goo blog サービス終了のお知らせ 

月あかりの予感

藤子不二雄、ミュージカル、平原綾香・・・好きなこと、好きなものを気の向くままに綴ります

久しぶりの魔界大冒険

2007年02月20日 13時55分07秒 | 藤子不二雄
映画「のび太の魔界大冒険」を観ました。
あ、「新」の方じゃありません(^^); 過日、押し入れの奥から大量に映画「ドラえもん」のビデオが見つかりまして、同じ種類のビデオ「鉄人兵団」には「98年7月」と書かれた「ドラえもんビデオクラブ」のクーポン券とやらが入っていたので、多分その頃に買ったやつですね。何年ぶりかなぁ…とにかく久しぶりに観たのでした。

いやぁ~もう、ゾクゾクしちゃいましたよ♪ 出木杉の語る、何故科学が発展し、魔法は淘汰されたかのシーン…ドクロが炎とともにゴワーッと…もうとにかく怖い!というか怖かったんですよ、ちっちゃかった頃(^^); 魔界接近説とか、満月博士の「妖気!」とか(鬼太郎?)、デマオンの心臓とか…子ども心にものすごく強烈に覚えてるシーンですね。今回久しぶりに観たわけですが、やっぱり純粋に楽しい映画でしたね。私がリアル小学生だった頃の映画「ドラえもん」って、本当にめちゃくちゃ面白かったんだなぁ~ということを改めて実感しました。

細かい部分をツッコみますと(笑)、CMの声「もう、私は飛べる!」や天気予報キャスターの声を、使い魔役で出演している千葉繁さんが担当していたり、ドラえもんと玉子さんが観ているテレビにパーマンが映ったり、そういう細かい部分で笑いました(^^); 他にも、ネコに変身中の美夜子さんが、夜中のび太の家にやって来たとき、あれだけメスネコに惚れっぽいドラえもんが、完全にネコとしてしか扱っていない(自分がネコだということを忘れてる?)ところや、挙げ句の果て「図々しいネコ!」とまで言ってるところに「美夜子ネコはドラえもんのタイプじゃないのかなぁ」とか(笑)。最後に一つ……ドラえもん、アンタの耳ってそこだっけ?(^^);

閑話休題(笑)。
実はわさドラが始まって以来、大山ドラを観るのは、なるべく「封印」してたんです(もちろんテレビなどで少し声が耳に入ってくることはありましたが、作品をきちんと観ることは、確認が必要な場合などを除いて避けてました)。やっぱり大山さんのイメージってすごく強いし、一日も早くわさびさんのドラえもんに慣れるためには、それが一番かなと…。でも、もう2年近くになるので、わさドラは私の中では完全に定着しましたし、そろそろ良いかなぁと思ったのでありました。

ちょうどこの映画の公開当時は、まだ放送開始から5年目で、ドラえもん、のび太たちの声もすごく若くて、懐かしさに加えて別の意味でも感動してしまいましたね。わさドラはいわばリメイク作品なので、あぁ、天地総子さんの「オバQ」が始まった頃、曽我町子さんや堀絢子さんのQちゃんの声が懐かしい人にとっては、こんな感覚だったのかなぁ、というようにも感じましたね。

今回の記事と一緒に美夜子さんの絵でも描いてアップしようと思ったんですが、うまく描けなくて断念。…というか良い資料がなかったんですよ。ビデオを一時停止して描くにしても、ちょっとテレビの配置的に描きづらいし(DVDだとPCでも再生できるので、こういうときビデオは不便…)、原作本は押し入れのどっかだし(笑)、ビデオのパッケージには美夜子ネコしか描かれてないし(^^); どこかネットにないものかと画像検索で探してみたら、誰か他の人が描いた美夜子や、あと松田美夜子さん(富士常葉大学教授?)の写真ばっかり出てきて困りました(^^); まぁ…そのうち再挑戦します(笑)

DVD
映画ドラえもん のび太の魔界大冒険
ポニーキャニオン

で購入

らくがき バウバウ大臣

2007年02月12日 11時17分33秒 | 藤子不二雄


マニアックなネタに走ってしまいました(^^);

はたして、どれだけの方がご存じでしょう……。F先生の隠れた名作「バウバウ大臣」という作品です。雑誌「小学三年生」「小学四年生」の1976年5~12月号に連載されました。

長らく単行本化されていませんでしたが、1990年、「藤子不二雄ランド」で全1巻にまとめられ、ようやく陽の目を見ました(左の写真がその表紙です)。しかしそれも今では絶版となっています。

ストーリーや設定は「ウメ星デンカ」の要素を引き継ぎつつも、後に描かれる「チンプイ」に通じる部分もあります。私はとても大好きな作品なので、アニメ化を切望したいところではありますが、あまりにも低すぎる知名度ゆえ、限りなく望み薄でありましょう(^^);

このブログで初めて描いた男の子はのび太ではなく、星野大二くんになってしまいました(笑)。

らくがき P子ちゃん

2007年02月11日 06時03分50秒 | 藤子不二雄
ずっと、のび太を描こうと試みていたんですが、どうもうまく描けませんでした。

私って昔から男の子を描くのが結構苦手なんですよね。別に女の子なら得意ってわけでもないんですけど(笑)。

なんというか基本的に女の子なら、フワッと、サラッと、イメージだけで描いても、何故だか許されるような気がするんですよね(笑)。この前のエリちゃんみたいな感じで。男の子だと変に構えてしまうのが、あまり良くないのかもしれませんね。どこか「カッコよく」描かねばとか。のび太なんだから別にカッコよくしなくても良いんでしょうけど(笑)。まぁ、とにかくがんばります。

