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法医学は面白い

2018-12-25 04:16:19 | コーチング・マネジメント

 おはようございます。

 清水さんの司法試験の小論の書き方は石山いく夫先生の鑑定書の書き方に似ているようです。先生が鑑定に使う法則は高校の教科書の範囲内。結論を様々仮定し、細かい事実を積み上げ考え、ひとつに絞り、教科書の法則を基に図解する、難しい説明は判事や検事や弁護士に無駄と言います。

 先生の説明法は私の考え方にも似ています。分かり難い話を4項目箇条書きで言い切り、その論旨を表現するモデルの図像を色々考える、良い図像を描こうとすると画期的なアイデアに繫がると思っています。先生は分かり易い鑑定書の作成法と言います。

 先生が年内に私の最寄り駅に来て、新しい図解説明が物理的に正しいか意見を聞きたいと電話してきました。もう85歳です。1時間電車で一人で来て、まだ死ねないと言っています。私は1回り以上年下です。先生の根性を見習わなければいけませんが、できません。

 先生は助教授時代も徹夜で解剖し、鑑定書や論文を世のため人のためと書いていました。法医学教室はそれで実績を上げられていました。科捜研の女のようにでしょう。先生も抜群の成果を出していたそうです。上の教授が定年退官し、先生を後任に推薦したそうです。

 何と教授は推薦文に、業績抜群なれど人格にやや問題あり、と書いたそうです。この推薦文では教授会が先生の教授就任を承認しませんでした。文言が先生にばれたのは教授の秘書が今の奥様。私も仲良し。先生は東大を止め、帝京大学の法医学教授になりました。その後、東大に呼ばれ、兼務になりました。

 得られた確かな事実を積み上げ、結論を得たら、図解表現にすると良い、頭が良いと思っている人は理屈に走り、分かり易い言葉で表現できない、図解などバカにすると先生は言います。だから先生は裁判で勝てるわけ。

 東大に捨てられ、東大を見返そうと、ますます解剖し、鑑定書を書き、ドイツ語の翻訳本や自身の本も多数出版、中身で勝負した結果、他人が理解する論旨やモデルの必要条件が分かりました。

 今でも警視庁や各県の警察署が難問の事件の鑑定を先生に相談しています。阿漕な弁護士の依頼には、先生は相手にしていません。リーガルVのような、弁護士と判事の癒着は本当の話のよう。昔から色々聞いていました。

 私と妻は病持ち。相談すると良い病院を教えてくれます。東大の先生は理論だけ、臨床に弱い、少しましなのは外科と言います。でも外科も陛下の手術では他大の先生に執刀をお願いしました。天下の東大が情けない。これもドクターXの話に似ているように思えます。

 先生が、理工学的に見て説明が妥当かどうか質問してきます。面白い話はたくさんありますが、怖くて書けません。すみません。

 今日はここまでにします。

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1 コメント

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事実を図解する (Sabu Q. D.Kaneda)
2022-05-27 09:08:19
以下については、完全にAgreeです。
[得られた確かな事実を積み上げ]、「結論」を得たら、「図解表現」にすると良い。

ご説と対極にあるのが、以下の「論文の書き方」です。以下に記します。
 余りにも形式過ぎています。
 現在の論文は、幾らかの省略が行われています。
 大事なのは、「今までの研究とことなる自分の新規性、と導かれた結論」を明確にする事です。
アリストテレスの「仮説→実証→観察=結果」のワン・プロセス(一段階)で、「新たな研究者の礎」となることです。
1.序論(1)背景(2)動機つけ(3)目的と仮説
2.関連研究
3.提案手法と評価方法(1)前提条件(2)提案手法(3)環境条件・評価条件(4)評価方法
4.評価:評価結果
5.考察(1)得られた知見(2)制約事項
6.結論(1)纏め(2)今後の取り組み
[6.1謝辞]
7.参考文献
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