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月あかりの予感

藤子不二雄、ミュージカル、平原綾香・・・好きなこと、好きなものを気の向くままに綴ります

「さよならパー子」

2006年12月13日 04時06分09秒 | 藤子不二雄
昨日、テレ朝チャンネルで放送された「パーマン」は、#410「さよならパー子」でした。

ブロードウェイ出演のオファーが来たスミレ。女優として世界に羽ばたくチャンスだけど、アメリカに行くとなるとパーマンの活動は出来ないから、パーマンをやめなければならない。その狭間で揺れ動くスミレの心を描いた名編です。

しかし、スミレがアメリカへ行くのと同時期に、パー子もアメリカへ行くなんて、あまりにもあまりな偶然が起きているのに、パーマン仲間の誰一人としてパー子=スミレ」だと気がつかないとは(^^); ・・・まぁ、そこが面白いんですけどね(笑)

ミツ夫(=パーマン)はスミレ(≠パー子)が好き。
スミレ(=パー子)はミツ夫(=パーマン)が好き。
それでは、ミツ夫はパー子を・・・?

「パーマン」という作品は、この微妙なベクトルがとても冴えてます。パー子の正体を読者(視聴者)は知っている(※)のに、パーマンたちは知らないというところが、この作品の面白さを倍加させることに一役買っています。

(※) 旧原作では、パー子の正体は基本的には「ヒミツ」という公式設定で、慎重な読者ならスミレだと気付くという趣向でした。ところがシンエイ版のアニメが作られる頃にリメイクされた新原作では、パー子の正体は大っぴらに描かれています。シンエイ版のアニメは新原作に準じていますので、パー子の正体=スミレということは、視聴者には早い段階から明らかにされています。

スミレは、ミツ夫(パーマン)に、スミレとしてではなく、パー子として「行かないで」と言って欲しかったのです。この絶妙な乙女心が素晴らしいです。その過程で、ミツ夫(=パーマン)が、パー子≠スミレ)を好きだということに、ミツ夫自身が気付くのでありました。まぁ、ミツ夫だって、そう簡単には(パー子を好きだと)認めませんけど(笑)。潜在的な「好き」さが見え隠れしていて、そこに「パーマン」という作品のラブコメ的な面白さが潜んでいると同時に、最終回「バード星への道」、さらには「ドラえもん」の「めだちライトで人気者」に向けた感動も隠されているのです。

ついさっき録画を観て、とても面白かったので、このブログでは珍しく「パーマン」について語ってみました。今までそれほど語ってはいませんでしたが、私は「パーマン」という作品は子どもの頃から大好きだったんです。小学校低学年の頃には、パーマンになりたくて、なかば本気で「バードマンがやってこないかなぁ」なんて夢想していた程です(^^);

ちなみに「踊る大捜査線」マニアの友人に、パーマンとパー子の関係は、青島とすみれさんの関係に似ていると言ったところ「名前だけじゃん!」と言われました。確かにどっちもスミレ・・・でも、やっぱりちょっと似てる気がします。名前だけではなく・・・

E.S.P. ~Thanks to Mamichan~

2006年12月09日 23時18分34秒 | 藤子不二雄
魔美DVD下巻には「トリビュートCD 2006」というものが特典として付いています。たった今までその存在自体を忘れていたのですが(笑)、とりあえず聴いてみました。曲は「E.S.P. ~Thanks to Mamichan~」というタイトルが付けられています。声優の桃井はるこさんという方が、作詞・作曲・編曲・歌まで担当しておられるそうです。ファンの方には申し訳ない話ですが、普段ごく限られたジャンルしかアニメを観ていない私には・・・お名前すら聞いたことのない方でありました(^^);

曲そのものについては・・・まぁ、ノリの良い曲調ですし、たぶん好きだという方もおられるでしょう。歌詞も「魔美」という作品を念頭に置いて作られています。もっとも私にとっては、ちょいと苦手なタイプの声質でしたが(^^);

ただ・・・やっぱり、このCDが特典だということの意義は、実際に聴いてみた今となっても、正直よくわかりませんでした。このCDには桃井さんのコメントが収録されていまして、それを聴いても「魔美」という作品に対する思い入れはわかります・・・が、放送当時の桃井さんは、あくまで私たちと同じ「視聴者」だったわけですよね。それは上巻の特典CDで「テレポーテーション-恋の未確認-」をカバーした植田佳奈さんについても、同じことが言えます。

別のアプローチで、たとえば「魔美」という作品をトリビュートするCDを出すとか、イベントがあるとか、そういう企画であれば、今回のような曲を作ることもアリだと思いますが、DVD-BOXというのは、その作品に思い入れのあるファン(つまり、桃井さんと同じ立場にいる人)が買うわけです。多分「桃井はるこファンだから」という理由で、こんなに高いDVD-BOXを買ってしまうような人は、ゼロではないにしても、ごく少数でしょう。やっぱり、こういう作品のファンに向けた商品の特典というのは、その作品に(当時の視聴者として)「思い入れのある人」じゃなく、「実際に作品に関わった人」が、歌うとか、話すとか、描くとか、そういうものにこそ意味があるんじゃないかな?と私は思います。

「あなたのハートにテレポート」

2006年12月09日 21時49分40秒 | 藤子不二雄
先程の記事で書いたように、魔美DVD下巻が到着したわけですが、今月は忙しくて、なかなか観る時間が取れません。

とはいえ、届いたものを全く観ないまま置いておくなんて蛇の生殺しです(笑)。とりあえず次回予告も気になっていたことだし、下巻最初の1話だけ観てみました。

第61話「消えたエスパー日記」。脚本はもとひら了さん、演出が高柳哲司さん、作画監督が高倉佳彦さんの、アニメオリジナル作品です。何ヶ月(何年?)か先に書くであろうレビューのために、今回は本当にちょっとだけの感想に留めておきますが、元刑事の男とクラスメートの中村くん(声はルルロフ殿下菊池正美さん)、2人の人物が、魔美の正体を知ってしまったという疑念を抱いた魔美と高畑が焦りまくる話です。エスパーであることが世間に知られると一体どうなるか?という、原作でも繰り返し語られている要素を織り交ぜつつ、現金輸送車の襲撃事件と、クラスメートの少年。全く接点のない2人をうまく絡めてストーリーが作られていて、なかなか楽しめるお話でありました。

今まで書いたレビューでは、まだ原作付きのエピソードにしか触れていませんが、「魔美」のオリジナル話って非常に完成度の高いお話が多いのです。下巻はオリジナル話が中心になっていますので、これから観るのが楽しみです。テレ朝チャンネルで全話を先に観ていなければ、もっともっと楽しめたであろうというのが、非常に惜しい点ですが(^^);

しかし、下巻にはテレ朝チャンネルでは観られないもの・・・そう、次回予告がしっかり収録されています。次回予告は、たまに地上波で再放送されていた頃には観たような気もするのですが、テレ朝チャンネルではバッサリとカットされていました。それは「魔美」に限らず「シンエイアニメシアター」で放送されている作品は全てそうなのです。他のアニメでは、基本的には普通に放送されている次回予告なのに、シンエイ作品の場合は全てカットしてしまうというのは、どういう事情があるのかわかりませんが、出来る限り「当時のまま」の状態で観たいと願っているファンとしては、大変困った話なのです。もちろん私の大好きな「チンプイ」も、無情にもカットされています。当時のビデオは残っていないので、「ほいでもってチンプイ!」「いいことあるわよ!」という名台詞を聴けないまま現在に至ります。(まぁ、最終回では言ってくれてますが)