ということで、今回はP子ちゃんでお茶を濁してみました(笑)。

A→B変身後の「声」について

2007年02月11日 03時16分50秒 | 藤子不二雄
金曜の深夜にテレ朝チャンネルで放送された「オバケのQ太郎」#459「よっちゃんの謎」を観ました。U子が、「よっちゃんは何故モテるのか」を探るため(……なんで急に?)、よっちゃんに化けて正ちゃんたち4人+Qちゃんとデートするというお話です。

よっちゃんに化けたU子の声は、よっちゃん役の室井深雪(現・深雪さなえ)さんが演じているのですが、あのふわふわした声質の室井さんが、U子のガサツさを上手く表現していて、とても楽しめました。

こういう「AがBに変身する」というパターンは、最近の「ドラえもん」では、Bに変身した後の声もA役の声優さんが演じることが多いようです。大山ドラ時代なら「45年後…」で大人になったのび太を小原乃梨子さんが演じていたり、わさドラでは「入れかえロープ物語」で、のび太に変身したしずかを かかずゆみさんが、しずかに変身したのび太を大原めぐみさんが、それぞれ演じていました。

でも、昔の藤子アニメでは、こういうパターンは概ねB役の声優さんが演じていたように思います。オバQなどは作品の設定上、こういうお話が必然的に多くなるのですが、ドロンパが正ちゃんに化けたら声は三輪勝恵さんだし、P子がゴジラに化けても声は竹村拓さんです。普段荒々しいゴジラを演じている竹村さんが、突然P子の雰囲気を受けてナヨナヨしてしまったり、そういうところが面白いと私は思うわけです。

それなのに、いつから、なんで変わってしまったのか……。
私はあまり他のアニメを観ていないので、藤子アニメ以外でどうなっているのかは分かりませんが、大山ドラ時代の後期、「45年後…」より前に、のび太が誰かに変身するというタイプの作品(タイトルや内容等は失念)を観たときに、変身後のキャラクターの声を小原さんが演じていたことに「あれあれ?」と思ったような記憶があります。それは1990年代の後半でした。1990年に放送された「チンプイ」では、こういうパターンではB役の人が声を担当していましたし、「キテレツ大百科」でも、やはり変身するようなお話だとB役の人が演じていた気がします。つまり、その約10年の間に、少なくとも「ドラえもん」においては、A役の人が演じるように演出が変わってしまったことになります。

小さい子がわからないから、というような「配慮」だとすれば、それはチト子どもをバカにしすぎてやしないかと思います(^^); 子どもはそこまでアホではないと思いますよ。だって私自身、かなり小さい頃から、こういうA→B変身パターンの藤子アニメでは、声優さんの「演じ分け」を楽しんで観ていたんですから。

そうなると若い声優さんの力量の問題かなとも思いますが、小原さんクラスの方なら、45年後ののび太が入った少年のび太の声を演じるなんて朝飯前のはずですから、小原さんが担当していた時代に既に変わっていたことの説明がつかなくなります。

まぁ……上の2つは仮説であって、結局のところ明確な理由は私には分かりません。ただ、やっぱり観る側としては、変身された側であるB役の声優さんが、Aの気持ちで演じるという方が、観ていて面白いと思うのです。今回「オバQ」を観ていて、やっぱりこっちの方が楽しいや♪と考えを新たにしましたので、ちょいとこのブログで問題提起してみました。(ンな大げさな

わさドラ2/9

2007年02月09日 20時04分31秒 | 藤子不二雄
気の合う二人が結婚しても、うまくいかないこともあるんだよ、のび太くん。(経験者談)

……ということで(笑)、今夜の「わさドラ」は大いに楽しませていただきました。

世界沈没 (脚本:大野木寛/演出:安藤敏彦/作監:志村隆行)

F先生は「ノアの方舟」ネタが結構お好きで、SF短篇や「T・Pぼん」でも描いておられますが、今回のお話は純然たるギャグ作品として楽しめるお話です。「イマニ目玉」で大洪水のシーンを見てしまったのび太が、方舟を作ろうとするお話です。空は晴れてるし雨なんか降りそうもないのに、大洪水が来ると慌てふためくドラ&のび太が笑えます。国連事務総長にまで電話しようとしたりして(^^);

昨今はアニメでも「おねしょ」の扱いがシビアになっていますが、このお話のラストは原作通りで安心しました。そうじゃなきゃ物語が成り立ちませんからねぇ。しかしヤカンでコーヒーラッパ飲みするドラえもんって一体……(笑)。

カップルテストバッジ (脚本:与口奈津江/演出:三家本泰美/作監:中村英一)

道ばたに落ちてるハート型の真っ赤なバッジを、ためらうこともなく胸につけるスネ夫。のび太に「チューして~」と迫るスネ夫(しかも玉子さんの目の前で)。この壊れっぷりが最高です。これぞおぼっちゃマンボ!(^-^)/

そしてジャイアンも、スネ夫の胸から奪い取った真っ赤っかのハートバッジを、やはりためらうことなく胸に……。

F先生は、ストーリーやオチのためなら、真っ昼間にお風呂に入ってる木佐くんのパパとか、床に落ちているドロップ(包装も何もされてない)を、ひょいと口に放り込むキテレツのパパとか(このシーンには大ウケしました)、やや強引とも思える展開を持ってくることがあるんですが、それが妙におかしくって、私はいつもツボにはまってしまいます。あのキレイ好きの見本みたいなしずかちゃんが、道ばたに落ちてるものを身に付けるわけがないと思うんですが、そんなシーンすら存在するんだから、あなどれません(^^);

ラストは、しずか VS ジャイアンのび太争奪バトル(笑)

ジャイアン「お風呂ばっかり入ってるんじゃないわよ!
しずか「なによ!オンチのクセに!

