ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

通照院 Ⅱ

2010-01-22 05:00:00 | 神戸にて
このお寺、全体的に見ても整った観があるのですが、一つ一つを取ってみても面白いものが数点ありました。

昨日はこの像を如来だと書きましたが、手が6本あるのが判ります。如来像って手が何本もありましたかね。菩薩様が正解なのかも知れませんが、頬に手を添えている以外の手は必ず何かを持っています。そのうちの1本は確実に薬箱を持っているので、やっぱり如来様なのか・・・、私にはよく解りません。

             

池の水は一旦上の浅い水溜に注いで、そこから下の池へと少しずつ水を落としています。このせせらぎにも似た音が訪れた人の心を和ませるのかも知れません。

             

上段の水溜は水が透き通っていますが、下の池は深いのか透明感がありません。

             

納経大塔の前に並んで建つ狛犬ならぬライオン、2頭の獅子の背中がひっついていますが、どのような謂れがあるのでしょう。

             

向かって右側の獅子像ですが、こちらは何だか笑っているように見えます。どちらも口を半開きにしているので狛犬や仁王といった阿吽を表しているものではなさそうです。

             

納経大塔を支えている怪力の男像、物凄く踏ん張っている様子が伝わってきます。

             

向かって左側の男像ですが、顔は上を向いて「もうこれ以上は無理や!」と叫んでいるように私には思えます。このような縁の下の力持ちの存在を留めておくという考え方は、なかなか好ましい。
この像の向こう側にも足だけ見える像がありそうですが、どうやって向こう側に回るのか分らないので、見ることができませんでした。

             

山号を額に、歌敷山と書いてあります。街の名前が山号と同じというのも面白いですが、それは街の名前の最後に山が付いていなければ出来ないお話です。

                  

もうひとつだと思った仁王さん、顔は迫力あるのですが、髭があるので間が抜けているように見えるのではないかと私は思います。

             

こちらは向かって左の吽形の仁王さん、顔も迫力がありません。腹筋は凄いのですが、腕の筋肉をもっと力強いものにしないとダメですね。

            gooリサーチモニターに登録!