「魔美」のDVD-BOXも、上巻の段階では「DVDへの収録に耐える素材が見つからなかったから」というような理由でカットされていました。しかしこれにファンが猛反発不買運動に近いことまで起きてしまいました。私自身は「魔美」のDVD-BOXが売れることで、「」(=つまり「チンプイ」DVD-BOX化)に繋げて欲しい思いがありましたから購入することにしましたが、次回予告が収録されないことに強く反発されたファンの方々のお気持ちは、痛いほどよくわかります。「観るだけ」ならテレ朝チャンネルの録画で十分なんです。わざわざ決して安くないお金を出して映像ソフトを購入する以上、完全収録を希望する気持ちは当然のことだと思うからです。

しかしフロンティアワークスさん、やってくれました。下巻には全話とも次回予告の収録が決定したのです。収録出来るんなら上巻からやってくれよ、という声が聞こえてきそうですが(笑)、ファンの声にもきちんと耳を傾けてくれたという点に関しては、素直に感謝したいと思っています。上巻に収録できなかった分の次回予告は、上下巻購入者向けの特典DVDで補完するようです。

実際に収録された次回予告を(1本だけ)観てみた限り、特に映像素材に問題はなく、別に「DVDへの収録に耐えられない」とは思いませんでした。上巻発売後に、きれいな素材が見つかったのか、元々存在していたのに、どこか関係企業が出し惜しみしたのか、それはわかりませんが、他のシンエイ作品についても、DVDに収録できるレベルの次回予告が、きちんと残っている可能性が高まったということは良かったと思います。特に「チンプイ」・・・次回予告を収録してくれなければ、買いはしますけど、同時に大泣きします(T_T)

それにしても、エンディングが終わった後、懐かしいBGMとともに次回予告が流れたとき、ある種のノスタルジックな感動を覚えてしまいました。最後に次回予告を観たのが、本放送時だったか、地上波での再放送時だったかわかりませんが、相当に久しぶりであることだけは確かです。放送当時の風景が頭に浮かびました。懐かしい映像というのは、そういう側面も持っています。やっぱりDVDには次回予告を収録して頂くのが、正しい姿であると感じます。というか、他社作品では当たり前のことなんですから。

「わさドラ」のDVDも、全話収録ではない事情があるとはいえ、次回予告は一切収録されていませんから、やはりシンエイ動画では次回予告を、本放送のときにだけ用意しておけば良いという、ある種の「消耗品」的に扱っている様子が垣間見えます。しかし今後のソフト化や映像保管の際には、ぜひ次回予告の重要性も深く認識して頂けるように、くれぐれもお願いしたいです。

到着しちゃった

2006年12月09日 16時54分17秒 | 藤子不二雄
魔美DVDレビューは、上巻収録の第60話まで、下巻到着までに完成させるつもりだったのですが、個人的に色々とありまして、わずか第9話で中断しております。

そうこうするうち、ついに本日、下巻が到着してしまいました(^^);

上巻は既に一通り観ましたが、さすがに下巻を観る時間は全くないです(T_T)。これも年末年始のお楽しみということで・・・

とりあえず記念撮影だけしてみました(笑)

下巻のDVDを全て並べてみたところ。じつに壮観です。右上にある本は、私はこれのために下巻を購入したと言っても過言ではない、素晴らしいブックレットです。監督の原恵一さん、演出の本郷みつるさん、脚本の桶谷顕さん、作画監督の富永貞義さん堤規至さんのインタビューとメッセージ(色紙)、よこざわけい子さん柴本浩行さんのメッセージ、アフレコ台本、作画設定資料、ストーリー紹介などが掲載されています。監督の原さんは当然としても、数多い演出を担当された方の中から、あえて本郷さんにインタビューしてくれたのは、まさしくグッジョブです 強いて言えば、キャストインタビューもあれば、なおのこと嬉しかったです。
上下巻のケースをくっつけると、こうなります。テレポーテーション・ガンにあわせたハート型ですね。
上の2つは、パッケージ側面に富永貞義さんの手によって描き下ろされたイラストです。左側が上巻、右側が下巻。春夏秋冬にあわせて、それぞれ季節感にあふれています。

高橋名人「ドラえもん」を語る

2006年11月23日 15時51分46秒 | 藤子不二雄
高橋名人のポッドキャスト「16SHOTRADIO」で、先週は「忍者ハットリくん」が取り上げられましたが、今週更新分は「ドラえもん」(1986年12月13日発売)でした。

ハドソンからは、前回取り上げられた「ハットリくん」が1986年3月5日にリリースされていて、これが好評だったため、「ドラえもん」もゲーム化しようという話になって、コロコロ側からハドソンにというオファーがあったのだそうです。「ドラえもん」は人気作品ですので、それ以前も別ハードでゲーム化されてはいましたが、ファミコン化はこれが初めてのことでした。

「(難しすぎて)ちっちゃい子が出来なかったらドラえもんじゃない」ということで、シューティングシーンでビームを大きくして、敵をやっつけやすくしたとか、ゲームに登場する要素と一致するひみつ道具を探すために「ひみつ道具辞典を買ってきた」とか、微笑ましいお話がたくさん登場します。今回の放送では語られませんでしたが、別のところで高橋名人が話していたファミコン「ドラえもん」のエピソードとして、ドラえもんのヒゲの話があります。あの頃のファミコンですから、大変ドットも粗く、ヒゲの部分は省略して左右2本ずつになっていたのだそうです。そこに藤子先生のチェックが入り(笑)、大変苦心して何とか3本に変更したのだとか(^^);

「ハットリくん」のときもそうだったんですが、この頃の藤子作品のゲーム化にあたっては、しっかり藤子先生自身のご意見を聞いたり、実際にお二人の前でデモンストレーションをやったり(もちろんプレイしたのは高橋名人)、きちんとお二人の「監修」を受けていたという点が興味深いですね。決してハドソンが、原作や原作者の意向を無視して好き勝手に作っていたわけではなかったということです。

「ハットリくん」で、ハドソン側が当初描いていた青写真は、ハットリくんとケムマキが戦うというものだったそうです。それが藤子先生を交えた話し合いの結果、ケムマキはハットリくんの敵ではなく「ライバル」なんだということで、彼はハットリくんを邪魔するどころか、ライフ回復アイテム(ハート)を落としていくという、ハットリくんを手助けする役割が与えられることになったのです。

まだキャラクターゲームというものが出始めで、作者自身が深く関わることの出来ていた頃・・・そしてハードの制約が強く、そこまで自由自在な内容のゲームを作ることが出来なかった頃に、いかに原作の世界観を保ちつつ、ゲームとしての面白さを追求するか、ということに主眼を置いたゲーム作りをしていたかを窺わせるお話でした。

美夜子さんが・・・

2006年11月23日 13時04分58秒 | 藤子不二雄
相武紗季 劇場版ドラえもんで声優(スポーツニッポン) - goo ニュース

・・・・・・(ノ; ̄◇ ̄)ノ

・・・一瞬ショックで声も出ませんでした(^^);