普段なら絶対にあり得ない二人による罵詈雑言合戦も楽しいお話でした(^^)

おまけ

映画「のび太の新魔界大冒険」の寺本幸代監督がご登場(^^)
いや、もう芸能人の登場は正直どうでも良かったので(笑)、今回は初めて現場スタッフが登場してくれて嬉しかったです。

初の女性監督であると同時に、私にとっては初の年下監督……時間の経つのは早いものです。スネ夫が「高校生みたいだね!」なんて言ってましたが(笑)、このドラたちの掛け合いって声優さんのアドリブなんでしょうかね(^^);

監督のお姿は以前も公式サイトで拝見しましたが、どこか穏やかそうな雰囲気の方です。それでも、ひみつ道具の中で「カンヅメカン」を所望されるあたり、映画制作現場の追い込み状況がヒシヒシと伝わってきました(笑)。公開まで約1ヶ月となりましたが、スタッフの皆様、どうか頑張ってくださいね

らくがき エスパー魔美 その1

2007年02月09日 01時11分44秒 | 藤子不二雄
今回は結構頑張ったつもりです。疲れました(^^);

なぜ彼女が魔界大冒険の呪文を唱えているんだ!とか、細かいことはおいといて……。あ、帽子はドラえもんから借りたそうです。使い魔ビックリの星の数です。

考えてみたら、もしもボックスで作り出された魔法世界においては、魔美の存在というのは、一体どういうことになるんでしょう。超能力って魔法そのものだし。でも、テレポートは魔法世界ではなかった気がするし……うーむ……。

などと他愛のないことを考えていると眠れなくなるのでした。

魔美の服装は、コロコロ文庫の第1巻の表紙を参考にしました。最初は制服かと思いましたが、そういうわけではなく「お出かけ着」のようです。スカートの柄に少し苦労しました。

そういえば、私が魔美をマトモに描いたのって、これが初めてのような気がします。

らくがき チンプイ その1

2007年02月06日 04時04分54秒 | 藤子不二雄


今までペン入れというとGペンを使ってたんですが、とりあえずパスというものの使い方を覚えたいなと思って、挑戦してみました。

チンプイは、ちょいとズルしてますので(笑)、わりと簡単に描けましたが、エリちゃんは難しかった~……。

本物に似せたくても似てくれないんで、オリジナリティで勝負してみました。……何の勝負だか(笑)

しかし風邪ひいてるのに、深夜に何をやってるんだか……(呆)
なんだか熱が出てきたみたいです。自業自得です。ごめんなさい。

わさドラブログ

2007年01月27日 01時35分41秒 | 藤子不二雄
パンポロリン!さん情報です。
現ドラえもん役・水田わさびさんのブログ「わさドラブログ」がスタートしました♪

「ドラえもん」の公式ブログには、既にドラビアブログというのがあったのですが、どうも今ひとつ私には面白くなくて(笑)。たまにサンタポストの話題など、興味深い記事もあるとはいえ、基本的に宣伝に終始しちゃってるところが、あまり良くないのではないかと、個人的には思っています。もちろん企業がブログを開くのは、宣伝が第一の目的だということは百も承知ですし、宣伝すること自体は全然悪いことではありませんが、あまりにあからさますぎる宣伝は、読んでて面白くないなぁと……まぁ勝手なことを思ってみたりしていたわけです(^^);

どんなブログを期待してしまうかというと、例えば「こんなご意見を貰ったけど制作側の立場としては」……みたいに突っ込んだことを、記名で、つまり誰が書いたのかわかるような形で書いて欲しいかな~と……無理でしょうけどね(笑)。下手なことを書くと、その人へのバッシングが集中してしまう危険もありますし、実際に過去には某放送作家さんのブログが大変なことになっちゃいましたから(^^); まぁ、私はその放送作家さんのやり方自体は全然好きではありませんし、彼のわさドラに対する考え方も賛同は出来ませんけど、制作スタッフが自分の意見をブログで書くということの大変さ、そしてテレビ局などによる圧力を、まざまざと見せつけられた事件でもありました。
(何のことやら分からない方は、こちらなどご覧いただければと思います)

それで、この「ドラビアブログ」も12月で更新が停滞しちゃってるなぁと思っていた矢先、登場したのが「わさドラブログ」です。やっぱり、ドラえもんの中の人が、ご自身の言葉で語ってくれるという、それだけで嬉しくなってしまいます。

わさびさんもお忙しいことと思いますし、わさびさんご自身というよりテレ朝が開いたブログですから、色々なしがらみもあることとは思いますが、できるだけ作品などに対する率直な気持ちや、日々の色々な出来事を綴ってくれると嬉しいなぁ~と期待してしまいます。

