11/2は「
チンプイ記念日」です・・・私が
勝手にそう呼んでるだけですけど(笑)。理由は、
1989年11月2日 19:30より、テレビアニメ「
チンプイ」が放送開始になったからです。今回は、アニメの「チンプイ」が開始される前後のことを回想しつつ、書いてみたいと思います。
※この記事、
ピッタリ19:30にアップしてみました(笑)。偶然ですが、今日が
木曜日なのも
何かの因縁かもしれません(^^);
この作品がアニメ化されるという情報は、確か夏頃の「
アニメージュ」で知り、飛び上がって喜んだものです。その頃の私は、そこまで熱心なアニメ「
エスパー魔美」のファンではなかったもので、この作品の後番組(=つまり「魔美」終了)ということには、あまり「残念」という気持ちはありませんでした。今では
全話レビューまで書いてるほど好きなんだから不思議ですけど、
多感な時期にはヌードシーンへの
気恥ずかしさの方が先にありましたねー(^^);
原作「チンプイ」は、連載が始まったとき、つまり第1話から毎回楽しみに読んでいました。といっても、毎週F.F.ランドを買うだけのお金もなく、「
まんが道」のように続けて買ってる作品に掲載された話は欠かさず読んでいても、「
ドラえもん」はむしろアニメの方でハマっていた時代で、それほど熱心には買ってなかったんですよ。今にして思えば「
なんてことを~!!」な状態ですが、まぁ
小3~4ですから(^^); 実を言うとコロコロだって買い始めたのは
小4の終わりでしたからね。私は、
藤子ファン歴25年とか豪語してますけど、実際に原作を熱心に読み始めたのは、コロコロを買い始める前後からですね。それまでは学習雑誌と、時々F.F.ランドや
てんコミ(てんとう虫コミックス)を買って読んでた程度でした。最初はアニメだったんですね。少々、
看板に偽りありかもしれません(^^);
話が
脱線しましたが、今日は
チンプイ記念日なのでした(笑)。
さて「チンプイ」の原作ですが、これを単行本で通して読んだのは、
アニメ化される前後なんです。それも1巻がなかなか売っていなくて、2~3巻を先に買ったのを覚えています。1巻を買ったのはアニメが始まった後だったようです(奥付によれば、アニメ開始前後に増刷された
3版になってます)。あ・・・ここでは「完全版」ではない方の巻数を指しています。アニメ開始の時点で4巻は発売されていませんでした(翌年はじめに発売)。
それでも、「チンプイ」のアニメがスタートした中2の頃は、アニメ化決定を知って大喜びしたように、既にこの作品の魅力を充分に理解していました。だから掲載されているF.F.ランドは、この頃には毎号購入していました。単行本を買ってなかった理由は、単に
近くの書店に売ってなかったからなんですよ(^^); 2~3巻は、ふだん行かない書店で
たまたま見つけて購入、1巻はアニメ化の際に
増刷されて、ようやく購入できたというわけです。F.F.ランド自体はいろんな書店にありましたが、「
F.F.ランド・スペシャル」の方は、少なくとも当時私がよく行く書店では、滅多に見かけることはありませんでした。あり得ない話ですけど、てんコミのレーベルで当時出ていれば、もっと売れてたんじゃないかなと思います。
ところが、実際にアニメ「チンプイ」の放送がスタートする少し前に、ちょっと困ったことが起きました。「
ジャングル大帝」が
裏番組としてスタートしたのです。ちょうどその年の2月には手塚先生が亡くなっていたので、新装版でいろんな手塚作品が発売されていました。「ジャングル大帝」も学研が新たに発売していて、それを買って読み好きになっていましたので、リメイクされたアニメがスタートするなら、ぜひ観たいと思っていたのです。その当時、ビデオデッキはモノラルの
マックロード(
古っ!)が1台だけだったので、録画は「ジャングル大帝」、観るのは「チンプイ」に決めたのでした。・・・
あぁ・・・(←
現在の私の溜息)
余談ですが、この「ジャングル大帝」で幼少期の
レオを演じたのは、
林原めぐみさんでした。のちに裏番組のヒロインになるわけですけどね(^^);
そして11月2日を迎え、待望のアニメ「チンプイ」がスタートしました。楽しいオープニング、原作の持ち味を最大限に生かした小気味よいテンポの演出や作画、良いムードのエンディング、すぐに大好きになりました。この作品を観て、アニメの演出や作画に大きく興味を持ったのは、既に繰り返し書いてきた通りですし、これからも
散々書く予定ですから(笑)、アニメそのものについての印象は省略しますが、今回は
声優さんについて書いておきたいと思います。声優さんについては事前情報が全くなく、エンディングで初めてお名前を拝見しました。
まずチンプイ。「
新オバQ」を観たことがなかった私は、
堀絢子さんといえば「
ハットリくん」しか知らなかったので、「
この声、誰だろう?」とか思いつつ本編を観て、エンディングでお名前を見たときには、ちょっと
衝撃的でした。たしかによく聴くと、ハットリくんがサブタイトルを読み上げるときの「・・・
のまっき!」という高い声に似てるなぁと・・・。今でこそ、堀さんは少年、小動物、老婆まで、なんでもこなせる