いや、相武紗季さんって「ジーンと感動する話」(6/30放送)で声を聞いた程度しか知らないので、作品を観る前から、あまり偏見を持ちたくはないんですが・・・・・・

今の今まで、ずっと「あいたけ さき」だと思いこんでたくらい、芸能人に疎すぎる私が言うのも何なんですが・・・

えーと・・・どんな声だっけ・・・(汗)
もこみちウッキッキー」がインパクト強すぎで、相武さんの声なんて忘れちゃってました。

(ちょっと6/30の放送を見直し中)

・・・・・・・・・・・・マジで美夜子さんやるの?(T_T)

美夜子さんって、「魔界大冒険」では本当に重要な役なんですよ・・・この映画の成否が掛かってるといっても良いくらい・・・そんな大役を担わせちゃって良いんでしょうか。

うーん、この映画の主題歌は、作品のミステリアスな雰囲気にもピッタリだと思って、平原綾香さまを押しまくってた私ですが(賛否はありましょうけど、私は大ファンなので)、これではそういう「作品の内容に沿った主題歌」が作られるかどうかさえも、なんだか絶望的に思えてきました。

相武さんが、もこもちくんと一緒に「ジーンと感動する話」に出たときは、そこまでネガティブなイメージは持たなかったんだけど・・・ただ単に「2人とも下手くそだなぁ」と思っただけで。でも、ああいう内容のお話だから、この程度のお遊びは許せるかなと思ってました。

それが映画のヒロイン、しかも美夜子さんとなると、話は違ってくるんですよね・・・

美夜子さんは、のび太たちが「もしもボックス」で作り出した魔法世界に住む少女です。魔法で姿をネコに変えられ、月の光を浴びたときだけ人間の姿に戻れるという・・・藤子ヒロインの中でも屈指の幻想的なキャラクターです。最初に映画を観たとき、私はまだ小学校の低学年でしたが、このちょっぴりお姉さんなキャラクター(たぶん中学生くらい)に、なんだか甘酸っぱい憬れのような感情を抱いたものでした。

中でも、のび太に「あなた魔法が使える!?」と詰め寄るシーンは、何度観てもウルッとなります。このときの美夜子さんって・・・大魔王を倒し、父親の満月博士を助けなければならない使命を帯び、たった1人で魔物に向かっていく・・・その姿はネコなんですが、ものすごくカッコ良いんです。のび太の表情、菊池さんの音楽も相まって、なんだかジーンとしてしまうんですよ。

・・・せめて相武さんのマイクをジーンマイクに換えておいてもらえます?(^^);>テレ朝

それじゃ誰が声をやるなら良いんだよ?と言われても、最近の声優さんを全く知らない私は返答に困るのですが、声優とか女優とかにかかわらず、少なくとも演技力のある人にやってもらいたかったんです。かわいいネコの声も出せて、なおかつしっかりしたお姉さんの声も出せる人・・・演技だけで観客を泣かせることの出来る力のある人・・・たとえば深津絵里さんとか?(まぁ異論はありましょう)

ちなみに初代を演じたのは小山茉美さん。初代コロ助アラレちゃんでおなじみですが、ミンキーモモのように子どもにも大人にもなる役柄とか、ランチ(「ドラゴンボール」)のように可愛い声も凶暴な声も出せる役柄とか・・・つまり、当たり前の話ですが「いろんな声が出せる」のみではなく、演技力も併せ持つ名声優の彼女だからこそ、この難役を演じ切れたんだと思うんです。

相武さんが、どれだけの実力のある人かわからないので、なんとも言えませんが・・・決まっちゃった以上は、大化けしてくれることを祈るしかありません・・・。せめて、棒読み、抑揚のない一本調子な声、ネコと人間の声の使い分けも出来ない・・・なんてことはないように祈るしかありません。

なんだか映画を観に行く気が半減しちゃったなぁ・・・

ドラえもんDVD到着(2005冬)

2006年11月23日 01時41分26秒 | 藤子不二雄
近頃「あーや」と「フィギュア」にハマりすぎで、すっかり藤子ファンの皆様の顰蹙を(たぶん)買ってしまったこのブログですが(笑)、あーやはオールシーズンですけど、フィギュアに関しては時季的なものですし、シーズンが終われば魔美レビューも再開すると思いますので、今しばらくの間どうぞご容赦下さい(^^);

魔美DVDは、ウカウカしてるうちに下巻が到着してしまいそうなので、ヒヤヒヤしております(汗)。あ、上巻は一通り観てはおりますが、写真を撮ったりするゆとりがなくて~(←言い訳中

ということで、わさドラDVD「冬のおはなし 2005」が到着しましたので、久しぶりの藤子ネタを・・・

に続き、今回も昨年9~11月放送の話から収録ということで・・・やっぱり冬じゃない~(^^); こっちが秋じゃん(笑)

このシリーズに「季節感」を求めるのは無理のようです(笑)

今回の収録話の目玉はやっぱり「あやうし!ライオン仮面」ではないでしょうか。以前のNEO UTOPIAのイベントでは、スタッフによるオシシ仮面の寸劇が催されたとか、そんなことを読んだ覚えがあります(^^);

アニメでは、原作そのまんまの「グエーッ」のシーンがあったり(笑)、しっかりマニアのツボを押さえてくれていました。フニャコ先生(昔から思うんですが、これは藤子先生がご自身をパロディ化してるわけですけど、あまりにナイスすぎるネーミングです)役を演じたのは獅子丸緒方賢一さんだったりするのも実にポイントが高いです。緒方さんは、現ドラえもん役・水田わさびさんの芸名の名付け親でもあるそうです。

原作には、四大週刊誌をパロった「少年キャベジン」「少年ザンネン」「少年チャランポラン」「少年ジャプン」という、大傑作なネーミングの雑誌名がワンサカ登場するのですが、アニメでは全てカットされています。これくらいのギャグはあっても良いと思うんですが・・・カタいこと言うなよ~と言いたくなりますね(^^);

ほかにもニワトリ-タマゴ論争を思わせるようなオチなど、SF的パラドックスもちりばめられていて、いかにも「ドラえもんらしい」笑いが満載のお話です。

TV版 NEW ドラえもん
冬のおはなし 2005

ポニーキャニオン
詳細


冬のおはなし2005
サブタイトル放送日脚本演出絵コンテ作画監督
あやうし!ライオン仮面2005/10/28与口奈津江安藤敏彦安藤敏彦富永貞義
出木杉グッスリ作戦2005/09/23早川正寺本幸代寺本幸代嶋津郁雄
正直太郎2005/11/04大野木寛三宅綱太郎三宅綱太郎嶋津郁雄
けん銃王コンテスト2005/11/11与口奈津江腰繁男腰繁男中村英一
昔はよかった2005/10/21大野木寛塚田庄英塚田庄英富永貞義
ミニシアター2005/07/08やすみ哲夫やすみ哲夫古宇田文男