私はわさびさんの演じるドラえもんが大好きです。毎週観ているうちに好きになりました。大山のぶ代さんのドラえもんも素晴らしかったけど、この両者を比較するのは、曽我町子さんと堀絢子さんと天地総子さんを比較するようなものだと思っています。このお三方が三者三様のオバQを演じてこられたように、ドラえもんも二者二様であって然るべきだし(正確には四者四様というべきでしょうが、この際NTV版は置いといて……私は観たことありませんし)、それは長く愛される作品の宿命なんだと思います。

わさドラが末長く続きますように、そしてそろそろテレ朝も作品本位のスタイルに戻してくれますようにと祈りつつ……筆を置いて……今夜の仕事に猛ダッシュしてきますッ ブログ書いてる場合じゃなかった~

大人向けコロコロ創刊!

2007年01月18日 03時59分27秒 | 藤子不二雄
藤子不二雄ファンはここにいる/koikesanの日記さんからの仰天情報です。なんと、大人向けの雑誌「熱血!!コロコロ伝説」が5月に創刊されるそうです

旧コロコロ世代からのリクエストに応える形で、「あまいぞ!男吾」「ファミコンロッキー」「高橋名人物語」「リトル巨人くん」「ゲームセンターあらし」、そしてついには「ハムサラダくん」まで、懐かしの作品が小学館以外から復刊される状況がずっと続いていましたが、ようやく小学館も旧コロコロ世代へのアピールに重い腰を上げたということでしょうか。

藤子ファン的には、なんといっても「新オバケのQ太郎」の解禁ですね。一応は藤子両先生の「合作」という扱いで、正ちゃんなど一部のキャラにA先生の筆も入ってはいますが、藤子不二雄ランド当時から作者名表記が「藤子・F・不二雄」となっていまして、コピーライト的には藤子プロ側が持っていると思われるため、復刊へのハードルは(旧作の「オバケのQ太郎」に比べれば)低そうに見えていたのですが、なぜか封印されたままの状態が今まで続いており、今までのところ「ぴっかぴかコミックス」やコロコロ文庫のラインナップにも含められていません。

これをキッカケに、ぜひ「新オバケのQ太郎」を、単行本や文庫などの形で復活させてもらいたいものです。この作品は旧作「オバケのQ太郎」とは若干テイストが異なっており、ブラック&シュールなギャグも強烈です。木佐くんの自殺騒動やら、ヒョーロクさんやら(笑)……その他、この作品の魅力については、ミラー貝入さんがこちらでたっぷりと語ってくださっています(^^); このような作風だけに、かえって子ども向けとしての復刊というのは難しいのかもしれませんが、今読むと若干古さの目立ってしまう旧作と違って、今の若い人にも比較的すんなりと受け入れられるような気もします。

藤子作品のみならず、今でも「高橋名人」と聞くと胸が躍るファミコン少年団員の私にとって(笑)、この雑誌の創刊は本当に嬉しい限りです。5月が楽しみです

わさドラの現状を考える

2007年01月15日 01時01分59秒 | 藤子不二雄
久本と次課長の河本がドラえもん声優 (日刊スポーツ)

何も芸能人を起用することが絶対悪とは言いません。その人の芝居がその役に本当に適していたのであれば、それで話題集めにもなって動員に結びつくなら、一石二鳥でしょう。

よく例に挙げるのですが、ピクサー映画の日本語吹き替え版って、最初にキャスティングを聞いたときは「えっ?」と思うことが多いものの、結果的にピッタリな声だったというケースが多いです。唐沢寿明さん、爆笑問題の田中さん、木梨憲武さん、三浦友和さん……みんな本当に上手かったです。多少の話題集めはしつつも、作品を全く壊していないキャスティングに毎回感心します。

しかし、「ドラえもん」映画で、なんでこのようなバクチ的なキャスティングを、あえてする必要があるのでしょうか。それほど観客動員数が絶望的なんでしょうか。相武紗季さんが演じる美夜子の声を予告で聞いたとき、これは絶対に「声(演技力)で選ばれた訳じゃないな」と直感的に悟りましたが、話題集めのため、1人くらいの芸能人起用は仕方がないのかなと、本当は美夜子が重要な役柄なんだから正直嫌だったんですけど、ここへ来てようやく諦めもついていました。それなのに、どうしてこう2人も3人も……

一体どうして作品本位で勝負しないんだろうと疑問を感じざるを得ません。子どもは基本的にネームバリューなんかで作品を観ませんし、大人向けのアピールとしては、人気作家でもある真保さんが脚本を書く、というだけで十分でしょう(ちょっと地味かもしれませんが)。それに「魔界大冒険」は、私たちの世代(30~40歳くらい)のドラえもんファンにとって、特に思い入れたっぷりの作品です。その世代は既に子どもも持っている人が多いし、子どもがいなくても懐かしさに劇場へ足を運ぶケースも十分想定できるじゃないですか。一体誰が久本さんや次長課長の声が聞きたくて映画館へ行くっていうんでしょう……。