スーパー声優であることを十分理解していますが、当時はビックリでしたね。もう「チンプイといえば堀さん」がしっかり定着してしまってる今となっては、観る前にどんな声をイメージしていたかを思い出すのは難しいですね。
次にエリちゃん。藤子アニメ以外をあまり知らなかった私は、エンディングで「
林原めぐみ」というお名前を見て、「
・・・誰?」って感じで、慌てて過去の「アニメージュ」などを調べましたね(^^); もちろんネットもない時代です。「アニメージュ」は、ジブリ作品と藤子アニメの情報を目当てに買っていたため、それ以外の記事は、ざっと目を通す程度だったのです。もちろん「人気声優」についての知識もあまりなく、「
魔神英雄伝ワタル」や「
らんま1/2」などで注目された
期待の若手声優であることを後に知ったのです。プロフィールを見ると、このときはまだ
22歳だったんですね~。今の
あーやと同じか(笑)。声や演技そのものは全く申し分なく、エリちゃんにピッタリだと思いました。観る前は、漠然とそれまでの藤子ヒロインを演じていた方々をイメージしていた気がしますが、具体的には思い出せません。「チンプイ」以降、しばらくの間は
林原さんのファンになって、他の作品もチラホラ観るようになりましたし・・・
CDも買いました(^^); 私がCDを買うほどファンになった、
最初で最後の声優さんですね・・・もっとも自分が若かりし頃のお話ですので(笑)。今では、それほど好きな特定の声優さんっていう人はいませんし、若手の声優さんに至っては、
誰が誰だか全くわかりません(笑)。
そして内木くん。「
エスパー魔美」で竹長、この「チンプイ」で内木、「
21エモン」ではついに主役と、藤子アニメの
木曜シリーズに連続出演した
佐々木望さんです。「
幽☆遊☆白書」などで当時のアニメファンな女の子を
キャーキャー言わせてたようですね(笑)。藤子アニメでは
、少しとぼけた味わいでいながら、
芯が強いという特徴を持った役柄が多く、内木くんもそんな系統でした。「
AKIRA」の
鉄雄はすごく良い感じで、藤子アニメ以外の佐々木さんの出演作では、これが一番好きです。だけど・・・「チンプイ」の少し前に「
おぼっちゃまくん」で
柿野くんの声を聴いちゃいましたからね~(^^); いや、柿野自体は真面目な少年って役柄なんで、合わなくはないんですが、ここに書きたくないような、
こっ恥ずかしい台詞が多かったんですよ(笑)。ある意味、
女性ファン泣かせでした(^^);
最後にワンダユウ・・・これはもう、よくぞここまで
ピッタリな人を起用してくれたと今でも思います。大ベテラン声優・
八奈見乗児さん・・・有名なところでは「
タイムボカン」シリーズの三悪の1人(
ボヤッキーなど)、「
巨人の星」の
伴宙太、「
ドラゴンボール」の
ナレーターなどですね。多分この人の声を聴いたことのない人は日本にいないんじゃないかと思うほど有名な、声優界の
大御所です。
好々爺でありながら、たまに
ズル賢く、それでいて
抜けている(笑)。そんな「
気のいいおっさん」(チンプイ談)を演じさせたら、八奈見さんの
右に出る人はいない・・・と思います。私にはワンダユウさんの印象が非常に強く、いまだに他のアニメやバラエティのナレーションなどでお声を聴いても、「
あっ、ワンダユウさん!」と
即座に反応してしまいます(^^);
さて、その後のお話・・・「チンプイ」放送開始の年の12月、待望の
ハイファイビデオを購入します。これで「ジャングル大帝」との
裏録が可能になったのでした。ところがこれが
クセモノで・・・当時のハイファイビデオにしては安かったので思い切って購入したのですが、よくわからない
台湾あたりのメーカーだったのが災いしてしまいました・・・。3倍モードで録画すると、
横方向に黒い線が大量に出現するシロモノだったのです。中学生の私はお金もありませんから、標準モードで録画できるだけの数のビデオテープを買うこともできず(テープも今より結構高かったんですよ)、
泣く泣く3倍モードで録画していました。高校に入る前の年の頃(たしか #40前後だったと思います)には、多少ゆとりも出来て、どうにか標準モードで録画するようになりましたが、それ以前の録画は・・・はっきり言って観られたものではありませんでした(T_T)。結局そのテープは紛失し、テレ朝チャンネルで放送されるまでの間、中盤までのお話は全く観られない状態だったんですよね。そのアオリを食ってしまったのが・・・テレ朝チャンネルがいまだに放送してくれない
幻のスペシャル回「
宇宙的超一流デザイナー」と「
エリさまはキョーボー?」の2本です。前者は原作がありますが、後者に至っては、どんな話だったかも思い出せません(T_T)。早く
DVD-BOXを出して欲しい所以です。
「ジャングル大帝」・・・?その後、録画しつつも
観なくなり、テープも紛失しました。こんなことなら最初から「チンプイ」を録画しておくべきだった

後番組の「
三つ目がとおる」は結構好きでしたけどね(こっちは録画して観てました)。
それにしても早いもので、放送開始からもう
17年にもなるのかと思うと・・・「
光陰矢のごとし」を実感してしまう今日この頃です。