※参考資料: NEO UTOPIA 第40~41号

高橋名人「ハットリくん」を語る

2006年11月15日 23時33分25秒 | 藤子不二雄
高橋名人のポッドキャスト「16SHOTRADIO」の今週更新分は「忍者ハットリくん」がテーマになってます。ファミコンの、あのチクワと鉄アレイをぶん投げてくる親父(ジンゾウ)が出てくるやつです(笑)。

私にとっては、ファミコンと同時に買ったのが、これと「スパルタンX」で、大変思い出深い1本でもあります。当時、ファミコンソフトって高かったので、そうそうバンバン買うわけにも行かず、しばらくはこの2本をひたすらプレイしてた記憶があります。「ハットリくん」はいわゆるキャラゲーなのに、また異様に難しいんですよ、これが(^^);

ポッドキャストでは、高橋名人が藤子先生(お二人)の前で「ハットリくん」のデモンストレーションをしたときの様子とか、先生の印象を語っていますが、藤子ファン的にも「へぇ~」なお二人のエピソードが出てきますので、興味のある方はお聴き下さい。高橋名人が「藤子さん」ではなく「藤子先生」と呼んでくれたのが、ファン的には何だか嬉しかったです。

ちなみに私、↓これ持ってます(笑)。意外と歌うまいんですよ、名人(^^);
高橋名人 ソングコレクション
~16連射20TH ANIVERSARY~

サイトロン・デジタルコンテンツ

詳細

好きな藤子アニメランキング

2006年11月13日 16時34分46秒 | 藤子不二雄
好きな藤子不二雄のアニメランキング(gooランキング) - goo ニュース

なんとなくgooを覗いたら、突然こんなものが(^^);

ドラえもん」の1位はもはや既定路線ですけど、2位が「オバQ」・・・当然これは視聴率40%超えという、文字通りの「オバケ番組」も含めての人気なんでしょうね。これと別枠で「新オバQ」が入ってたり・・・シンエイ版「オバQ」単独だったら、何位くらいになるんでしょうか(^^); でも、これだけ人気の高い作品の原作が長く絶版というのは、やはり変ですよね。

3位「パーマン」も、根強い人気に嬉しくなります。長寿番組「キテレツ」「ハットリくん」を押さえて4位にランクインしたのが、なんと「笑ゥせぇるすまん」・・・やっぱり夜遅い時間帯のあのアニメは「藤子=子ども向け」という固定概念を払拭するインパクトがあったんでしょうね。

気になる「エスパー魔美」は9位、「チンプイ」は14位・・・うーむ、私らマニアはともかく、世間一般の評価はこんなものか・・・

ファンはともかく、一般にどの程度知られてるのかわからない「T・Pぼん」「パラソルヘンべえ」がランクインしているのがスゴイ(^^); 同じNHKの帯アニメでも「ポコニャン!」に比べて「ヘンべえ」は地味ですもんね~。・・・一般的にはどっちも地味なのか(笑)

かの「しょこたん」さんは、何故かここら辺のマイナー系藤子アニメを、よくご存じのようですね(笑)。詳しくはパンポロリン!さんで(^^);

※追記※
全然気がついてなかったんですが、gooの記事中の「藤本・F・不二雄」って・・・・誰?(笑)

ひみつ道具コンテスト雑感

2006年11月08日 16時50分04秒 | 藤子不二雄
ドラえもんのひみつ道具公募に4万通(日刊スポーツ) - goo ニュース

「ドラえもん」は「願望漫画です」と、かつてF先生が語っていたのを聞いたことがあります。子どもたち、あるいは大人たちの「こんなこといいな」は、時代とともに変化しているわけですから、こうしたコンテストの応募作品にも確実に世相が反映されるのでしょうね。

応募総数4万通が多いのか少ないのか、私にはわかりません。それより気になったのはこちらの方・・・

小学館に2万6611通、テレ朝に1万1116通、ヤフーに3382通

気軽に応募できると思ってたけど、意外にヤフー宛が少なかったんだなぁと。小学館宛が多いのは、依然いまも「ドラえもん」という作品は、コロコロ+学習雑誌連合の影響力が強いことを窺わせますね。

こうしたコンテストは、F先生のご存命中も、先生自身が審査委員長となって何度か開催されました。優秀作はF先生自身の手で作品化されています。今では有名な「ミニドラ」も、元はこうしたコンテストの応募作品でした※。

※実は1973年に雑誌「幼稚園」で一度登場しているそうですが、こちらは私自身が未確認のため、詳細はわかりません。

ひみつ道具とは異なりますが、ドラミちゃんも読者のアイディアを元に作られたキャラクターです。子どもに向けて描かれた「ドラえもん」の作品世界の構築には、その子どもたちのアイディアやフィードバックも一役買っていたという事実は、特筆すべき点といえるでしょう。

しかし、その子どもたちのアイディアは、あくまで「タネ」の段階であって、それを選別し、作品という「」を開かせていたのは、他ならぬF先生であった点は見逃せません。つまりF先生は「種をまく人」でした。今回のコンテストは、その役割自体をF先生以外の人が担うことになるわけで、その点にファンの厳しい視線が注がれるわけです。

「ドラえもん」を長寿番組として続けていこうとする限り、オリジナル話の登場は避けては通れないことだと思いますし、私はその挑戦そのものを否定するわけではありません。しかし茨の道ですよ、とは言いたくなります。

「ドラえもん」には膨大な数の短篇が残されていますから、今のところアニメ化する題材に事欠くことはないでしょう。正確にカウントしたことはありませんが、いま手元にある「てんコミ」25巻には、短篇が15作収録されています。15×45巻=675本で、てんコミ未収録を含めて1.5倍あるとしても1000本くらいですか。幼年向け等、アニメ化にあまり適さない作品は除外しなければなりませんが、それでも週2本ずつ作られて10年分くらいのストックはあると見て良いと思います。

10年も経てば、リメイクや、大山ドラ時代のように1本再放送でも、特に問題はないという考えもあるでしょうが、やはりそれだけでは「発展」がないのです。たとえば「ドラえもん」の原作を読み倒し、アニメを観倒した(特にこれから生まれてくるであろう新たな)ファンが、やっぱり「新しいドラえもんのお話が観たい」という思いを持つのは自然のことでしょう。

しかし、その「新しいドラえもんのお話」を生み出すのは、いかに困難な作業であるかということは、大山ドラ末期時代の「惨状」を垣間見た人なら、ご理解頂けることと思います。まず、科学的知識の裏付けを大前提として、「ドラえもんらしい」筋運びで、子どもにもわかりやすくなければならない。それでいて学習漫画になってもいけないのです。あくまでギャグ作品なのですから「面白い」ことが当然求められます。私は簡単に書いていますが、とてつもなく困難なことなのです。これを毎月、小学一年生~六年生などの学習雑誌に、コンスタントに一定水準以上の作品を、しかも読者の年齢層まで考慮して描きわけていたF先生は、やっぱり漫画の王様だったのだと思います。

大山ドラ末期のオリジナル作品は、とにかくこの前提が崩れていた作品が非常に多くなっていました。「ドラえもんの世界を壊そうとした」のは、旧来のイメージを払拭して新しいものを生み出すためには、なるほど必要な手段だったかもしれません。しかし、まず「壊し方」の時点から間違っていたと思えてなりません。