ともかく、久本さんの笑い声を「いい感じです」と言ったスタッフの方。「アンタ、一体どこに耳がついてんだ!」なんて思わないで済むよう願いたいものです。


本当に今のテレ朝って、どうしてこういう旧来のテレビ的バラエティ的な盛り上げ方しか思いつかないんだろう……。これって、本当に安達さん(わさドラのバラエティ化に関与したと思われる放送作家)だけの責任なのかなぁ……テレ朝も小プロもADKも、そしてGOサインを出したのであろう藤子プロも……みんな揃ってどこか病んでるようにしか見えません。

もちろん資本主義の日本にあって、ある程度の商業主義に走るのは仕方がありません。だって、スポンサーがお金を出してくれなきゃ番組は作れないんですから。それをある程度度外視して作品を作ることが可能だとすれば、日本でそれが出来る放送局は、CSなどの有料放送とNHK(※)しかありません。

※そのNHKすら、今は紅白の視聴率に一喜一憂している時代ですからね……視聴率って、そもそも広告主に提示するためのバロメータであって、NHKは関係ないじゃんと思うんですけど。たとえ視聴率が5%であろうと、どれだけ批判されようと、「国民のための番組を作るんだ!」という気概がなくちゃ、公共放送なんてものは資本主義社会の中では成り立ちません。それが無理ならさっさと民放化すべきです。……閑話休題。

今の製作サイドは、まず作品の力があって、初めてヒットするんだという基本を忘れちゃいませんか。そもそもバラエティ化は結果として、全然視聴率に結びついてないじゃないですか。1~2%の上昇なんて、ただの誤差ですよ。

テレ朝など関係各社は、1990年代前半までの長い間、高い視聴率を弾きだしてきた「ドラえもん」という作品の上にアグラをかいて来たんでしょう。そのうち制作の大黒柱であった作者を失い、視聴率の低下も手伝って、迷走の度合いを強めていきます。まず作者が一切関わっていない作品として作られた「南海大冒険」で、芸能人の大量起用を、作者が亡くなるのを「待ってました」とばかりにやってくれました。言葉は非常に悪いですが、F先生ご自身が製作の指揮を執っていた頃は、こういうパターンでの芸能人起用はありませんでしたから、プロデューサーサイドからすれば「制約」がなくなったことで、ずっとやりたかった芸能人起用をやった、というようにも見えなくはありません。この映画の主題歌「ホットミルク」は、言っちゃ何ですが「ドラえもん」の黒歴史そのものです……。

結果として大山ドラの視聴率が下がってきたのは、明らかに「ドラえもん」というアニメがもつパワーの低下が原因です(既に存在する原作の力は、上がりも下がりもしません)。その現状を打破しようと立ち上がったからこそ、スタッフや声優の一新という、非常にリスクの高いことに踏み切ったのではないのでしょうか。この英断自体は今でも素直に拍手を送りますが、リニューアル後に思ったような視聴率が取れなかったことについて、その責任を作品に押しつけるのは明らかに間違いです。ただ単に「新番組」として浸透していないだけです。

思い起こしてみれば、一度はNTV系で放送され、視聴率も振るわず大コケした「旧ドラ」があったにもかかわらず、新作として再アニメ化されるに至った原動力は、一体どこから起きたのか……。ほかならぬ子どもたちの間での浸透だったんです。アニメが終われば連載が終了しても不思議ではないのに、連載はその後も続けられました。その面白さに気がついた当時の小学生(学年別学習雑誌の愛読者)たちの間で起きたドラブームが一大ムーブメントとなり、てんとう虫コミックスがベストセラーとなり、コロコロの創刊に結びつき、再アニメ化、そして爆発的な藤子ブームに繋がったのでした。(ちなみにテレ朝に再アニメ化を決定させた陰の立役者は、現シンエイ動画社長の楠部三吉郎さんでした)

その浸透を、これまでの「26年」という大山ドラに求めるのは間違いです。大山ドラの終了で、一旦アニメ「ドラえもん」は終了したのです。あくまでわさドラは「新作」です。わさドラが子どもたちの間で浸透されなくては、結局は視聴率に結びつけることも不可能だと思います。

仮にいま「ドラえもん」の打ち切りを発表したとすると、「止めないで」という声は当然起きるでしょう。しかし悲しいことに、そういう声を上げる人のほとんどは、今のわさドラを大して観ていなかったり、かつて子どもの頃に「ドラえもん」を観ていた大人ばかりで、子どもたち自身からの声はほとんど起きないように思います。同じことを1980年代に発表すれば、コロコロやテレ朝には、子どもたちから「やめないでコール」が殺到したことでしょう。視聴率が20%から10%に下がったとはいっても、そういう子どもからの声は、単純に半分ということはなく、もっと少ない……もしかすると1/10にも満たないのではないでしょうか。これが浸透力の差なんです。

製作サイドが、本当に「ドラえもん」という作品の力を信じているなら、短絡的な視聴率稼ぎの手段であり、しかもそれが全く結果に繋がっていない「バラエティ化」なんて、この作品に関しては全く無意味なんだと、そのことを早く悟って、子どもたちの間に浸透するための番組作りにシフトさせて欲しいものです。

今夜のわさドラ雑感

2007年01月12日 20時06分22秒 | 藤子不二雄
もしもボックス

お正月ネタなんですが、冬休みも終わっちゃった今となっては、少~し時期はずれ感がなきにしもあらず(^^); 昔は「お正月だよ!ドラえもん」なんてのが毎年放送されてたんですよねぇ~…(遠い目)

