前の磯の間には大きな溝があり、真っ直ぐに歩いていけば右の磯には行けません。山を降りたらすぐに右に向かえば、右側の磯に行けるようになっています。

             

地獄のカマのある林を抜けて山を下る坂道の手前、こんなところまで単車で来ている横着な人がいます。

             

帰りのついでに地獄のカマに寄ってみました。地獄のカマと呼ぶよりゴミ溜めみたいになっています。でもわざわざこんなところまでゴミを放りに来る人が居る筈がありません。満潮になれば海面が見えてくるというのですから、海面に浮かぶゴミが打ち寄せられたと思うのが妥当ですが、ひょっとすると釣りに来た人なら少し回り道になりますが、ここでゴミを処理しようと考える愚か者が居るのかも知れません。いずれにせよ、この場も串本の名所にと考えるのなら、底を少しは片付けなければなりますまい。

             

この日は土曜日だったのに車はそんなに多く停まっていません。前々日(木曜)は私が車を停めようにもスペースが無かったくらい停まっていたのです。

             

でも皆さん車を停めていますが、ここは駐車禁止になっていますよ。標識自体は道路交通法適用外のようですが、“ご遠慮ください”と書かれています。農道だからという理由がイマイチよく理解できませんが、町の立札です。

             

では何処に車を停めて釣りに行けば良いのか、樫野のように駐車場があるわけでもありません。正確に言えば近くに駐車場らしきものがあるのですが、お金が要りそう、でもお金がかかろうと農道に車を停めてはいけないのなら停めるわけにはいきません。でもその駐車場と言うのがここに駐車してはいけないようになったから、急ごしらえに造ったような代物です。町の政策と駐車場を作った住人の利害関係も疑ってしまいます。

まぁ車上荒らしもいるようですし、ちゃんと管理してくれるなら、駐車場に停めたほうがいいのかも知れません。

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