オリジナル作品を作るには、今までの「ドラえもん」をどのように壊すかだけでなく、壊した上で原作の雰囲気を損なわずにどう再構築するか、大変難しい作業が待っています。

実は既に、オリジナル作品を作ろうという布石を置いているフシはあります。もともと別の作品だった原作を繋げて1つの作品にしたり、ドラミちゃんに「決め台詞」(「オッケーよ!」など)を設定したりといったことです。しかし、そんな小手先だけのことで、優れたオリジナル作品が作れるわけがありません。ひみつ道具コンテストの優秀作品によるオリジナルストーリーの制作は、その試金石となることでしょう。

その作品が仕上がるまで、あまりにネガティブな考えばかりを持ち続けていても仕方がありませんから、今は静観といったところです。「わさドラ」は、回により多少の良し悪しはあるにせよ、全体的なアニメとしての出来は及第点だと私は思っています。(あくまで脚本、演出、作画、美術、音響など、アニメ作品としての総合的な評価です。言うまでもなく、余計なコントサブタイトルのアオリのような、局側の意向に対する私の評価は0点です。のび太のテスト並です)

今のスタッフなら「おっ、これは面白い!」と一見して思えるオリジナル作品を、もしかしたら作ってくれるんじゃないか?という期待もゼロではないことを、最後に付け加えておきたいと思います。

今日のわさドラ原画スタッフ

2006年11月03日 21時49分42秒 | 藤子不二雄
先に書いておきますと、まだ観てません(^^); 寝てました(笑)

ただ、録画したもののオープニングだけチェックしたところ、「税金鳥」の原画スタッフに「本田敏行」さんのお名前発見・・・これって、あにまる屋社長の「本多敏行」さんのことですかね~? 単なる同姓同名(漢字違い)かもしれませんが・・・

検索してみると「賢治のトランク 猫の事務所」のデータベースを発見。これは制作があにまる屋なので、キャラクターデザインとして表記されている「本田」さんは「本多」さんの誤りだと思われます。

もし「本多」さんだとすれば、久々の「ドラえもん」参加ってことになりますね。以前の回で私が見落としていなければ、ですが・・・。ちなみに「のび太の恐竜」(2006ではない方)や「怪物くん」の作画監督やを務められた、大ベテランのアニメーターです。大山ドラ時代には初期の作画監督のほか、90年代には絵コンテも担当されたことがあったと記憶しています。また「のび太の日本誕生」までの映画でも、レイアウトや原画を担当しておられました。

かつて藤子アニメに深く関わったスタッフや声優さんが、再び藤子アニメに関わってくださると、なんだか私は嬉しい気持ちになってしまうのです。
本郷さん、原さん、カムバーック!!

ちなみに「わさドラ」で演出を担当しておられる腰繁男さんは、1973年放送のいわゆる「旧ドラ」でも演出を担当しておられた方のようです。その後は世界名作劇場シリーズの演出を多数手がけ、「わさドラ」に戻って来られました。これって考えたらすごいことだと思います。旧ドラ時代をご存じの方でもありますから、いつかNUか何かでインタビューでもしてもらえないかなぁ~・・・

・・・本多さんも腰さんも、同姓同名の別人の方だったらごめんなさい(^^);

今日はチンプイ記念日

2006年11月02日 19時30分00秒 | 藤子不二雄
11/2は「チンプイ記念日」です・・・私が勝手にそう呼んでるだけですけど(笑)。理由は、1989年11月2日 19:30より、テレビアニメ「チンプイ」が放送開始になったからです。今回は、アニメの「チンプイ」が開始される前後のことを回想しつつ、書いてみたいと思います。

※この記事、ピッタリ19:30にアップしてみました(笑)。偶然ですが、今日が木曜日なのも何かの因縁かもしれません(^^);

この作品がアニメ化されるという情報は、確か夏頃の「アニメージュ」で知り、飛び上がって喜んだものです。その頃の私は、そこまで熱心なアニメ「エスパー魔美」のファンではなかったもので、この作品の後番組(=つまり「魔美」終了)ということには、あまり「残念」という気持ちはありませんでした。今では全話レビューまで書いてるほど好きなんだから不思議ですけど、多感な時期にはヌードシーンへの気恥ずかしさの方が先にありましたねー(^^);

原作「チンプイ」は、連載が始まったとき、つまり第1話から毎回楽しみに読んでいました。といっても、毎週F.F.ランドを買うだけのお金もなく、「まんが道」のように続けて買ってる作品に掲載された話は欠かさず読んでいても、「ドラえもん」はむしろアニメの方でハマっていた時代で、それほど熱心には買ってなかったんですよ。今にして思えば「なんてことを~!!」な状態ですが、まぁ小3~4ですから(^^); 実を言うとコロコロだって買い始めたのは小4の終わりでしたからね。私は、藤子ファン歴25年とか豪語してますけど、実際に原作を熱心に読み始めたのは、コロコロを買い始める前後からですね。それまでは学習雑誌と、時々F.F.ランドやてんコミ(てんとう虫コミックス)を買って読んでた程度でした。最初はアニメだったんですね。少々、看板に偽りありかもしれません(^^);

話が脱線しましたが、今日はチンプイ記念日なのでした(笑)。

さて「チンプイ」の原作ですが、これを単行本で通して読んだのは、アニメ化される前後なんです。それも1巻がなかなか売っていなくて、2~3巻を先に買ったのを覚えています。1巻を買ったのはアニメが始まった後だったようです(奥付によれば、アニメ開始前後に増刷された3版になってます)。あ・・・ここでは「完全版」ではない方の巻数を指しています。アニメ開始の時点で4巻は発売されていませんでした(翌年はじめに発売)。

それでも、「チンプイ」のアニメがスタートした中2の頃は、アニメ化決定を知って大喜びしたように、既にこの作品の魅力を充分に理解していました。だから掲載されているF.F.ランドは、この頃には毎号購入していました。単行本を買ってなかった理由は、単に近くの書店に売ってなかったからなんですよ(^^); 2~3巻は、ふだん行かない書店でたまたま見つけて購入、1巻はアニメ化の際に増刷されて、ようやく購入できたというわけです。F.F.ランド自体はいろんな書店にありましたが、「F.F.ランド・スペシャル」の方は、少なくとも当時私がよく行く書店では、滅多に見かけることはありませんでした。あり得ない話ですけど、てんコミのレーベルで当時出ていれば、もっと売れてたんじゃないかなと思います。

ところが、実際にアニメ「チンプイ」の放送がスタートする少し前に、ちょっと困ったことが起きました。「ジャングル大帝」が裏番組としてスタートしたのです。ちょうどその年の2月には手塚先生が亡くなっていたので、新装版でいろんな手塚作品が発売されていました。「ジャングル大帝」も学研が新たに発売していて、それを買って読み好きになっていましたので、リメイクされたアニメがスタートするなら、ぜひ観たいと思っていたのです。その当時、ビデオデッキはモノラルのマックロード古っ!)が1台だけだったので、録画は「ジャングル大帝」、観るのは「チンプイ」に決めたのでした。・・・あぁ・・・(←現在の私の溜息

余談ですが、この「ジャングル大帝」で幼少期のレオを演じたのは、林原めぐみさんでした。のちに裏番組のヒロインになるわけですけどね(^^);