この話は映画「新魔界大冒険」で重要なキーアイテムとなる「もしもボックス」を認知させるために、この時期に出してきたものと思われます。

最近見ないよね!電話ボックス

というのび太の台詞が、わさドラが21世紀の作品だと改めて認識させてくれるのですが、対照的に冒頭で凧揚げを楽しむ子どもたちも描かれています。こっちこそ今はあんまり見かけなくなった光景のような気がしますが(地域によっては、まだやってる子どももいるのかな? 少なくとも私は今年そんな姿を見ませんでした)、ドラえもんの世界には、しっかり昭和の空気が根付いているのでしょうね。なんだかノスタル爺な気分……

しずかちゃんをとりもどせ (前編)

何も2週にまたいで前後編にしなくても……。
あまりにも露骨な視聴率稼ぎですねぇ(笑)。

まぁ、感想は後編を観てからでも……書く気になれば書きます(^^);

その他

相武さんに質問していたSDドラたちが少し気になりました(笑)
のび太たちはともかく、ドラはもともと2頭身なんだし(^^);

今回の原画スタッフに高野登さんを発見。「牧場の少女カトリ」のキャラデザを手がけた方です。以前から参加しておられたのかもしれませんが、近頃はスタッフのチェックが甘くて、気付いてませんでした(^^);

ちなみに名劇に参加されていたスタッフからは、演出や絵コンテで「ペリーヌ物語」監督の腰繁男さん、「ブッシュベイビー」監督の鈴木孝義さん、原画で「わたしのアンネット」の竹松一生さん、「愛の若草物語」の山崎登志樹さんなど、かなり多くの人が参加しています。そもそも総監督が楠葉宏三さんだし、「わさドラ」の制作に協力しているベガエンタテイメントは、名劇シリーズを数々プロデュースしてきた松土隆二さんが中心となって設立された会社なので、その関係もあるんでしょうね。いまは日本アニメーションより、シンエイ動画(またはベガエンタテイメント)が名劇を制作した方が、「少女コゼット」より名劇らしくなる気がします(笑)。

ミスドラが届かない…

2007年01月11日 20時38分12秒 | 藤子不二雄
年末に「ミス・ドラキュラ (5)」を含む大量の本(笑)を、アマゾンに注文し、それが元旦に届いたのですが、なぜかミスドラだけが箱に入っていなくて、問い合わせしたところ、その本だけ入れ忘れていたようで、改めて発送してくれるということでした。

それで、少し遅れて6日にメール便の発送通知が届いたので、待っていたのですが、待てど暮らせど届きません。アマゾンで確認すると、なんと「8日に投函済み」になっていました

ンなアホなと思って、再度アマゾンに問い合わせ中です……。どっか、よそのポストに投函されたのか、投函された後に盗難にでもあったのか、それはわかりませんけど……。

待望の単行本未収録分が掲載されている巻なのに……
元の単行本を持っていなかった私には、関係ないっちゃーないですけど(^^);

アマゾンさん、早く読ませて~

いまさら「のび太の恐竜2006」

2006年12月26日 03時08分02秒 | 藤子不二雄
今日DVDが到着しまして、劇場公開から遅れること9ヶ月、ようやく「のび太の恐竜2006」を観たのでありました。・・・遅すぎですね(^^);

ということで、良かった点、気になった点などを、ざっと箇条書きしてみたいと思います。

絵本
いきなりおまけの話からかい!とツッコミが入りそうですが、パッケージを開けて、最初に手にして読んだのが、この絵本だったので(^^); 今さら何をと思われるかもしれませんが、渡辺歩さんいい絵を描くなぁというのが第一印象です。この辺りは好みによると思いますが「ふしぎ風使い」の頃の、いわゆる萌えキャラ風しずかちゃんとか、個人的にはあまり好みではありませんでした。でも、以前も書きましたが「わさドラ」のキャラデザインは、すごく良い仕事だなぁと思っていました。渡辺さんは、ちょっと「やりすぎて」しまうところがあるような気がするんですが、少し引き気味に・・・入れ込みすぎずに描いてくれれば、こんなにも良い絵を描ける人なんだよなぁと、この絵本を読んで感じました。F先生をリスペクトする気持ちがとてもよく伝わってくる、心地よい絵本です。ただ「あたたかい目」はやりすぎです(笑)。

作画
原画の線を生かしたラフな雰囲気のタッチというコンセプトそのものは、決して嫌いではないです。いかにもアニメ的な、カチッとしたクリーンな線を好む人には、ちょっと嫌かもしれません。まぁ、このあたりも好き好きかと思います。・・・が、ちょっと崩しすぎの感じが、なきにしもあらず(汗)。なんというか、ドラえもんやのび太たちが、シーンによってはパチモンキャラに見えてしまいました。時々「クレヨンしんちゃん」並に崩して描いているときもあるんですが、ちょっと「ドラえもん」の世界観で考えると、少し合わない気もしました。せめてキャラクターの顔くらいは、もうちょっと作監修正して欲しかったような・・・。今のところは予告で観た限りなんですが、「新魔界大冒険」の作画は、カチッとしすぎず、ラフにもなりすぎず、ちょうど良い具合なんじゃないかと思っています。(もちろん本編を観てみないことには何とも言えませんが)

