国会の論戦を聞いていると(このブログの公開時と執筆時には1週間のずれがあります)、答弁する内閣総理大臣と同じような考え方をする議員(このような人の方が多いのですが)への回答は、顔もやや朗らかになり懇切丁寧に答えているように見えますが、考え方が180度違う議員からの質問があると、質問にまともに答えようとしない、木で鼻をくくったような言い方をします。答えたくないのか、答えられないのかは知りませんが、そんな態度は見ていて気持ちの良いものではありません。きっと彼は自分の常識が他人にとっても常識であるとは限らないことを忘れてしまっているのではないでしょうか。片方には一所懸命に働きかけ、他方にはそっけない態度を取るというような人では、総理大臣を務める器ではなかろうと思うのです。現の国粋主義者と言われる総理大臣のことだけを言っているのではありませんからご安心を、その代り反省してください。
しかし木で鼻を括る(くくる)とはどういう状況を指すのか、もちろん無愛想でそっけないと言う意味は分かりますが、どうやっても木で鼻は括れません。せいぜい細い枝なら括れるかも知れません。どうやら本来は“くくる”ではないようで、元々は“こくる”と使われていたそうです。木で鼻をこくる、こくるとはこする(擦る)と言う意味、それでも私にはそういう状況が想像できません。やはり枝なら、括るより簡単に擦ることが出来そうです。
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田子駅前の坂道を降りていくと紀勢線のガードを潜って42号線へ右折する道と、まっすぐに山の方へ登って行く道がありました。当然のこととして山道を選んだ私、もう地図がどうだったか完全に忘れてしまっています。後の祭りですが、ここにも是非案内札を立てておいて欲しかったものです。
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あまり民家の無いところですが、そのようなことは熊野古道とは関係ありません。
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何か大きな動物の小屋らしきものが広場の片隅に、柵はしてありませんから何かが出てきたら怖いなぁと思いながら見ていました。ウサギぐらいなら怖くはないけど、そのような小さな動物を飼っているような大きさではありません。
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その広場を通り過ぎると右にカーブしながら登っていきますが、カーブしたところから来た方向を撮ってみました。未だ新しい家が2軒建っています。ここなら津波の心配はないかも知れません。
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15分ほど歩いて平らな所に出、数件の集落がありましたが、もう行き止まりでした。途中、案内札は一つもありませんでした。完全に道を間違えています。
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帰っていると、ここから大辺路かと思わせるような狭い坂道がありましたが、案内札が無いのでそちらには降りていきませんでした。
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海がこのように見えます。どうやらここは元峰ノ平見というところらしい。
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紀勢線のガードを潜り、42号線も越えて海岸に降りました。ここもノリがたくさん付着している岩場です。安指沖の磯が見えています。
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この地磯も干潮ではいつも誰かが釣りをしていますが、どうみても浅そうで、私は試してみようとは思いません。真ん中のポツンと突出した岩が面白いと思いませんか。
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実はここからの大辺路は42号線そのものなのです。少しだけ山側に迂回した道がありますが、すぐに元の42号線に戻ってしまいます。真ん中の写真は日曜に朝市が開かれているという広場、私は開催されているのを見たことがありません。民家の裏に徳本上人の碑があると書かれていましたが、裏に行けそうな民家を見ましたが見つけることが出来ません。その代り特急・オーシャンアローが走って来たので撮っておきました。
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42号線沿いに歩くのは危ないので、田子のバス停まで歩いて引き返しました。この辺りは最初平見下の停留所を探した時に歩き回った覚えがあります。車に乗り潰れたシーサイドサンワを越えると大辺路は田並まで42号線そのものです。少し先の海側に小さな碑が二つ並んでいるところがあるので、車を停めてみました。
これも徳本上人の名号碑、文政13年庾寅年造立とありますから、有田で見たものより5年新しいことになります。有田のものは鮮明に残っていましたが、ここのものは彫が浅く、少し読めない箇所がありました。
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こちらはこの辺り出身の一路という人の歌碑らしいのですが、何と書いてあるのかさっぱり読めません。
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ここでも海岸に降りてみました。整備されてないせいか、あまり美しいと思えるような海岸ではありませんでした。遠くに見えているのは潮岬、手前の半島は田並の田の崎でしょう。
最初の黄色いスイセンは山から降りて来て紀勢線のガードの手前にあったもの、たくさんは咲いてなかったけど、きれいだったので写したのでした。
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