そして11月2日を迎え、待望のアニメ「チンプイ」がスタートしました。楽しいオープニング、原作の持ち味を最大限に生かした小気味よいテンポの演出や作画、良いムードのエンディング、すぐに大好きになりました。この作品を観て、アニメの演出や作画に大きく興味を持ったのは、既に繰り返し書いてきた通りですし、これからも散々書く予定ですから(笑)、アニメそのものについての印象は省略しますが、今回は声優さんについて書いておきたいと思います。声優さんについては事前情報が全くなく、エンディングで初めてお名前を拝見しました。

まずチンプイ。「新オバQ」を観たことがなかった私は、堀絢子さんといえば「ハットリくん」しか知らなかったので、「この声、誰だろう?」とか思いつつ本編を観て、エンディングでお名前を見たときには、ちょっと衝撃的でした。たしかによく聴くと、ハットリくんがサブタイトルを読み上げるときの「・・・のまっき!」という高い声に似てるなぁと・・・。今でこそ、堀さんは少年、小動物、老婆まで、なんでもこなせるスーパー声優であることを十分理解していますが、当時はビックリでしたね。もう「チンプイといえば堀さん」がしっかり定着してしまってる今となっては、観る前にどんな声をイメージしていたかを思い出すのは難しいですね。

次にエリちゃん。藤子アニメ以外をあまり知らなかった私は、エンディングで「林原めぐみ」というお名前を見て、「・・・誰?」って感じで、慌てて過去の「アニメージュ」などを調べましたね(^^); もちろんネットもない時代です。「アニメージュ」は、ジブリ作品と藤子アニメの情報を目当てに買っていたため、それ以外の記事は、ざっと目を通す程度だったのです。もちろん「人気声優」についての知識もあまりなく、「魔神英雄伝ワタル」や「らんま1/2」などで注目された期待の若手声優であることを後に知ったのです。プロフィールを見ると、このときはまだ22歳だったんですね~。今のあーやと同じか(笑)。声や演技そのものは全く申し分なく、エリちゃんにピッタリだと思いました。観る前は、漠然とそれまでの藤子ヒロインを演じていた方々をイメージしていた気がしますが、具体的には思い出せません。「チンプイ」以降、しばらくの間は林原さんのファンになって、他の作品もチラホラ観るようになりましたし・・・CDも買いました(^^); 私がCDを買うほどファンになった、最初で最後の声優さんですね・・・もっとも自分が若かりし頃のお話ですので(笑)。今では、それほど好きな特定の声優さんっていう人はいませんし、若手の声優さんに至っては、誰が誰だか全くわかりません(笑)。

そして内木くん。「エスパー魔美」で竹長、この「チンプイ」で内木、「21エモン」ではついに主役と、藤子アニメの木曜シリーズに連続出演した佐々木望さんです。「幽☆遊☆白書」などで当時のアニメファンな女の子をキャーキャー言わせてたようですね(笑)。藤子アニメでは、少しとぼけた味わいでいながら、芯が強いという特徴を持った役柄が多く、内木くんもそんな系統でした。「AKIRA」の鉄雄はすごく良い感じで、藤子アニメ以外の佐々木さんの出演作では、これが一番好きです。だけど・・・「チンプイ」の少し前に「おぼっちゃまくん」で柿野くんの声を聴いちゃいましたからね~(^^); いや、柿野自体は真面目な少年って役柄なんで、合わなくはないんですが、ここに書きたくないような、こっ恥ずかしい台詞が多かったんですよ(笑)。ある意味、女性ファン泣かせでした(^^);

最後にワンダユウ・・・これはもう、よくぞここまでピッタリな人を起用してくれたと今でも思います。大ベテラン声優・八奈見乗児さん・・・有名なところでは「タイムボカン」シリーズの三悪の1人(ボヤッキーなど)、「巨人の星」の伴宙太、「ドラゴンボール」のナレーターなどですね。多分この人の声を聴いたことのない人は日本にいないんじゃないかと思うほど有名な、声優界の大御所です。好々爺でありながら、たまにズル賢く、それでいて抜けている(笑)。そんな「気のいいおっさん」(チンプイ談)を演じさせたら、八奈見さんの右に出る人はいない・・・と思います。私にはワンダユウさんの印象が非常に強く、いまだに他のアニメやバラエティのナレーションなどでお声を聴いても、「あっ、ワンダユウさん!」と即座に反応してしまいます(^^);

さて、その後のお話・・・「チンプイ」放送開始の年の12月、待望のハイファイビデオを購入します。これで「ジャングル大帝」との裏録が可能になったのでした。ところがこれがクセモノで・・・当時のハイファイビデオにしては安かったので思い切って購入したのですが、よくわからない台湾あたりのメーカーだったのが災いしてしまいました・・・。3倍モードで録画すると、横方向に黒い線が大量に出現するシロモノだったのです。中学生の私はお金もありませんから、標準モードで録画できるだけの数のビデオテープを買うこともできず(テープも今より結構高かったんですよ)、泣く泣く3倍モードで録画していました。高校に入る前の年の頃(たしか #40前後だったと思います)には、多少ゆとりも出来て、どうにか標準モードで録画するようになりましたが、それ以前の録画は・・・はっきり言って観られたものではありませんでした(T_T)。結局そのテープは紛失し、テレ朝チャンネルで放送されるまでの間、中盤までのお話は全く観られない状態だったんですよね。そのアオリを食ってしまったのが・・・テレ朝チャンネルがいまだに放送してくれない幻のスペシャル回宇宙的超一流デザイナー」と「エリさまはキョーボー?」の2本です。前者は原作がありますが、後者に至っては、どんな話だったかも思い出せません(T_T)。早くDVD-BOXを出して欲しい所以です。

「ジャングル大帝」・・・?その後、録画しつつも観なくなり、テープも紛失しました。こんなことなら最初から「チンプイ」を録画しておくべきだった 後番組の「三つ目がとおる」は結構好きでしたけどね(こっちは録画して観てました)。

それにしても早いもので、放送開始からもう17年にもなるのかと思うと・・・「光陰矢のごとし」を実感してしまう今日この頃です。

「チンプイ」未アニメ化エピソード

2006年10月20日 08時33分38秒 | 藤子不二雄
「チンプイ」の原作は全部で58話ありますが、その中で下記の4話だけは、アニメ化されませんでした。(全て完全版第4巻に収録)

第51話「ヒミツのバードウォッチング
第56話「魅惑のマール料理
第57話「エリさまは幸運の女神!?
第58話「遠い思い出

第56~58話がアニメ化されなかった理由は、単に時間的な問題だと思います。要するに初出誌発売時期から考えて、シナリオを起こすのが間に合わなかった・・・もしくは既にオリジナルエピソードのシナリオが上がっていたと・・・

「チンプイ」のアニメは、1991年 4月 18日に最終回が放送されていますが、第58話が掲載された「UTOPIA 最後の世界大戦」が発売されたのは、その約2ヶ月前なので、ラスト3本程度は物理的にアニメ化が難しかったと思われます。ただ「チンプイ」は湾岸戦争関連の報道特番のため、残念なことに当初の予定より1話減らされていますので(アニメージュ1991年6月号の記事より。藤子アニメだいすき!さんのサイトのこちらの記事参照)、第56話あたりまで、シナリオ程度は起こされていた可能性もあるかもしれません。