映像・背景
まるで「ドラえもんじゃないみたい」なド迫力な映像で、とても素晴らしかったです(笑)。いや、別に皮肉でもなんでもないです。「ねじ巻き都市冒険記」のように、作品の2Dの雰囲気を壊してしまうようなCGを挿入するのは、ちょっと勘弁して欲しかったですが、違和感のないCG技術を融合させることには賛成なんです。F先生も、これだけ迫力のある画面をご覧になったら、きっと喜んでくれたんじゃないかと思います。白亜紀の恐竜世界を描き出すんだから、やはりダイナミックなのが良いですからね。1980年の時点では、これだけダイナミックな映像を作るのは、技術的にも時間的にも絶対に無理でしたからね。出来るものなら、F先生もやりたかったんじゃないかと思いますよ。

音響
やっぱり、5.1chサラウンドEX・・・めっちゃ良いです。まぁ、5.1chスピーカーをセットするスペースがないので、例のヘッドホンで疑似体験したわけですが、それでもスゴイ迫力でした。旧作「のび太の恐竜」のビデオは、ドルビーどころか音声がモノラルなので、音の迫力なんて求める方が間違っているのですが(笑)、そこは2006年に生まれ変わった映画だけあって、冒頭部分なんて、まるで「ジュラシック・パーク」でした。・・・そういえば音響に限らず、随所にあの映画を意識したシーンや要素が結構ありましたね。

音楽
わさドラが始まった頃、音楽を担当している沢田完さんのことは全然知りませんでした。でも回を追ううちに、さらにCD「ミニアルバム」が発売されて、それに収録された曲を聴くうちに、次第に彼の作る音楽が好きになっていきました。そして現在・・・沢田さんは、あーや(一応書いておきますと平原綾香さん)を語る上で欠かせない存在でもありまして、名曲「スタート・ライン」の作曲者とあっては、もう語るなという方が無理です(^^); 特に劇中、主題歌の「ボクノート」をアレンジした曲がありまして、のび太たちがタケコプターで白亜紀の日本を目指して進むことを決意し、飛び立っていくシーンで掛かるのですが、これがまた音楽集のCDを出して欲しいほどに気に入ってしまいました。前作のビデオは手元になくて確認できないのですが、確か「ポケットの中に」が掛かっていた気がします(すみません、おぼろげです)。そのまったりした雰囲気も好きなんですが、旅立ちを決意したシーンで掛かる壮大な「ボクノート」のメロディは、心にジーンと響くものがありました。沢田さんって良い曲を作るのみならず、アレンジがとても上手で、あーやもそのことについて、自分の思い通りのアレンジをしてくれる、というように語っていたのを読んだ記憶があります。(ちなみに、あーやの曲では「夢の種」「Hello Again, JoJo」「スタート・ライン」を作曲、「Voyagers」を編曲されています。)

声優
テレビでもおなじみの主要メンバーは全く問題がなかったと思います。私は脚本家の雪室俊一さん(「キテレツ大百科」などでおなじみ)を大変尊敬しているのですが、彼がその著書で「わさドラ」の声優陣についてメタクソに書いておられまして、「想像以上のひどさである」「この声優陣では映画はもたない」みたいなことまで言われていました(そのご著書が、いま引越直後で手元にないので、残念ながら細部までは引用できません)。これまでの雪室さんの仕事を私は好きなのですが、そのご意見だけは・・・少し賛同いたしかねますね(^^); そりゃ超がつくほどベテランの大山さんたちと比較すれば、劣る面だって多々あるとは思いますが、今回の映画を観る限り、彼ら新声優陣はしっかり自分の役柄を演じきってくれていたと思います(この雪室さんのご発言については、色々と書きたいことがあるのですが、また後の機会に・・・先にそのご著書を探さないと・・・)。ゲストでは、まず船越さんの黒マスクは全く問題なし。いや、本当に見事でした。ドルマンスタインは・・・おなじみミスターXで(笑)、声の良し悪し以前に何か新鮮みが(^^); 神木くんは、生まれた直後のピー助の声は、可愛くて意外と合ってました。予告での声はかなりヤバかったのですが、頑張ってくれたと思います。でもピー助が大きくなった後の声は・・・うーん、人間の声って感じがしてしまって(^^); えーと後は・・・劇団ひとり・・・出てたっけ?(^^);

演出
・・・やっぱり・・・少しくどい(笑)。この「くどさ」を良いと思う方がいるのは、まぁ分かるのですが、涙の量と回数を1/3程度に減らすだけで、もっとグッと来る作品になったんじゃないかなと・・・。まぁ、あまり主人公たちが号泣しすぎる映画が好きじゃないという、かなり主観的な好みの問題だとは思うんですけどね(^^); なんというか・・・F作品の「泣きポイント」(こういう言い方はあまり好きじゃないんですが)は、むしろ演出的に抑制された部分にあるというのが持論なもので、渡辺演出ではそれを逆行してしまってる感があります。だから感動シリーズといわれる映画「ドラえもん」併映作の短編も、それほどは好きじゃなくて・・・やはり同じ話でも原作の方が何倍も泣けたりします。でも・・・うーん、私の好みのタイプの演出にしてしまうと、今度は一般受けしないのかな(^^); やはり小学生&その親をターゲットにした作品であって、本来的にはマニア向け作品ではないだけに、その辺の兼ね合いが難しいのかもしれませんね。

