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随時随所楽しまざるなし

論述の難易に従い判断

2018-12-23 03:51:02 | コーチング・マネジメント

 おはようございます。

 清水さんと一緒に食事をすると、色々面白い話を教えて貰えます。ひとつ話題を提供すると、経験から得た持論を淀みなく数分も語ってくれます。その話題は多岐に渡り、何でも面白く話してくれます。

 大学のレポートの課題と採点を話題に出しました。主題の論旨に従い、枝葉を切り落とし、分かり易く書くのがレポートの条件だからです。レポートの枚数が努力を示し、文字数が多い方が評価されると思っている学生や若い人が多いと言いました。

 清水さんの色々な話の中で特に私が面白く思ったのはこの話題でした。小学校の時の絵の宿題があり、彼は画用紙一杯に蒸気機関車の絵を描いたそうです。この話を書こうと思い、前回、蒸気機関車に見とれた話を書きました。

 蒸気機関車は複雑、特に足回りが。足回りの構造を大きく小学生がよく書けましたね、と私が言いました。すると彼は、動輪付近が特に複雑、機関車の下の部分に蒸気の雲を書き、見えなくして簡単に仕上げたと言いました。大きく書いても単純な構造ばかり。簡単に画面いっぱいに機関車を書けたとです。

 私はびっくりしました。そして現実の司法試験の論述課題ならどうしますかと聞きました。彼は、与えられた事件の例文について、有罪無罪を判断し、論述せよと言うテーマがあると司法試験を説明してくれました。司法試験の論文は有罪無罪が分からないなら難しいと私は思いました。

 彼は続けて、判断が難しい例題なら有罪か無罪かどちらに書いても構わない、何れでも試験の点数に影響しない、短時間に自分が論述し、時間内に論文を書き上げられる方を選び、有罪か無罪か論述しやすい方を選び、時間内に書き上げればよい、説明し易い方を選ぶと言いました。いい加減な解決策でした。

 でも、凡人は課題の難易が分からないから迷います。彼は直観力に優れた天才です。兄に扱かれて大学のレポートをたくさん書き、しかもたくさんの趣味を持ち、司法試験の合理的な勉強法や合格法を身に付けました。すでに小学生の時にその素養がありました。本当に凄い人だと思います。

 今日はここまでにします。

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