しかしながら、第51話がアニメ化されなかったのは、おそらく別の理由だと考えられます。その後の第55話「エリさまの絵が130億円!」まではアニメ化されていますから(アニメは #55 Aパート「名画獲得作戦」1991年 4月 11日放送)、時間的な問題とは考えにくいです。

ということで、今回は「チンプイ」未アニメ化作品について、簡単にご紹介します。

第51話「ヒミツのバードウォッチング

この作品は、はっきり言ってそのままアニメ化は不可能だったでしょう(^^);

なぜなら、まず他の作品のFキャラが多数ゲスト出演してるからです。それも、ドビンソンバードマンウメ星のみなさんという、もはや何と言っていいやらわからないセレクト(笑)。それに、作中で唐突に「ドレーク博士の宇宙文明方程式」まで登場。F先生すみません・・・このお話だけは、ちょっとどういう読者層に向けて描かれたのか、わかんない内容になっちゃってます(^^); ちょいとマニアックすぎるというか(笑)

といっても、そういう脇道はともかく(笑)、ストーリーやオチは、ちゃんとチンプイしてますので、番組が続けば、大幅にアレンジしてのアニメ化はあり得たかもしれません。まず方程式はアニメ的にカット(笑)。おそらくFキャラ登場シーンもなかったでしょう。「ウメ星デンカ」の前回アニメ化は白黒時代だったし(リメイク映画化は「チンプイ」終了の数年後)、ドビンソンなんて、よほどの藤子ファンしか知ってるわけがない(笑)。でもバードマンだけでも登場して、さらにその声を安原義人さんが演じていたら・・・藤子ファンの間では伝説になっていたことでしょう(^^);

第56話「魅惑のマール料理

この作品は、時間的にも内容的にも、普通にアニメ化されていても全く不思議はないお話です。湾岸戦争で潰れた1話は、もしかするとこのお話だったんじゃないでしょうか。

マール星にはニンジンスキー氏というシェフがいますが、彼はアニメオリジナルキャラ。この作品に登場するブースカ氏は「料理はオーケストラであります」と言い切って、見事なマール料理をたくさん作ってくれます。「タロモンモコッコドンブラ」「カレキハナワンワ」「カメツレラレリューグ」なんて、あまりにも想像力をかき立てられる素晴らしいネーミングの数々(^^); 嶋中行雄氏は、中央公論社の副社長だった当時「チンプイ」について、「言葉のギャグに関しては『ドラえもん』以上のものがあると思いますね」と語っておられます(NEO UTOPIA 第15号のインタビューより)。まさに面目躍如であります。

この作品は、F先生が亡くなった後に発売された「婦人公論」に再録されています。

また、この作品は個人的な思い出が・・・高校生の頃、何故かこの作品をシナリオ化して、シンエイ動画に送ろうなどという、無謀かつ意味のわからんことを思いついて、ワープロで実際にシナリオを書いたんですよ(^^); その時点で既にアニメは終了してましたし、シナリオを見てもらいたいなら、普通はオリジナルエピソードを書きそうなものなのに、なんで原作をリライトするような作業をやったのか・・・当時の自分の行動が全く理解できません(笑)。実際にシンエイ動画に送ったかどうかは、全く記憶にないのですが・・・送ってなかったことを祈ります(^^);

第57話「エリさまは幸運の女神!?

F先生はツチノコがお好きなようで、「ドラえもん」の世界では、ジャイアンがツチノコの発見者ということになってるのは有名な話です(^^); ツチノコは、東北地方では「バチヘビ」とか呼ぶらしく、矢口高雄先生が、ツチノコをテーマにした作品を描いていましたね・・・たしか。ツチノコって、21世紀になっても、きちんと見つかったという話は聞きませんね(^^); ヤマカガシの見間違いだとか、そういう話だけはたまに耳にしますが・・・結局いまでもUMAの一種の扱いなんですね。

さて、このお話では、エリが絶滅寸前だったツチノコの最後の1匹を、偶然捕まえてしまうというお話です。宇宙クラゲの一種「ノタリヒネモス」(また素晴らしいネーミング)なども絶滅寸前で、こういう稀少動物を保護するため、エリのマール財産が使われるという、晩年のF先生に多いエコロジー路線の1本となっています。

この作品のアニメ化は、おそらく時間的に少し難しかったのでしょう。初出が1月発売号ですからね。今ならノタリヒネモスによるトリップ描写まで問題にされちゃったりするのかな?(^^);

とりあえず「まねきエリさま」は、商品化しなきゃいけませんよ!(笑)>おもちゃメーカー様

第58話「遠い思い出

事実上、原作「チンプイ」の最終回となってしまったのがこの作品。月あかりの下、ダンボールに入れられていた幼き日のエリ(2歳)が長い夜道を泣きながら歩くという、あまりにも意味深なシーンからスタートします。

エリママは、エリが小さい頃に「そんな悪い子はダンボールの箱に入れて捨てちゃいます。あんたはもともと橋の下から拾ってきた子だから」なんて、とんでもないことを言ってエリを叱っていたらしく、その記憶と結びついてエリのトラウマになってしまっていたようです。

もちろん、あんなにそっくりなエリとエリママが、実の親子でないわけがなく、ちょっとした経緯があったのですが、それは実際に原作をお読みください。(絶版状態で気軽に読めないのが難ですが・・・たぶん1~2年のうちに復刊されますよ・・・根拠のない希望的観測

さて、ダンボールはマール星で「エリさま記念館」を作るために収集されていたわけですが、そこの館長というのが、チンプイよりさらにネズミ風のキャラクター。顔には勉三さん風ぐるぐるメガネ(笑)。名前はミキマス・・・ネズミでミキマス・・・ミキマス・・・某D社が何か言い出す前にやめておこう(笑)。

この作品は、エリの幼い頃からのおてんばぶりと、なんだかんだ言ってもしっかり愛情で繋がってるエリとエリママのがわかる、余韻の深い内容となっています。ある意味では最終回っぽくもあります。それだけに駆け足のようになってしまったオチが少し残念(^^);


未アニメ化作品のご紹介は以上です。

ところで完全版の4巻を読み返していて気がついたのですが・・・ちょっとサブタイトルにイマイチなものが多いですね(^^); 第58話も「遠い思い出」より、「エリさま思い出記念館」みたいな感じの方がゴロが良かった気がします。

第4巻の第49話以降は、F先生が亡くなった後に発売された「完全版チンプイ」第4巻で初めて単行本に収録され、サブタイトルもそのときに付けられたものです。つまり、F先生がチェックしたものではない可能性が高いのです。(生前にサブタイトルを考えておられたのなら話は別ですが)

むしろアニメ化された際に付けられたサブタイトルの方が、しっくり来るものが多いという印象です。参考までに単行本とアニメ化されたもののサブタイトルを並べてみました。なんとなく、アニメのサブタイトルと同じにするのを、意識して避けたような雰囲気もあります。そのまま使えば良いのに(^^);