総合
最初のうち「これは結構良いかも!?」と思っていたのですが、後半に進むにつれて、少しずつ評価が落ちてきたかな(^^); やっぱり渡辺監督の作品って、好きだって人はものすごく好きみたいですが、苦手な人には苦手なんだと思います。ただ、そういうシナリオや演出的な「くどさ」を割り引いて考えても、総合的に観れば十分に及第点でありました。大山ドラ末期の頃の渡辺演出は、どれだけひっくり返そうと好きにはなれませんし、今回もちょっとフザけすぎてる感じのするシーンもありましたが、少なくとも作品の本質を歪めるほどまで酷くは全然なかったし、良いシーンもたくさんあったことは確かです。私にとっては、渡辺監督作品の中では一番好きな作品だったと、それだけは言っておきたいと思います。

また、ラストが「うん、ちょっとね」で終わる点に関しては、賛否両論あったみたいですが、これは私は良かったと思っています。映画「ドラえもん」って、鉄人兵団が攻めてこようが、魔界が接近しようが、鬼角弾世界滅亡の危機に瀕しようが(のび太たちって、ものすごい経験の数々を・・・)、ひとたび冒険が終わった後は普通の日常に戻るという点が醍醐味です。どれだけ大変な目に遭おうと、無事に日常に帰ってきた後の感想は、やはり「うん、ちょっとね」なのであって、親や先生やクラスメートなどに、のび太たちが意気揚々と冒険譚を語るような種類のものではなく、この5人の胸に深く刻まれる思い出に他ならないのでしょう。だからこそ、この台詞が映画原作の第一弾の段階でしっかり描かれていたわけでしょうし、これをラストシーンに持ってきたのは、この映画が新生ドラえもん映画の第一作だという点を考えると良かったのではないかと思うのです。

映画ドラえもん
のび太恐竜 2006
スペシャル版 (初回限定生産)

ポニーキャニオン
詳細

大人向け?くうき砲

2006年12月16日 17時01分51秒 | 藤子不二雄
大人向けひみつ道具!? ドラえもん くうき砲、シルバーカラーで来春限定発売(Mycomジャーナル) - goo ニュース

大人向け(^-^);。
高級感あふれるシルバーっすか・・・ハハハ・・・欲しいかも(笑)

個人的には、ドラえもんのキャラクターそのもののフィギュアとか人形より、こういうものの方が、ちょっと心をくすぐられたりします。「ドラえもんのポケットから出てきたもの感」があるからかもしれません。

長い間、藤子ファンをやってはおりますが、本やDVD、CDなどは結構集めてるのに、キャラグッズなどの立体物はほとんど持ってないんですよね。ちなみに私が唯一持っているフィギュアは、「もっと!ドラえもん」付録だったコレ←だけです(^^);


ドラえもん ひみつ道具 くうき砲
※限定版の方ではありませんのでご注意ください。
エポック社
詳細

魔界モード

2006年12月16日 02時16分06秒 | 藤子不二雄


来春公開の映画ドラえもん「のび太の新魔界大冒険~7人の魔法使い~」の公式サイトから壁紙を落として貼り付けてみました。なんだか良い感じです。ドラミちゃんが可愛らしいです。新しい携帯カメラの画質も、以前のとは比べものにならないほど良い感じです(笑)。(新しいったって、1年ほど前に買った携帯ですが・・・母が使っていたのを貰ったのでありました)

いつもは壁紙なんて見えないほど、ファイルがゴチャゴチャに散らかってるんですが、この機会にスッキリ整理してみました。ちなみにスクリーンセーバーも、映画公開までのカウントダウンで、私のメインノートも魔界モードに入っております。ただ、公開される頃って、個人的に一番バタバタしてそうな時期なので、行けるかどうかは例によってわからないんですけどね(笑)。今春の映画公開時も、離婚騒ぎで精神的に映画どころじゃなかったし(^^);

公式サイトでは、寺本幸代監督のインタビュー映像なども観られます。監督のお姿は初めて拝見しましたが、なんだか可愛らしい雰囲気の方です。いわゆる「カントク」ってイメージに結びつかないというか(笑)。それにしても映画「ドラえもん」の監督が、自分と同世代なんて時代が来るとは・・・いかに「ドラえもん」が長く続いてるかってことですね。元の「魔界大冒険」公開当時は、私も寺本監督も小学校低学年だったんですからねぇ・・・ははは(苦笑)

今回の作画監督は誰だろう?と思ってたら、どうやら金子志津枝さんのようですね。昨年の「恐竜2006」では原画の線を生かしたタッチでしたが、今回はその雰囲気を踏襲しつつも、さらに柔らかな雰囲気に見えます。監督も作画監督も女性だからというのもあるかもしれませんね。

そのうち直木賞くらいは取るかもしれない人気作家で、藤子作品への造詣も深く、若い頃はアニメの演出も担当していた真保裕一さんが脚本を担当していたり、今回の映画は色々と楽しみな部分も多いです。なんと言っても原作&旧作映画ともに大好きで、すごく愛着もありますからね。まぁ、ストーリーや演出以上に、美夜子さんの「」が一番の懸念事項なんですが・・・もう決まっちゃった以上、相武さんには頑張って頂くしかないんですけどね。

とりあえず先に、年内に届くであろう「恐竜2006」のDVDを観なくちゃいけませんね(笑)

Twitter