原作アニメ
第49話おし売りおことわり!!#47b別荘星はいかが!
第50話苦しい断食祭#49a科法断食祭
第52話エリさま記憶そう失!?#40bお姉さんがやってきた
第53話ボク、バブバブ・・・#53bバブバブの唄が聴こえる
第54話貧しくも誇り高く#55bマール星財産の使い道
第55話エリさまの絵が130億円!#55a名画獲得作戦

「チンプイ」未完結の理由を考察 の補足

2006年10月18日 23時51分11秒 | 藤子不二雄
前回の記事では、「最終回の予測」というより「最初はこんな最終回が構想されていたけど、結果的にそれが使われなかったために未完となった」という「最終回が描かれなかった理由」を推察してみたのですが、当初はこういう内容の記事にする予定ではありませんでした。本当は、アニメ化されなかった原作について語るつもりだったんです(^^);

そのつもりで完全版の第4巻と、他にアニメ化されなかった作品はなかったか確認するため、第1~3巻をパラパラしているときに、「クローン」というキーワードが目に飛び込んできて、それに先日読み返した「恋人製造法」が組み合わさり、「もしかして」と思ったのです。思ったら、忘れないうちに書いてしまいたかったので(笑)、予定を変更して、こちらを先に記事にすることにしました。

昨日の記事では、F先生の「心境の変化」について、あまり詳しく書けませんでしたので、少し補足しておきます。あくまで「エリクローンがマール星へ行く」というラストを考えておられた、という前提に立って書いていますので、そんなラストをF先生が考えていなかったとすれば、全くの空論になってしまいますけどね(^^);

さて、「チンプイ」連載後半の頃は、「クローン人間」が、だんだん現実味を帯びてきた時代だったと思います。技術的に到底不可能(できても下等生物のみ)という時代であれば、わりと自由に描けた面もあると思いますが、現実に人間のクローンが地球の技術レベルで誕生してしまう可能性が高まると、それに追随するいろんな倫理面の問題も出てきたでしょうし、F先生自身、人間が生命を人工的に生み出してしまうということへの、現実的危機意識も強くなっていったんじゃないでしょうか。「心境の変化」とは、そのあたりを指して書いた言葉です。

F先生が亡くなる直前、1996年7月には、クローン羊のドリーが誕生しています。「ねじ巻き都市冒険記」は、ちょうどその前後に執筆をスタートしていて、直接的にドリーの誕生が作品の構想に影響を与えたかどうかはわかりませんが、作中に「生命のねじ」や「種をまく者」など、ものすごく「生命」というものに対する示唆に富んだ要素が登場しているのです。

その「ねじ巻き」の連載終了後に、「チンプイ」を完結させたいと、F先生が本当に考えておられたとすれば、こうした問題も踏まえた内容にしたのではないかと。つまりエリクローンがマール星へ行って、「ちゃんちゃん!」というような終わり方は、その時点のF先生の作家意識が、おそらく許さなかった気がするのです。

SF短篇「恋人製造法」では、「クローンにも人権がある!」という議論はあっても、クローンを作ること自体に対する賛否には、全く触れられていないのです。他の短篇などでも、わりとクローンは気軽に描かれているフシがあります。「俺と俺と俺」や「有名人販売株式会社」などがそうです。「パーマン」のコピーロボットも、一応はロボットとはいえ、ミツ夫とは独立した人格や意識を持っている点では、ミツ夫とは別個の「生命」だと捉えることも出来ます。ドラえもんだって、しっかり生命を有しているといえるでしょう。

かつてのF作品では「人工的な生命の誕生」という要素を、わりと簡単に描いているところがありました。「」という現象に対しても、たとえば「モジャ公」で描かれた「自殺フェスティバル」「エッフェル塔からの飛び降り自殺」などのシニカルなギャグもあります。しかしそれも、後の「未来の想い出」や、「雲の王国」で自らの身を挺してタンクに突っ込むドラえもんなどとは、明らかに捉え方が異なっている印象があります。それは、前者では「無機的」な死として描いているのに対して、後者は「有機的」に描いているという違いだと思います。前者は「星新一的」とでも言った方が、わかりやすいかもしれません。

そして、F先生が入院された後は、クローンという存在の描写そのものが激減します。退院された後、はっきりと「クローン」として描かれたのは、「のび太の日本誕生」の、ペガグリドラコの3匹が最後だったと思います。F先生のご病気は、はっきりと「死」を意識することもあったと思われる大病だったと聞きます。そうした「死」ひいては「生命」に対する意識の変化と、クローンという存在に対する倫理的な問題が、F先生の作風に何らかの影響を与えたのではないかというのが、私がいう「チンプイには実は最終回として想定していたストーリーがあったけど、それが描かれず封印され、結果未完となった説」(長いね)の根拠なんです。

もちろん言うまでもなく、作者が亡くなった今となっては、実際のところは誰にもわかりません。もっと、わりとあっさりしたラストを考えておられたのかもしれません。「現状維持のまま終わる」ってパターンが一番濃厚な気もします。他にも、マール星が爆発して、ルルロフ殿下たちが「生まれ変わりそうち」によって他の星に生まれ変わって・・・って、それは「バウバウ大臣」(^^); または、マール星の法律が変わり結婚は15歳以上とかになって、ワンダユウが「また3年後にまいります!」とか言ってマール星に帰って行くとか・・・本家の最終回がない以上、いっくらでも考える余地がありますけどね(^^);

ただ、あくまで結果的な話ですが、「チンプイ」は未完になって、ある意味では良かったのかもしれません。「パーマン」や「オバケのQ太郎」は、きちんとした最終回が描かれているものの、「ドラえもん」「エスパー魔美」「T・Pぼん」など、後期の代表作には、きちんとした最終回が描かれていないものも多いのです。それは、いつでも連載を再開できるというような側面もありますが、ファンが自由にラストを想像できるというメリットもあるのです。

実際に数年前「ドラえもんの最終回」としてネット上を広まった作品がありましたよね。あの話は、F先生が書いたものではないことは明確ですし、F先生が描きそうなお話でもありません。だけど単純に「良いお話」だとは思います。それは、あの話を書いた人の「ドラえもん」という作品に対する想いが、強く表れているからではないでしょうか。

「チンプイ」の最終回が、仮に作者の手で描かれていたとしても、必ずしもファン全員が満足できるものになっていたかどうか、わかりません。もともと藤子ファンマガジン的な側面の強い「藤子不二雄ランド」でスタートした連載だったわけですから、F先生も結構気軽に描き始めたのかもしれません。少なくとも「大長編にしよう」というような構想ではなかったでしょう。だから当初はラストも、比較的あっさりした内容を想定していたのかもしれません。クローンであったり、星の爆発であったり、マール星の事情の変化であったり・・・

ところが、この作品は後にアニメ化され、一定の人気も得て、「アニメージュ」などでも取り上げられるに至ったのです。当然、ルルロフの正体や物語のラストへの、興味や憶測も広まりましたし、F先生自身、どんなラストを描いたところで、収拾がつかないような気持ちになっていたんじゃないでしょうか。

だから、「チンプイ」の真のラストは、ファンそれぞれの心の中にあるのです。・・・なんかキレイに決めてしまった(笑)

ということで次回は、本来は昨日書く予定だった「チンプイ」の未アニメ化原作についての記事を書きたいと思います。藤子ネタ、しばらく書いてなかったので、当面続けます(笑)

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